ビュ!
ビュビュビューっ!!
「ちっ」
打つ手を止め、太ももにベッタリと付着した粘液を確認する。
こいつ・・・
焼けるような苛立ちが募る。
この感情をぶつけるように、再び拳に力をこめた。
「おら!!」
全身を使ったスマッシュに「ばぐん!」と相手の赤い顔面が跳ね飛ぶ。
分厚いグローブ越しに感じる小気味良い感触は、少しだけ私の気分をよくした。
「ダウン!
翔太選手、見事な右フックにたまらずその場に崩れ落ちました!
とても危険な倒れ方です!」
「ニュートラルコーナーへ!」
仰向けで倒れる無様な姿を後ろ目に、ゆったりとした足取りでコーナーへ歩み寄る。
カウントの開始が遅くなるが構わない。どうせ立てないから。
鼻を拭うと、アマチュアグローブの白いナックルが血で汚れた。
これは・・こいつの血じゃないな。
舌に絡むこの鉄の味も。
最後のフックか。極めて不快だ。
「雑魚のくせに・・・」
一回戦目にして、こんなやつに2ラウンドも使ってしまったことに腹が立った。
今日はこれからもう1試合。
そして2日目に2試合。
いつも通り勝ち進めばだが。いや、勝ち進むが。
次の相手のことを考えていると、試合が決まったようだ。
ゴングが鳴ったことを確認して早々にリングを降りる。
後ろでレフェリーの呼び止めが聞こえるがもう用はない。結果が出たんだから。
「楓っちお疲れ〜、案外苦戦したね」
「うっさい!
あんな雑魚ちんちん、、、面白半分で遊んでただけだから」
更衣室までの道中、後ろから追いかけてきたマネージャー、
もとい友人の高瀬が話しかけてきた。
のほほんとした声。
いい気なもんだ。こっちは体張って試合しているのに。
「うわっ!あいつの″せーし″ついてんじゃん!
どーりでなんか臭いと思ったー笑」
「・・・
危ない危ない。リング外で本日2人目の病人を出すところだったわ。
いいから早く外しなさいよ。このグローブ。
シャワー浴びたいの!」
一応差分
」
」
」
」
」
」
」
」
いつもご支援ありがとうございます。
続きありますが時事的に上げづらい!
最近ミックスに嵌ってきたので萎えますねー
あと近頃は慢性的な寝不足なのか集中力続かなかったりアイデアも
いいテキストも出ず辛いですねー
気に病む気力さえ湧かないですががんばります!
masterhavik
2024-10-02 23:42:17 +0000 UTCVal
2024-08-18 00:16:03 +0000 UTCtarupo789
2024-08-16 13:03:09 +0000 UTCtarupo789
2024-08-16 13:01:25 +0000 UTCGwate
2024-08-04 07:30:12 +0000 UTCStarnovaaa
2024-08-03 02:42:28 +0000 UTC