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tarupo789
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ナマイキカウンター


「ハァ、ハァ・・・」


右側の顔に感じる熱とひどい圧迫感。

塞がった目で視界がおぼつかない。

眩暈がする。・・少し殴られすぎたわ。


「ひどい腫れ方ですね。あまりサウスポーと闘ったことないんですか?

ちゃんとガードしてくれないと・・

片手だけで闘うハンデの意味がないじゃないですか。」


イツキくんが得意げにステップを踏みながら、挑発を飛ばす。

紅のアマチュアグローブが視界の中で忙しなく動き、

私の顔に噛みつこうと機を窺っているようだ。


「おばさん、元プロボクサーなんでしょ?思ったより大した事なくてがっかりです。・・このままノックアウトできちゃうかも?」


(生意気・・っ!)

挑発に乗るように大きく一歩、思い切り足を踏み込む。

相手のリーチのなか。互いのパンチが届くその緊張状態。


フック、ワンツー、アッパーカット!


私のグローブが、その小さな顔を追い回す。

・・が、捕まらない。

青グローブの合間を、端正な幼い顔立ちが煙のようにすり抜けていく。


「・・そうだ。みてくださいよこのグローブ。

殴りすぎちゃって、おばさんの顔の皮脂がたっぷり染み付いちゃいました。

こうなると、しっかりパンチを当てるのが結構難しくなっちゃうんですよ・・ね!」

パチン!



「くぅ・・っ!」


「って言っても、おばさんに当てるのは簡単でしたね。」


私のパンチを当然のようにあしらった、無慈悲で完璧なカウンター。

顔中の汗が飛沫をあげて、リングに飛び散る。

ぐらりと地面が揺れた。


『ダウン〜!!

持ち前の素晴らしいタフネスで持ち堪えてきましたが、

とうとう天才少年の前にその膝を屈しました!

若奥様、立てるか!?』


右の顔を覆う、痺れたようなジ〜ンとした余韻。

素肌のお尻に触れるマットの感触。懐かしい。

現役のプロボクサーの時もこうやって殴り倒されてばっかりだったな。


(悔しい・・・けど・・

 久しぶりの生パンチは・・やっぱり気持ちいいわ)


右足に体重を乗せる。

まだやれる。

まだ、この夜を終わらせたくない。


「・・まぁまぁいいパンチだけど、なんか物足りないのよね。

 重いパンチ、もっと打ってきてもいいわよ」

  

「・・面白いですね。

 その腫れた顔面、もう2倍に育ててあげますよ。」






いつもご支援ありがとうございます。

そろそろこの前寄稿した漫画投稿しようと思います!




ナマイキカウンター ナマイキカウンター ナマイキカウンター

Comments

good ilustration as always still waiting you make manga again for 500 yen subscription or more

Zikra rizki

The boy is currently more focused on boxing techniques, but he will eventually realize how lucky he is to spar with such an elegant and sexy former professional female boxer. However, the young man's energy is also something the lady desires, so this will certainly be a memorable boxing match for both of them. Your mixed boxing stories always impressed me

Nemo


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