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ぢせ
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【メイキング】バルコニー

1.ラフを描きます。紅魔館から星空を眺めるレミリアを描きたかったので、それぞれの要素を画面に収めてみます。星空にはクリスタからダウンロードした星空ブラシを試してみました。 2.ラフを描き進めます。光源は星空とキャラクター背後の照明の2か所です。キャラクターの向きを大きく変えました。 3.オーバーレイで色を乗せてから色調補正レイヤー(カラーバランス)を用いて色調補正します。星空の色合いは上手くいきましたが、構図全体にどこか問題があるように思えます。見せたいオブジェクト(星空とキャラクター)が主張し合っており、どちらに視線を集めれば良いのか分からなくなっています。紅魔館の描写にも構造的な無理があって完成形が思い浮かびません。 4.思い切って構図を大きく変えてみました。柱や柵といった構造物で星空を切り取るような構図となりました。星空の天の川を主題として大きく見せ、それを眺めるキャラクターを副題として小さめにしました。レミリアだけだと構図のバランスが悪いので咲夜も画面に入れることにしました。星空の色合いはほぼそのままにしてあります。まずはキャラクターと構造物をシルエットで捉えて画面全体のバランスを考えます。 5.キャラクターを描き進めていきます。アイレベルと画面の奥行、身長差を意識してキャラクターの配置を決めます。陰影は暗闇に溶け込むように青~紫系の色を用います。逆光を意識してキャラクターの縁を明るくさせていますが、現実的には星空の光程度ではここまでのコントラストは出ないと思います。今回はキャラクターのシルエットを目立たせるためのデフォルメと考えることにしています。 6.3DCGソフトを使って背景の建造物(柱と柵)を描き始めます。ソフトは無料版のSketchUp8を使います。建築物に特化した3DCGソフトで、シンプルながらも最低限の機能が備わっています。柱と柵をそれぞれ別に作成し、アウトラインのみ出力した状態で元の絵に貼り付けます。元の絵と3DCGソフトで作ったモデルのアイレベルを揃えつつ、程よいスケール感となる配置を探します。 7.構造物を着色します。着色の方法はこれまでと同様に、モノクロで明暗を付けてからオーバーレイで色を乗せています。 8.全体的に描き込みを行います。柱と柵に石壁の様なテクスチャを貼ります。星空も全体的にブラッシュアップします。山のシルエットを修正し、遠近感を出すために星空に近い色を薄らと乗せます。近景に木々の葉を加えます。キャラクターの大きさや配置、色合いを修正しました。 9.仕上げです。Photoshopの自動コントラストを掛けてから、境界線を加える加工、シャープ加工、ノイズ加工、クリスタプラグインのレトロフィルタを加えて完成! ・・・・・・ 今作は非常に難産でした。途中で構図が大きく変わったり、新たに3DCGソフトを導入したり…といった具合に、メイキングからも試行錯誤の形跡が見え隠れしています。 イラスト制作中に構図が大きく変わるということは珍しくなく、度々起こり得る事例です。こうした出来事もメイキングという視点で見れば「大きな変化」となり面白味が増すのではと考えまして、今回は敢えて没となったラフも記事に載せてみることにしました。 本記事に関するご意見、ご要望、特に工程に関するご質問がありましたら可能な限りお答えいたしますので、是非コメントをお寄せ頂けたらと思います。 2018.08.15 ぢせ

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