DoujinStars
桜梅桃華@女装・TSF小説
桜梅桃華@女装・TSF小説

fanbox


男の娘のための性別矯正下着:10

同じ境遇の二人

時計の針が19時を指す頃、俺はファミレスのドアを押した。


奥のボックス席に座る彩音の姿を見つけ、そちらに向かう。その隣にいる一人の女の子……。


(彼女……いや、彼が高橋、か……)


モールの人ごみの中で果ててしまった日の夜、彩音から相談のメッセージが届いた。

――――――――――――


『優斗くん……さっきのこと、見てた人がいたの』


全身の血液が脈を打つ。


『え……誰?』

彩音から届いたメッセージのスクショには、高橋の名前が表示されていた。


「高橋……!?」

以前、カフェで話を聞いた、彩音や姉ちゃんと同じ陸上部で、男子キャプテンだった男。俺と同じ境遇――ネットで購入した下着によって女体化してしまった高橋。まさか、俺たちの行動を見られていたなんて。

――――――――――――


けれど実際に目の前にいる姿は、俺の想像をはるかに超えていた。

ショートカットで艶のある髪、シンプルなワンピースに身を包み、男の面影などまるで残っていない。


「優斗くん、こっち」

彩音が俺を見つけて手をあげる。


俺はぎこちなく腰を下ろす。すると高橋が小さな声で口を開いた。


「……は、初めまして。わ、わたし、高橋です」

声も女の子らしく、でも少し卑屈に震えている。俺も挨拶を返す。


「……ああ。初めまして、相川です……」


あの日、ショッピングモールで見た一部始終を、高橋は語り始めた。


----------------------------------------

一人でショッピングモールで買い物をしていた高橋。

その時、視線の端に彩音の姿を見つけてしまう。


同じ陸上部の女子キャプテン。女体化して逃げるように陸上部を去った自分にとって、彼女は会いたくない相手だった。


逃げるようにその場を離れようとした瞬間、見てしまったのだ。

彩音が一緒にいる女の子――つまり“俺”のスカートの中に、手を入れている姿を……。


(な、なんで……? こんな大勢の人がいるところで……あんなこと……)


視線は自然と、二人の姿に引き寄せられてしまった。

彩音と俺の姿が視界に焼き付く。


彩音の指がスカートの中を這うたび、俺の表情が小さく揺れ、耳まで赤く染まっていく姿を……。


(……わたし……見ちゃった……でも……これは……っ……)


その夜、高橋はスマホを取り出し、彩音にメッセージを送る。


『さっき女の子と2人で歩いてたよね?しかも倉島さんがその子のスカートの中に手を入れてまさぐってたよね……。その子も含めて3人で会いたいな』


送信ボタンを押した後も、指先の震えが止まらない。


(……送った……どうしよう……でも……もし……)

----------------------------------------



黙って話を聞いていた彩音が口を開く。


「高橋くん、この子は私の中学の同級生なの。名前は相川“優斗”くん。名前からわかるとおり、元々男の子……だったの」


俺の耳まで真っ赤になる。


「……え、相川さんも……男の子……ひょっとして、わたしと同じ!?」

視線がぶつかる。彩音と一緒にいた女の子が自分と同じ元男だったという事実に、目を見開いたまま固まってしまった。


彩音は話を続ける。


「二人とも、今は女の子の身体なんだよね。……ネットで購入した下着で変わっちゃったんだよね……」


高橋は視線を落としたまま、少し震えている。


「……相川さん、聞きたいことがあるんだけど……」

小さな声で高橋が切り出す。


「え……?」


「性欲って……どう……?」

突然の質問に、心臓が跳ね上がる。


元男同士、女の子の体になって、あの事を聞かれるなんて……。


俺は言葉を選びながら答える。


「ネットでも噂されてるけど……男の時のようにそれなりに性欲はあるし……女の子の身体が気持ち良すぎて……今は彩音ちゃんのおかげでなんとか……」


高橋はじっと俺の言葉を聞き、頬を赤く染める。


「……わたしも、そうなの。ずっと抑えてるんだけど……常に身体が……その……疼いちゃって……」


小さな吐息が漏れる。互いに、元の性別では想像できなかった感覚に戸惑いながらも、どこか快楽を求めていることを自覚する。


彩音は二人の様子を楽しむように微笑みながら、少しずつ距離を縮める。


「二人とも、正直に話していいんだよ。こうして話すだけでも、身体はじわじわ熱くなるでしょ?」


俺は息を整えつつ、頷く。


「……うん、なんか……自分でもどうしていいかわからないくらい、熱い」


高橋も同じように小さく頷く。


「……わたしも……同じ……」


その声に、俺の身体もピクッと反応する。


彩音が手を伸ばし、俺の手を軽く握る。


「ほらね、優斗くん。高橋くんも同じだよ。だから、二人とも恥ずかしがらなくていいの」

俺は視線を逸らせず、胸の奥がじわじわ熱くなるのを感じる。

高橋も、少しずつ自分の殻を破るように、身体を開いてきている。


「……あの……」

高橋が声を震わせながら言う。


「その……わたしも……人に触られて感じてみたい……」


俺の身体も、彩音の手に触れられたときの熱を思い出し、自然に反応してしまう。


彩音は微笑みながら、二人の間に軽く手を置く。


「じゃあ……今から三人で、もっと楽しもうか」

その言葉に、俺たちは互いに見つめ合い、緊張と熱が入り混じったまま、ファミレスを後にする。



ホテルの明かりが近づくにつれて、三人の心も身体も、じわじわと高まっていった。


部屋に入った瞬間、彩音が俺にささやく。


「優斗くん、今夜は高橋くんとも……いっぱい楽しもうね」

俺と高橋は互いに頷き、目線を交わす。


ここから先は、もう理性だけでは止められない……。


【11章へつづく…】

——————

男の娘のための性別矯正下着:10 男の娘のための性別矯正下着:10 男の娘のための性別矯正下着:10

More Creators