先日の2周年記念配信で発表した通り、マーダーミステリー『機械島奇譚』を春頃にBOOTHにて発売する事となった。この記事では、ネタバレにならない程度にではあるが、本作の作成秘話を書いていこうと思う。
さて、このマダミスについて、シナリオ・トリック全般は僕が担当したが、僕一人ではアートワーク周りの事が出来ない為、いつもサムネイル等でお世話になっている夢野ヨウ氏にデザイン関係の事を依頼している。価格は500円(検討中)の予定でプレイ時間は3~4時間、プレイ人数は6人+GMを予定している。
テストプレイは2/10に既に終了しており、後は多少の難易度調整を加えれば丁度いいくらいの難易度になるのだろうかと思う。ちなみに僕の『丁度いいくらいの難易度』とは、犯人検挙率65%程度を指す。犯人側が厳しすぎるシナリオは、議論がなあなあになってしまうし、逆に推理が難しすぎるシナリオは娯楽性が失われてしまうからだ。
ストーリーについて、『機械島奇譚』はそもそもTRPGのシナリオとして書こうと思っていたアイデアが基になっている。どうしてTRPGではなくマダミスにしたのかというと、僕自身TRPGの経験が少ないため、難易度や出現する神話生物をどのように調整して良いかわからなかったからだ。
TRPGという形にするのは諦めたが、シナリオを腐らせるのは勿体なかったというのもあり、比較的プレイ回数をこなしているマーダーミステリーのシナリオとしてリライトする事を決めた。(別物になった)
テーマは 大正×都市伝説×マーダーミステリー 、一夜にして何もなかった洋上に突如現れた人工島、2m大の岩に押しつぶされていた博士の死体、その付近でにわかに伝えられている不気味な噂話、多方面にちりばめられた謎が段々と一つの物語に収束していくような仕組みとなっている。
また、本作の特徴として、(条件次第ではあるが)全員個別のEDを用意している。マーダーミステリーのEDは『その事件から3日後、僕らに平穏が戻った』みたいな感じで、事件直後の俯瞰した情景を書き記している物が多い。
しかし、本作は大正時代の出来事であるというコンセプトの下、キャラクター毎に個別のEDを作成し、登場キャラクター達を『その場にいる舞台装置としての人物』ではなく、『作品の中で生き続ける一つの人格』と言う事にしたかったという想いがあるのだ。
本作を書こうと思ったのが大体2021年の年末ごろ、そこから犯人やトリック、それぞれに与える情報などを考えて、テストプレイの前日である2/9に雛形を書き上げたので、制作期間は大体2~3ヶ月ないくらいなのかな。
当時の自分の行動を見返したら、1月の後半から2月の前半くらいまで配信日時の間違い・遅延が多発していて余程疲れていたのだろうな……となってしまった。その節は本当に申し訳ない。なお、テキスト量はキャラクターシートだけで2万8千字、物語の舞台説明や個別EDも含めたら5~6万字程度となっている。
大体の小説が10万字~12万字程度である事を考えると、台詞などを付け足していけば、書籍にする事は十分に可能かもしれない。まあ、書籍化するのだったらトリックの内容は小説映えするように一度練り直したかったりするのだが。
伝承等の民俗学的要素、大正浪漫、不気味な孤島、謎の死体等々、僕の好きな要素を詰め込んだ作品だ、是非ともプレイして欲しいし、宣伝してくれると嬉しい。
皆からの評判が良ければ、二作目として考えている。オカルト×マーダーミステリーの作品も予定を前倒して執筆していきたいと思う。
これを見てくれている人にもプレイして欲しいからネタバレを避けるように書いているのだけれど、かなり難しいね。発売後しばらく経ったらまたネタバレ込みの文章を書こうと思うので、その時までにプレイしておいてくれな👿