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理不尽なJO
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【早読】付き合ってよ、(中野)五月ちゃん【ver】

ピクシブ投稿シリーズ作品 セクハラマジシャンのパンチラ行脚 https://www.pixiv.net/novel/series/8171669 の新話の手直し前の早読verになります。 アンケートで最も票を集めたこちらがまずは今月の投稿となりました。 裾を踏みつけての投げをかけて下半身の道着をひん剥くのは、 https://x.com/JO_kz05269/status/1840079076348047424 「生徒会副会長矢上さゆりは頑張っている! 1」 からです。いやぁ、叡智ですねぇ。画像もチラっと↓↓ https://x.com/jo_itazurad4c/status/1840079520105419244 ───以下本文── 『パンチラはもちろん原点にして頂点。それは認めるけど、もうちょっとだけ過激なセクハラもいとおかし。ポロリ──とかもね』 そんな誰かの声を聞きながら、ギンは眠りから覚醒を果たした。 「はて、今何か聞こえたような……」 ギンは、その声の主が誰かを思案する。しかし、その答えに思い至る前に、彼の頭の中で抗えない程、強烈に湧き上がる情欲があった。それを抑えきれないギンは、誰へとではなく語りかける。 「つきあってよ、五月ちゃん!って……知ってる? うん。格闘少女五月ちゃんの、なんとも健康的で、健全な、エロ。お母さんにジャンプを頼んで、間違えて週刊ではなく月刊を買ってこられた少年達の性を次々と目覚めさせたであろう作品」 ギンはつらつらと語りながら、恍惚と顔を歪ませた。その口端の歪み方は、思春期の少年達が初めて森で十八禁本を手に取った夏の思い出のよう。そんしながらギンは同時に別の作品も頭の中の引き出しから、取り出した。それは、令和の今において未だ衰えしれずの五つ子ラブコメディだ。 「名前と、そのムチムチ具合という共通項。あぁ……これは、なんてパンドラの箱。ケミストリーが猛る様が、ありありと浮かぶぞ。さぁ、みんなで一緒に呼びかけよう。ほらっ、いち、に、さん……はいっ!」 ギンは目を瞑り、周りからの昌和をあ期待する。もちろん彼しか居ないこの空間で、それに呼応する声などあろうはずもなかった。しかし、それ自体はギンにとって問題にすらなり得ない。これから訪れるであろう至福の瞬間に比べれば、そんな些事など取るに足らないのだ。 「つきあってよ、五月ちゃん!」 というギンのひとりでの呼びかけが、虚空へと溶けていった。 「え? 格闘大会……?」 五月は目を丸くしてその提案を聞き返した。頭にハテナを浮かべ、とりあえず思考よりも頬張っていた肉まんの咀嚼を優先をさせる。 「そうっ、格闘大会! 今回の文化祭における、目玉企画のひとつ!! 武道系部活が一同に会して、熱い闘いを繰り広げる青春の祭典よ!!」 拳を握りながら熱っぽく語るのは、五月の友人のマリ。確かに彼女はボクシング部のマネージャーでこの催しに熱が入りそうなことは、五月も理解出来る。しかし、それが自分と何の関係があるのか五月にはさっぱりだ。二人の温度差は変わらないまま、マリは熱っぽい演説を続ける。 「もちのん腕に覚えばがあれば文化部だろうが帰宅部だろうが、老若男女誰でも出れる事になっているわ! チャンスは無限大!! 」 そんなマリの言葉に五月は、 「はぁ」 と生返事を返すぐらいしか、出来ない。 「で、その大会が私に何の関係があるんでしょうか?」 実直な質問。五月にとって共通項が全く見出せなない話題であり、正直興味もわいてこない。友人には申し訳ないが、そんな感想がストレートに声色に表れてしまった。 「出て欲しいの! 格闘大会に!! 」と、いきなりマリが詰め寄ってきた。そのあまりの剣幕に一歩後ずさる五月。 「どどどど、どうしてそんな話になるんですか!?」 五月は、思わず声を上ずらせてしまう。 「綺麗ドコロが足りないの、正直。むさい男だけの試合ばっかりなんて、ひと集まらないじゃん。せっかくの舞台が台無しになっちゃうのは、絶対ダメ。そこで、五月ちゃんに白羽の矢が立ったわけなのよ!」 瞳を煌めかせながら、マリは五月の両手を取り、そう熱弁を振るう。 「でっ、出ませんよ! それなら、四葉の方がよっぽど適任じゃないですか、同じ顔なんですし……」 綺麗ドコロとストレートに称された事自体には、顔が赤くなるほどに照れてしまう五月。だからといって、大会に出場という理屈が通るはずもなし。それに、その条件なら四葉の方のよっぽどうってつけなのは紛れもない事実だ。しかし、 「い、や! ダメなの、四葉ちゃんじゃ! 五月ちゃんがいい! 五月ちゃんじゃなきゃダメなの! いいじゃない、付き合ってよ、五月ちゃん!!」 なぜかマリは矢継ぎ早に五月でなければならない、と叫び続ける。その様はまるで駄々っ子のよう。勢いしかない力説ながらも、それは反論を許さない圧があった。五月は、マリのそんな迫力に少しばかり圧倒されてしまい、曖昧に頷いてしまう。 「わ、わかりました、わかりました。話くらい……き、聞きましよう」 マリはそんな五月の返答に、ぱぁ、っと顔を輝かせた。 「さすが五月ちゃん! まず、一回勝てば学食の無料券がなんと一週間分!」 「いっ、一週間分……? 」 予想外の報酬に五月の目の中の光が揺れ動く。それが学食メニューがどれでも、一週間は食べ放題という事を指すのならば、その魅力は計り知れない。 「それだけじゃないわ! 更に更に……勝い進んでいけば……何と、何と! 優勝者には商店街で無期限で使える十万円分の商品券チケットがッ!!」 「じゅっ、十万……っ」 思わず喉を鳴らす五月。その金額は五月のみならず、学生にとって破格と呼べる数字だ。もはや暴力的ですらあるそれがあれば、これまで手が出せなかった盛り盛りなスペシャルパフェですら注文し放題である。五月は俄然、やる気がみなぎってきた。 「正直ミスコンよりも豪華な賞金よ。いかがでしょう? 五月ちゃん」 と、マリはここで改めて確認する。とはいえ、もう五月の返答など決まりきったようなものであった。 「わ、わかりました。私で良ければ……。でも、こうなると一回くらいは勝ちたくなっちゃいますよねぇ」 と、どうしても現金な想いが漏れてしまう。 「うわぁ、五月ちゃんがやる気になってくれて嬉しいわ! 私たちとしても綺麗ドコロがすぐ敗退っていうのも避けたくて、実は既に良い作戦は用意してるの」 マリのそんな言葉に五月は小首を傾げた。 「作戦……?」 それに対し、マリは得意気な表情を見せて自分の胸をドン、と叩く。任せて、と言わんばかりで鼻を膨らませている。 「五月ちゃんは格闘技の特別トレーニングなんて要らないからねっ。ジョギングとかで軽く体を慣らしてくれれば、それで大丈夫だから! 」 余りに自信満々なマリの物言い。普通に思考すれば、根拠が一つも提示されていないその言葉に、不安を感じない筈もないだろう。しかし、五月は何故かそのマリの言葉を鵜呑みにしてしまっていた。 持つべき疑問が霧散して、ジョギングやストレッチに邁進しようという熱意に満ちてきてしまっているのだ。そんな自分に起きている違和感に、五月当人が気付けるはずもなかった。 文化祭当日──モブ男には密かに楽しみにしてい催しがあった。それは、格闘大会と謳われるそれ。  パソコン部で根っからの文系、特に隠れ格闘家オタクというわけでも無い彼が、その大会を楽しみにしている理由は一つ。それは、モブ男が淡い想いを寄せる中野五月が出場するからに他ならない。この学園で人気を博する五つ子のひとり。丁寧語口調が特徴的ながら、芯のある性格が男女問わず好感を持たれる。またその美貌もさることながら、他の姉妹より若干肉感的なところも、モブ男をはじめ男子の注目を惹きつけるポイントであった。 そんな五月が格闘大会に出場する、というのだから、モブ男としては是が非でも見逃すわけにはならない。彼女が格闘技を嗜んでいる、なんて聞き及んだ事など無いので、所謂マスコット的な存在として参加である事は予想済み。とは言え、ステージ上で紛いなりにも格闘に興じるなら、その豊満な乳がお見事に踊ってしまう事を期待するのは男の性として当然ではないだろうか。モブ男の胸も期待に踊るというもの。相手が柔道部やレスリング部なら、ホールドされて妖艶に悶える姿も拝めるかもしれない。そんな煩悩ばかりが頭を支配したまま、モブ男はきたる格闘大会の時間を待っていた。 やがて、格闘大会の開催が迫る旨の放送が校内を駆け巡り始める。既に客席の一等地を確保しているモブ男は、心を穏やかに保つべく正座をしながら、精神統一に努めてはいた。しかし、どうしても心がざわめき立って仕方ない。一回戦目から、五月の出場は決定しているのだ。大会としても彼女の存在をウリにした運営がなされているのは、想像に難くない。そんな五月の晴れ姿を、この特等席で拝めるという尭孝に、鼓動は高鳴りっぱなし。 そして、いよいよ大会開始の時刻が迫る。モブ男は、そわそわと両脚を揺すりながら、設置せれた舞台上──リングに登場するであろう五月を想う。司会進行を務めるのは、放送部部長の男子生徒だ。その彼がマイク越しに、 「それではっ! 学園祭、大格闘技大会の開催を致します!!」 高らかにそう宣言すると、拍手喝采と口笛の嵐が現場を包み込む。期待に胸を膨らませているのは、モブ男だけではないようだ。学園祭のいちイベントとは思えない程の熱量に、モブ男は思わず圧倒されてしまう。しかし、気圧されてはなるまい。モブ男は大きく息を吸い込むと、メガネ越しの瞳を大きく見開いた。呼応するように、司会が続けて声を上げる。 「さっそく、第一回戦の対戦カードを始めます! 第一試合……麗しの格闘ヒロイン中野五月 VS 柔道部主将、上山!!」 そのアナウンスに、モブ男を含めた客席のボルテージは高まる。よもや相手が柔道部とあっては、押さえ込まれる五月という画に期待せざるを得まい。 すぐにリング上には、柔道部上山と五月が入場してきた。お互い道着姿だが、注目が五月にばかり集まるのは仕方が無いこと。モブ男ももちろん貴重なその道着姿を脳裏に焼き付けんとして、まばたきすら忘れている。髪を括った五月は新鮮で、襟から覗くうなじもどこか艶やか。健康的な格闘少女といった出で立ちでありながら、五月特有と言える色香が漂っている。 モブ男がそんなリング上の想いびとに見惚れている一方、当の五月本人は明らかに狼狽えているように見えた。それが緊張によるものなのか、何か予定外の出来事が原因なのか、周囲からは伺い知れるものではない。が、上半身を抱くような様子は、その実りある双丘を隠してしまっているので、ギャラリーからは不満の声が漏れてしまいそうだ。そんな困惑具合を振り撒きながらも、ショーマストゴーオン。司会がゴングを鳴らせば、試合は開始される。 「さぁ、始まりました第一試合! そして中野五月選手出場の試合には特別ルールが採用されます!!」 そんな実況に、特別ルールとは何ぞやと会場がざわつき出す。それはリング上の五月も同じようで、瞳に不安の色が強く現れて見えた。 「え? ええっ?」 と、五月は司会に説明を求めんばかりに視線を彼に投げ掛けている。モブ男も思わず、司会を見やり続く言葉を待った。 「五月選手に勝った男は、彼女と交際する権利が貰える、というルールです! では、双方、正々堂々と全力を出し、悔いの無いように戦ってください!!」 と、そんなルール説明に会場は、にわかに盛り上がりを見せた。 「なっ、なんでっ、そんな! き、聞いてませんっ」 と、五月が抗議の声を上げる。しかし、歓声と拍手によってすぐにそれは呑み込まれてしまう。その状況のまま、上山が猛然と間合いを詰めてくるのだから、五月は構えを取るしかないだろう。 「付き合ってよ、五月ちゃ~~~んッ!!」 と、臆面も無く上山は五月にそう叫ぶのだから、モブ男の口角がひくりと歪む。五月も嫌悪感か畏怖からか、その顔を歪ませていた。しかし、そんな風に腰が引けた事が功を奏したのか、上山の鋭い組み付きを紙一重のところで五月は躱してみせていた。と同時、モブ男は思わず息を呑む。そして、周りの観客と共に一呼吸置いてから歓声に色めき立った。視線は五月の上半身に釘付けだ。 わずかに掠った上山の手指のせいで、緩みを見せる五月の道着。そこから覗いた胸元が、圧倒的に肌色だったのだ。一般的に女子選手が着用するはすの肌着、アンダーシャツ、インナー……それらの類を五月は着用していなかったのだ。五月はすぐに登場時と同じように胸元を隠すように腕を回しながら、上山をキッ、と睨みつける。その後、黄色い歓声ばかりを響かせる観客席に対しても、五月は眉を吊り上げて牽制といった表情を向けた。 しかし、モブ男はそんな事で怯むはずも無い。五月のたわわな膨らみは、その全貌を曝け出した訳ではなく、それを包むラグジュアリーな下着と共に数瞬だけ垣間見えたに過ぎなかった。故に、それが更に暴かれる瞬間を期待して何が悪いというのか。そもそも、五月の強気を装うその表情の裏側に、羞恥に悶えたそれが垣間見えてやいないか。モブ男はそんな風に二重三重にこの舞台を味わわんと、五月の格闘に熱視線を注ぎ続ける。 さて、そんなモブ男の下卑た期待に答えるように上山はしつこく五月の襟元に手を伸ばさんとする。その手を嫌がる五月は、何度か上山の組み付きをいなしていた。その動作は、到底格闘技初心者には思えぬほど、熟練されたものだった。彼女が大会に向けてどれほどの研鑽を積み重ねてきたのな伺い知れる。が、格闘のいろはに興味がないモブ男にとっては、至極どうでも良い事。今となって彼が望むのは五月がリング上で辱められる姿である。とは言え、上山が五月と交際するなんて事態ももちろん良しとしないのは当然。すなわち、最終的には五月には勝利を掴んで欲しいという、なんとも矛盾した願いをモブ男は胸に秘めるのだ。そんな歪んだ情念を胸に、リング上の戦況を見守るモブ男。 上山は中々なタフさを持って、五月に掴み掛かろうとする。その怨念じみた気迫は、ギャラリーにも伝わっていた。確かに、魅惑の肢体が目の前にあって、それが色んな意味で手に掴めるチャンスなのだ。男なら執念深くそれを追い求めて当然だろう。動きに鈍さが現れようと、上山は愚直なまでに五月を捕まえようと足掻く。その様子に会場が沸く中、モブ男は目敏くも五月のフットワークが重くなってきている事に気が付いく。と言うより、道着のサイズが合っていないように見えた。ダボついていて、裾の余りが度々足にひっかかってしまいそうになっている。それが五月の足の動きに陰りにつながっているのは明らかだ。 「ああ~っ! 私が五月ちゃんのお尻のサイズに合わせてあつらえたばっかりにぃぃぃっ! 」 五月側のセカンドから聞こえる、そんな悔しげな女の子の声。モブ男は、自らの考察の正しさに鼻を膨らませる。同時に、五月の、ぷりんっ、と形良くも実りもじゅうぶん、しっかりと丸みを帯びたヒップラインが脳裏に浮かび、思わず生唾を飲んでしまった。その表情は、さぞや下劣なものに違いない。さて、お互いに体力ばかり奪われていく膠着状態が続いていたが、遂には上山が五月の襟を掴み取る事に成功した。グイッ、と強く引っ張られると、当然ように五月の胸元は暴かれてしまう。 「やった! 五月ちゃんのおっぱい!!」 モブ男は思わず声を上げる。周りも同じような反応のため、会場が揺れそうなほどの興奮が渦巻き始めた。 「……くっ。は、離してください……」 五月は羞恥からであろう頬を赤く染め、道着の襟を必死に押さえようと試みる。しかし、男女の腕力の差は歴然で、その抵抗はほとんど意味を持たない。薄紫のラグジュアリーな下着に包まれた豊かな乳房──おっぱいが、モブ男を含めたギャラリーの前に晒され続けてしまう。 「柔道家が一度掴まえたんだ。簡単に離す訳がないだろ?」 そう言う上山の顔は、どこか恍惚として見えた。 「さぁ、五月ちゃん! 俺と付き合ってよ!!」 と、上山が五月に詰め寄りながら、袖を掴んでいる両手に力を込め、所謂崩しの動作に移る。当然、柔道家が本気で仕掛けてくる技を五月が凌げるはずもない。 「きゃぁっ」 と、悲鳴のような声を上げると、五月の身体はふわりと宙を舞った。 ──ドンッ! と、衝撃音が響き渡る。五月はリングの床に叩きつけられてしまっていた。 「い……た……っ」 と、上半身を起こす五月の顔には苦悶の色が浮かんでいる。が、ダメージ的にはそれほどでも無いようだ。柔道家が手加減した、というよりは五月の受け身が上手かったのだろうか。それよりも、リング上では到底看過できない現象が起こっていた。 「おっ、おおーーーーーッ!!」」 ギャラリーが沸きに沸いている。その中心はもちろん五月ではあるが、当の本人は歓声の理由が分かっていないようで、上山の様子を窺っているだけ。一方、上山は惚けた表情で五月を見つめていて、追撃に移りそうな気配は感じられない。それも当然だ、とモブ男は納得している。何せ、視線を五月の下半身から逸らすなんて、そんな勿体無い行為を出来るはずが無いのだ。 やがて、五月は上山の視線を辿り、自らの下肢へと目を向ける。その途端、火が灯ったかのように顔を赤く染め上げた。 「~~~~~っ!?」 と声にならない悲鳴を上げ、身体を丸め込むが、それは何の意味を成さない。なんせ、今の五月は下半身にショーツ以外の何も身につけていないのだ。それは、意図的か、不可抗力か、上山が投げ技の瞬間、五月の道着の裾を踏みつけていたため、抜け落ちてしまったのだ。正しくは、五月の下肢が、すぽんっ、と道着から飛び出した形。どちらにせよ、五月は下着丸出しの下半身を衆目に晒す形となってしまい、その羞恥は計り知れないだろう。 「お……お……っ、おパンツ……っ。五月ちゃんの、おパンツぅぅぅッ!!」 モブ男も思わず、五月の下半身に対し目を見開き、そんな叫びを上げてしまう。まさか、五月の生パンを、ここまでモロに拝む事が出来るとは。夢にも思わない程の余福。五月のお尻を覆うそのショーツは、ブラジャーとセットなのであろう薄紫。その縁にはレースがふんだんにあしらわれており、ラグジュアリーさとキュートさが見事に調和したデザインだった。控えめなリボンの存在もまた、情欲をくすぐってくれる。五月のむっちりとしたヒップを彩りながら、肉感をその身をもって伝えてくる逸品と言えようか。 「く……っ! み、見ないでくださ……い!」 五月は悔しそうに眉をしかめると、縮こまりなごら、道着の裾を必死に引っ張る。しかし、そんな事で五月の豊満な桃尻を隠しきれるはずが無かった。そして、見るな、なんて要望がギャラリーに通るはずも無い。会場のボルテージはどんどんと上昇し、鼻の下を伸ばしながらスマホを構えて撮影を始める者ばかり。無論モブ男もその一人であり、続々と保存されていく五月のショーツ丸出し姿は至高のメモリーとなっていく。とは言え、戦況を生で見守る事も命題でもある。 五月はなおも這いつくばりながら羞恥に悶える様子。しかしその瞳はにはまだ闘争心は宿しているようだった。恥入りながらも、鋭い眼光の先には上山の足元に残る道着を捉えているのが見て取れる。それを取り返し、反撃の機会を窺っている事は明白であろう。しかし、 「おいっ! チャンスだそ、上山! ボーッとするなっ」 上山側のセコンドからそんな声が飛んでしまう。実際、上の空で五月の下半身ばかりを注視していた上山だったが、その呼びかけでハッと我に返ってしまう。組み伏せる絶好の機会であろう獲物を見やり、素早く飛び込んでいった。上山の突然の攻勢に、五月の対応が遅れる。 「はっ、早いっ」 と、モブ男がそう声を漏らしてしまう程、上山は機敏であった。膝立ち状態で五月に組み付き、その身体を手繰るように背後へと回っていく。そして、そのまま抱き締めるように両腕の中に五月を捕らえてしまう。 「くっ……。は、離してくださいっ」 五月がその拘束から逃れようと、必死に身を捩る。が、上山は脚を絡めながらさらにホールドを強める。男からの本気の羽交締めに、五月の抵抗はか弱過ぎた。こうなってしまえば、上山の優位性は誰の目にも明らか。襟絞めでも繰り出してしまえば、五月の意識を刈り取る事など造作もないだろう。しかし、上山はそのまま五月のうなじに顔を寄せ、 「五月ちゃん……。ああ……、いい匂いがするよ……」 なんて、うっとした顔で呟くのだから、五月は嫌悪感をむき出しの表情で首をブンブンと振る。しかし、そんな小さな抵抗などどこ吹く風。上山は、すんすんと鼻を鳴らすしながら、その香りを堪能する。 「や……、やめてっ。か、嗅がないでくださいっ」 という声も嗜虐心を煽るスパイスにしかならない。モブ男はモブ男で、上山を通して五月の汗に混じった甘い香り感じられるような錯覚に陥り、ついクラクラとしてしまう。 「ほら、五月ちゃん……。もう、君に勝ち目はないんだ……。このまま君は、俺の彼女になっちゃうんだよ……?」 恍惚とした表情で上山がそう五月の耳元に囁きかける。五月は苦悶の表情を浮かべた後、キッ、と形の良い眉を吊り上げた。 「い……いやですっ。私は……、あなたのようなセクハラ男、大嫌いです!」 その叫びに、上山が五月の首元に埋めていたその顔を上げた。妙に冷めたように見える表情と、ヒクついている頬の筋肉が、上山の心中を物語る。 「パンツ丸出しで気取ってんじゃねーよ! セクハラっていうのはなぁ、こういう事を言うんだよッ!!」 いきなり激昂した叫び声をあげる上山。その情緒の乱高下に、思わず肩を震わせてしまったモブ男だが、それ以上に目の前で展開される光景に、目を白黒させる事となる。 「まずはそのおっぱいだァ!」 上山の両手が、五月の胸元に伸びたのだ。後ろから鷲掴みにする動きは、柔道家と言うよりもAV男優の如く。技でもなんでもなく、ただただその豊かな二つの膨らみを堪能せんと、上山の指は蠢く。道着を剥ぎ取るような手つきのそれのおかげで、ブラに守られた柔肉が形を歪ませる様がよく見て取れた。 「や、やめてください! これ、反則なのでは!?」 五月も顔を青ざめさせ、抗議の声を上げる。引き剥がそうと必死にもがきながら、その無骨な手に爪を立てた。が、上山にその攻撃はまるで効いてないようで、おっぱいをひたすらに揉み捏ね回し続けてくる。 「おらっ、降参するか? そしたら俺の彼女として、たっぷりと可愛がってやるぜ」 と上山が言う。モブ男的に、五月の恥辱の様子が見れられるのに越した事は無かったが、この上山の発言には不快さを覚える。もちろん五月はそれ以上の反感を覚えるのは当然の道理で、 「だから……誰があなたのような人に……」 と、嫌悪感を露わにしながら身動いだ。その返答に、上山は自嘲気味な笑みを見せる。 「なら仕方ないな。このままおっぱい揉み続けるだけだぜ。そしたら、ブラまで取れちゃうかもなぁ。五月ちゃん、恥ずかしいだろうなぁ」 上山はなんとも愉快そうにそんな事を言う。そして実際、五月のおっぱいを弄る手つきの激しさを増していくのだから、発言は脅しだけで無さそうだ。モブ男としてはまたも期待と興奮が頭をもたげてくるが、五月にとっては災難以外の何者でもない。せめて険しい視線で上山を貫きでもしたいのだろうが、後ろを取られているので、それはギャラリーに向けられてしまっている。その、気丈な表情と、五月のおっぱいが上山の手によって蹂躙されているという光景は、かくも倒錯的だ。 「くっ……。このっ……」 五月は精いっぱいの抵抗で、なんとかポロリ阻止に躍起になる。上山の手首を掴み、その侵攻を防ごうと力を込める。火事場のなんとやらなのか、その力は思いの外強かったようで、一瞬引き剥がされる上山の手指。上山も驚いたような表情を浮かべている。だが、すぐさま口角を不気味に釣り上げ、 「へへっ、なかなかやるじゃん。でも、おっぱいばかり気にして、パンツ丸出しの下半身の事忘れてない? おらっ、これならどうだ!」 そう叫ぶ。 「……え? きっ、きゃあっ?!」 五月の悲鳴がリング上に響き渡る。モブ男も、思わず目を剥いた。上山が五月に絡めていた脚を駆使して…… ──ぱっか~んっ、と、五月の股座を大きく開脚させたのだ。上山の太い脚が、そのまま五月の内ももに深く食い込み、股間の強制開花を敢行する。  「こっ、こんな……。や、やめてくだ……さいっ」 五月は羞恥と怒りからだろう、顔を真っ赤にしていた。それは乙女からすれば、当たり前としか言いようが無い。大股開きを強いられ、まるで股間を強調させているかのようなその姿は、扇情的過ぎよる。グラビアの水着姿でも大胆なそれが、ショーツ──生パンで披露されているのだ。その破壊力たるや、筆舌に尽くし難い。 ちょうどモブ男のいる位置から、ショーツのクロッチ部分が少し色濃いという事まで微細に拝めてしまうアングル。ベストポジション、とはこの事だろう。恥丘の控えめな盛り上がりが、モブ男の眼球を焦がす。魅惑の布地が織りなす皺の具合も、実にいやらしく思えてしまう。熱視線を送り続ければ、そのショーツの向こうの秘密の花園が覗けてしまうような気さえしてくる。そんな不躾な注視に耐え切れるはずもなく、五月はさすがに開かれた股間に両手を伸ばす。恥ずかしさ満点のそこを必死に隠そうと、指をいっぱいに広げて健気なガードを展開するのだ。 「おいおい、それを隠すなんて、もったいないぜ 」 と上山は意地悪く言うと、五月の手のひらを強引に払いのけてしまう。 「それとも、おっぱいノーガードで、もっと揉んで欲しいって事かな?」 と言いながら、揉み込む動作を再開。ねちねちと、見せつけるような手つきで、五月の柔乳を弄び始める。ショーツ姿の下半身を大股開きにされ、上半身ではたわわなおっぱいを好き放題にされている、美少女同級生。しかもそれが大勢の衆人環視下であるリング上で行われているのだ。こんな破廉恥なセクハラショーに、興奮するなと言う方が無理難題である。 ギャラリーの熱狂も、いよいよ最高潮だ。皆、五月の羞恥刑を目に焼き付けようと、息を荒らげながら必死の形相だ。それに応えるように、上山は五月のおっぱいをさらに勢いよく揉みしだいていく。道着は既に完全にはだけており、薄紫のブラジャーに包まれた実りはその殆どが露わにされしまっている。その乳鞠の弾み具合といったら、瑞々しさと張りの両立を見事に体現している事が視覚を通して伝わってくる。 「や……やめなさいって……。しつこいんです……よっ。脚も、閉じさせろぉ……っ!」 五月が苦虫を噛み潰したような顔で、身体をくねらせ続ける。上山の腕力の前に恥辱を甘受する事しか出来ないこの現状は、まさに乙女の尊厳の危機でしかない。反して、調子付くばかりの上山の手慰みは、さらにエスカレートしていく。カップを取り払うとする荒々しさを見せ、ポロリへの期待を煽ってくる。おっぱいとは、その中心に色づくベビーピンクを覗かせて初めて生乳たるのだと、まるで語りかけるような手捌きだ。いよいよカップの浮き方も危うくなり、一瞬その蕾の輪郭が垣間見えたようにも思えた。と思えば上山はブラジャー越しに、つんっ、と指先を沈める指遣いを見せる。布地越しとはいえ、桃色突起の存在をアピールするかのような悪行だ。しかし、この刺激に対して、五月がわずかに肩を震わせるような反応をしたようにモブ男には見えた。それが妄想の果ての産物だとしても、モブ男の劣情は大いに刺激された事は事実。前の観戦客に覆い被さるように身を乗り出して、その現場を少しでも間近で観やろうと躍起になる。その熱狂ぶりは、さながらロックフェスティバルのよう。 「いっ、いい加減に……してくださ……いっ!」 五月がさすがに耐えかねるといった調子で、半ば涙目で叫んだ。その心からの拒絶は、純粋な力となって五月を奮起させたようで勢いよく上山の不埒な手にベクトルを上書きすることに成功した。が、その反動は思いの外強かったようで、 「……あっ」 と、その均衡を崩れてしまう。上山が掴んでいたブラジャーごとその手を上半身から引き剥がしてしまったのだ。 それは誰もが待ち侘びた瞬間。五月のおっぱいの全貌が、ついに衆目に晒されてしまった。果たしてそれは、刹那でしない僅かな時間だったかもしれない。すぐさま五月が上山に頭突きを見舞いながら胸元を押さえたのだから。しかし、 「うおぉぉおおおォォォッ!!」 という怒号のような大歓声がモブ男の鼓膜を揺さぶる程には、その一瞬を誰もが網膜に刻み込んでいたのだ。もちろんモブ男も、その絶景をしかと目に焼き付けている。五月のおっぱいは特盛と称すに相応しい、ボリューム満点の美巨乳だった。乳鞠の如き柔肉は、ぷるんっ、と音が聞こえそうな程艶めかしく揺れながら登場した。そうしながら、その丸みが重力に負けずツンと張りを保つ様は、まさに天賦のもの。 見逃すわけにはいけない、中央に鎮座する蕾は、予想通りの白桃色。おっぱいの豊かさに対し、小ぶりな果実のような愛らしさを備えた上品なサイズだ。乳輪も小さめなため、巨乳なのに清楚さを携えたまさに五つ星おっぱいと言えよう。肉眼でそれを拝めた事に神への感謝さえ捧げたい。 「よくも……ここまで、恥をかかせましたね……」 上山の拘束から抜け出した五月は、羞恥に震えつつ胸元をしっかりとて正していた。道着の下も身につけて、ようやく半裸状態からは脱却する。モブ男してはブーイングものだが、五月の全身から放つ怒りのオーラに気圧されたのも事実だ。 その瞳は胸を晒した恥辱故だろう揺れていたが、上山をしっかりと睨みつけている。戦意は十二分なようだ。 「なんだよっ! 俺はおっぱい見れてないんだっつーの! 今度は正面から脱がして、全部見てやる! 五月ちゃん、覚悟しろっ!」 上山はそう叫ぶと、再び五月に組み付こうとして飛びかかる。しかし、五月のスピードは先刻とは比べ物にならない程上がっていた。見事な足捌きで上山の脇をあっという間に擦り抜け、左手で掌底を一閃。 「あがッ?!」 顎にクリーンヒットを受けた上山の膝が笑う。そのまま五月は上山の奥襟を引きながら、足を軽く払った。上山はほとんど受け身が取れないまま、リングに背中から叩きつけられる。 「ようやっと催眠が効いてきたわね、五月ちゃん! さあ、やっちゃって!」 五月のセコンド側から響く声。催眠という単語の意味する所が気になるモブ男であったが、目の前で展開される五月の攻勢に、その疑問は頭の隅へと追いやられる。五月は素早く倒れ込んだ上山に組み付き、上体を起こさせながらその背後を取る。先程と完全に逆の立場となった。 「セクハラ男に容赦なんてしませんよ……。一瞬で落としてあげますから……」 五月はそう呟きながら、上山の首に両腕を回した。 チョークスリーパー──頸動脈を一気に絞めあげる事で、脳への血流を断つ技。シンプルイズベスト。柔道で言う裸絞めであるこの技を、上山もセクハラより優先しとけば勝利に繋がっただろうが、それはもう後の祭りというものだ。 五月の白い腕が、上山の太い首を容赦なく絞めていく。 「かっ……はぁッ……」 上山が、苦しげに呼吸を求めているので、技は完全なのだろう。もはや、上山は反撃の余地もなく、敢なく白旗をあげるのみだろう。上山がそっと手を挙げる。次の瞬間には、降参の二文字をタップで示す事を誰しもが予想する。 「お……お、おっぱい……当たってる……」 しかし、上山の喉から漏れたのは、そんな台詞だった。挙手しての発言のようなそれに、もちろん降参の意思は見られない。五月のこめかみに、血管が浮き出る。 「ほんっと、に……セクハラばっかりッ!」 五月がさらに腕に力を込めるのがわかった。上山の目から光が失われていく。やがて、上山の腕がダランと垂れ下がった。 「しっ、失神ーッ! これは、決着だぁッ!! 気付け班、あとお願いしまーっす!」 と、司会の声が響く。会場内を歓声が一気に満たしていった。モブ男は、汗に煌めく勝利者の想いびとを見つめながら、この長い闘いを反芻していた。思わず生唾が喉を鳴らしてしまうのは仕方の無い事だろうか。何せ、五月の生おっぱいから、パンモロ開脚まで、霰もない恥態がたっぷり堪能出来たのだから。死ぬ寸前の走馬灯でこの光景とまた出会える事を願い、モブ男は拍手喝采をリングに送り続けた。 「はいっ、勝ち抜き景品の、学食券!」 控え室でマリが、五月にそれを渡してくる。本来ならウキウキ気分で受け取る所であろうが、今の五月はどこか釈然しない。 「私……本当に勝ったんだ……」 ポツリと呟く。と言うものの、記憶が曖昧なのだ。格闘大会において柔道部上山と対峙した事はなんとなく覚えている。だが、その試合の細部になると、どうにも霞がかかっていてる。そもそも、催眠を受けたとは言え素人の自分が、男の格闘経験者相手に勝利してしまうなどと、中々に度し難いものがある。そして、最も心に引っ掛かりを覚えるのは、羞恥心。何かリング上で恥じ入る事があったような気がしてならないのだ。マリは、そんな五月のモヤモヤを吹き飛ばすような陽気な声を放つ。 「すごかったんだよ、五月ちゃん! うちのボクシング部のジャブより早いような掌底でっ! そこから足払い、で、目にも止まらない動きでチョーク入って、上山を瞬殺! 」 と、まくし立てられれば、五月も悪い気はしない。少し照れながら、曖昧に相槌を打つ。 「このままいけば優勝だって狙えちゃうよ! じゃ、二回戦の前にまた催眠かけてもらいましょー! 道着はサイズ合わなかったから、次は別のコスチュームでねっ」 と、マリは五月の背中をバンバン叩いてくる。その勢いに絆され、五月は若干眉をハの字に歪めながらも頷いた。そして、控え室の扉が開かれる。 登場するのは、燕尾服に身を包んだ長身痩躯の男だ。 「じゃあ、先生。また、超一流武術家になれる催眠、お願いしまーす」 マリはそう呼びかけた。先生と称された彼こそ、マリが用意したという作戦であり、その内容が──催眠なのである。道化のような雰囲気で、仮面すら身につけているこの先生が怪しさ満点だったせいで、それに不信感を持つのは当然だった。だが、実際試合を勝ち抜いてしまったのだから、文句は言えまい。優勝景品の商品券を目指し、この作戦に身を委ねるのが最善と、五月は自分に言い聞かせた。 「よろしくお願いします」 五月は会釈をすると、先生のぶら下げる五円玉を見つめる。ゆっくりと振れるそれに従っていると、両目の瞼が自然に降りていった。だから──マリが用意しているコスチュームが、露出多めなチャイナ系のものなんて、五月は知る由もない。さらには、リング上では既に対戦相手が待っていて、 「付き合ってよ、五月ちゃーん!!」 なんて雄叫びをあげている事、も。

【早読】付き合ってよ、(中野)五月ちゃん【ver】

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