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ソラトコSS カードゲームと邂逅

試しにソラとトコヤの出会いをSSにしてみました。 いじめや障害といったデリケートな話が少しでてきます。 ソラ「ヒマだ!!」アリス「ソラちゃん声…もっと小さくだよ」 大きな声をだしたのは半袖のフード服をきたピンクの髪の少女ソラ 小学4年生だ。 注意をしたのは金色の髪の少女アリス あしあ「まあ…病院って暇だよねえ…」 ギャルっぽい少女が2人の会話に混ざる。 彼女たちはスノーマという氷の能力者に囚われていた。数日間全身を氷漬けにされ続けた彼女たちはヒロインチームトレーネトリスタによって救出され、今は体のどこかに不調がでていないかチェックをするために入院生活をしていた。 ソラ「おねーさんたちカドデスって知ってる?」 あしあ「カドデス?なんだっけバトルカードデスってやつ?あー…なんかクラスの男子がやってたけどあーしはよく知らないなあ」 ソラ「ボクこれの光のヒーローデッキを使ってるんだ!」 アリス「ボクも…昔はやってたけどね…今はなあ…」 ソラ「むむう…」不満げな顔をするソラ そこに看護師さんが現れる ソラ「わ!ちくっとされるッ!!」 看護師さん「今回は大丈夫よ」 検査を受けるソラ、彼女はその最中に看護師さんに遊び相手がいないことをボヤいた 看護師さん「そうね…ソラちゃんの観てるアニメとかやってるゲーム…好きな子は知ってるけど…」 ソラ「え!?しょ…しょーかいしてください!!」 看護師さんは難しそうな顔をしている。 彼女の頭に浮かんでいるのはトコヤという少年。階段から足を踏み外して転げ落ちこの病院に運ばれてきたらしい。 彼は心臓の障害でこの病院の循環器に通っているが彼の担当医曰く学校ではいじめを受けているらしい。担当医や体を診た医者は怯える彼の様子から足を踏み外したのではなく誰かに突き落とされたのではないかと考えていた。 心を閉ざし警戒心も強くなっているその子と1歳しか年齢の違わないソラをあわせるべきか看護師さんは悩んだ。 のっぺらぼうのお医者さんが顔を出す「会ってみるかい?」 お医者さんの顔にアリスとあしあはぎょっとするがソラは驚いた様子もなく元気に「お願いします!」と返した。 お医者さんと看護師さんが病室を後にした。 アリス「びっくりした…能力者…かな…」あしあ「た…多分…ソラちゃんすごいね」 ソラ「ん??」 あしあ「ほら…さっきのお医者さん…ちょっと…こ…こわくなかった?」 ソラ「あ~…モンスター系だったね。のっぺらぼうかな」 あしあ「モンスターて…」 ソラ「怪獣とかおばけとかになれる能力者の人はモンスター系っていうんだよ!ボクの友達にもミミックって能力の子がいてね!タコみたいな姿になれるんだよ!」 あしあ「へ…へー」スマホで調べるアリス「本当だ…正式名称でモンスター系っていうんだ。ボクの周りにも能力者の人ってあまりいないから知らなかったよ」 ソラ得意げにどや顔をする。「ボクのパパはヒーローだからね!能力者の人の話もいっぱいきくんだ! よし!じゃあまだ見ぬライバルのためにデッキ作成でもしようかな」四角い空き缶をとりだし何枚ものカードからデッキ作成を始める あしあ「すごいまだ見ぬ対戦相手にやる気満々だ」 看護師さん「先生、いきなりその姿を見せては患者さんが驚いてしまいます」 お医者さん「うっかりした。能力者になってから人間の姿に戻るのが苦手になってて…でも」 看護師さん「?」 お医者さん「偏見の少ない子ならトコヤにあわせても大丈夫そうかな」 翌日 わくわくしながらプレイルームで待っていたソラだがトコヤという子は姿を現さない 気になったソラは病院内を散歩し始めた。 看護師さん「トコヤ君、ちょっとだけプレイルームに顔出してみない?」 少年に声をかけるも返事もせずベッドから出ようとしない ソラ「この子がトコヤ君?」 驚く看護師さん「ソラちゃん!勝手に別の病室に入らないよ」 ジト目の少年。腕にはギプスをつけ、頭にも包帯を巻いている。 ソラ「ボクソラ!一緒に遊ぼう!」 トコヤ「………」ソラを無視して布団をかぶるトコヤ 看護師さん「ごめんねソラちゃ… あれ!?」 いつのまにかトコヤの布団をのぞきこむソラ、にらみつけるトコヤ 再度お互いに顔を合わせたまま数秒が経過、互いに会話はない そこにトコヤのカードを見つけるソラ 「カードみていい!?」トコヤは依然無視を続ける その様子を心配そうに見つめる看護師さん ソラはやれやれといった顔をしたのち「嫌なら嫌って返事をするんだよ。30秒…その間に返事がなければボクは君のカードを… 勝手に見る!!」トコヤ「………(ギリッ…」 ソラはもちろん彼のカードを勝手に見る「だけ」のつもりだ。 しかしトコヤはソラが自分のカード奪ったりズタボロにするのではと考え始めた。 沈黙が続く ソラはいよいよトコヤのカードに手を付け「3…2…」と残りの時間をカウントし始める。 自分のカードを守ろうとトコヤが布団からでて取り返そうとしたときソラは自分のデッキをトコヤに渡した。 ソラ「はい。これ渡せばボクが君の物に変なことする心配ないよね」 トコヤ「………」 トコヤのカードを見始めるソラ「うわボクと真逆の闇デッキじゃん…」 トコヤもソラの人間性を勝手に疑い一方的に無視したりしたことを悪いことをしたと思い始める。 ソラがトコヤのカードを半分くらい見たとき 「ごめんなさい…」とトコヤは謝った。 ソラ「許さないよ」冷たく返し、すぐ声色を変え大声で言葉を続けるソラ「ボクとの勝負に付き合ってくれるまで許さないぞー!!」 この後2人はカードゲームをはじめるのだった。

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