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【3-2】「み…水崎、サイコー!!!!……アーメン」

1. 「ごきげんよう、白井さん!」 「ごきげんよ…く見えますかね~? 水崎さん。まずは何が言うべきことがあるんじゃないですかー?」 水崎の軽やかな挨拶に、オレこと白井弟は、少し含みのある言い方で返答した。 そんなオレの気分を汲み取れないらしく、頭に『?』マークを浮かべる水崎であったが、すぐに手でハンコを押すようなしぐさをすると、晴れやかな顔で言葉を続ける。 「ああ、そうでした。ウタちゃん、よくやってくれました。あとで、たっぷり痛~いご褒美上げますからね」 「そっちじゃねーだろ! 痛いご褒美ってなんだよ! ってか、なんで駒川さん笑顔なの!?」 「もう、うるさい人ですねー。他に何を言えば満足するんですか、あなたは?」 「く・び・わ! このチョーカーの事だよ! なんなんだこれは!?」 「それは『フラグチョーカー』、ルージュリフレクションを利用して作った制御装置です」 「フ、フラグチョーカー? 制御装置……?」 新たに登場したアイテム名に混乱し、しばしの沈黙が流れる、ものの……。 「そんな事より!」 「へ?この話おしまい!?」 「どうですか?この衣装!!白井さんの写真撮影に協力するために用意したんですよ! 白樺さんが一晩で作ってくれました!」 そう言って、全身をくまなく見せつけるようにクルクルと回る水崎。 白基調の魔法少女服に天使の羽根をつけたようなかわいいデザインで悪くはないのだが……。 水崎が回転をやめて上機嫌で言葉を続ける。 「まさに月ノ宮に降り立った天使と言うに相応しい存在だと思いませんか? 白井さん、遠慮なく一枚くらい撮ってもいいんですよ~」 自信満々な奴の様子に、オレはフッとほほ笑むと、聞き分けのない子を諭すような調子で、正直な気持ちを暴露した。 「水崎、懺悔室に行こうな…天使ってのはな、外見だけでなく内側からも聖なるオーラを放つから天使なんだぞ。いくら純白で美しい服に身をつつもうとも、心のドス黒オーラで、それををををを……」 言葉の途中、突然、首が圧迫され、のどが絞まる。オレは、突如現れた苦しみから開放されたい一心で、のど元に手をやった。 「チ…チョーカー……縮ん…苦し」 「なんですか~? 天使の耳にはちょっと届かない言葉が多かったので、もう一度お願いします」 「み…水崎、サイコー!!!!……アーメン」 そんな心にもない水崎賛美を口にした瞬間、チョーカーが元のサイズへと戻り、酸素がのどを通る。 「ガハッ…ハァハァ……死ぬかと思った」 なんとか態勢を立て直し、首筋をなでるオレに、元凶の人物が語る。 「これが『フラグチョーカー』の効力。あなたへの戒めと、私たち全員の保険です。」 「……戒めと保険…ここまでされるんだ。なんか理由があるんだろ、水崎。……フラグメント暴走の件か?」 その質問の答えとして、水崎はコクリと首を縦に振った。 「 話が早くて助かります。白井さん、昨日のあなたのフラグメント暴走は、とても危険なものでした。ニーナちゃんが何とかしてくれなかったら、私たちは全滅し、今まで撮った写真と少女達のフラグメントは食いつくされ、コモンの扉を開く計画は台無しになってたほどに。」 「そ、そうだったのか……ちなみに具体的に何やっちゃったの? オレのフラグメント」 「う~ん、そうですね……、お姉ちゃん達の名誉もあるので具体的には言えませんが……そこのウタちゃんが、衝撃のあまり記憶を失うような事です」 「え、えええええええええええええ????」 あまりにも大きな過ちを犯していたことに、恐怖と後悔を覚え、オレは『ぐるん』と駒川さんの方に体を向けると、全力で頭を下げた。 「……す、すいませんでした!駒川さん!!」 それに対して、駒川さんは落ち着いた様子で応える。 「いえ、いいんですよ。私の記憶が失われたのは確かで、『一般的』には悲しい事なのかもしれませんが、あなたのフラグメントが残した衝撃は、私の中で生き続け、今も私の想いを高揚させてます。」 あれ? 責められると覚悟してたけど、逆に感謝されてないか? 悪い事したと思ったんだが…… 駒川さん、なんかウットリしてるし。 ますます謎は深まるばかりだ……。 「とにかく、白井さん! 私達はコモンの扉を開く計画をなんとしても成功させなければなりません.。それと、お姉ちゃん達の身を守ることも。なので、あなたがフラグメントを再び暴走させて、全てを滅茶苦茶にする極限の状況になったら、先ほどの手段を使い、止めるつもりです!」 「要するに、息の根とめて暴走食い止める制御装置が、この『フラグチョーカー』って事か。相変わらず、男に人権なさすぎませんかね、水崎さんや」 「人は、心肺停止から1分以内なら90%以上の確率で蘇生可能です。その時は私が責任もって蘇生させてあげますから安心してください」 「え~~……」 水崎が助けるって…人工呼吸? それってまさか……いやだ、ファーストキスは姉ちゃんに捧げるんだ~!! 「うわっ、すっごい嫌そうな顔しますね。ご安心ください。フラグチョーカーにはちゃんと蘇生機能もついてます」 「ほう」 「そのフラグチョーカー。先ほどのように、私が両の手を合わせ『合掌ポーズ』を取ると『首が絞まります』が、その後、『手をすり合わせる』と『電流』が流れます。」 「おい!ちょっと待て!それ心臓マッサージのつもりなのか? その電流は大丈夫なんだよな? 100万ボルトとかじゃないんだよな?」 「更に言うなら、両手を握り、『お祈り』のポーズをすると『首ドッパン』して一瞬で楽になれますよ~」 「首ドッパンってなんだよ!? それ確実に蘇生とは真逆ですよね~? 天に召されてますよね~? 」 「大丈夫です!あくまで最終手段で……使おうなんて思ってません。 お姉ちゃん達も本気で戦ってくれますし……それにお祈りのポーズなんて日常生活で使う事そんなにありませんから、まず間違えが起こることはないでしょう。」 「嘘つけ! この学校の名前と敷地内、もう一度見直してこい!!」 まったく、なんてヤローだ!これは、本腰入れて、最短で写真100枚達成しないと身が持たんかもしれない。 本当、今すぐコモンの扉開く裏技とかないかな~、この世界。 「ところで白井さん?」 「なんだ、水崎? 朝っぱらからこれ以上、オレのメンタル落とす追加要素でもまだあるんですか~?」 「落とすかどうかはわかりませんが……その左目、どうかなさったんですか?」 「左目?」 水崎の問いを確かめるために目元を触るが、腫れたりはしていない。 駒川さんが「どうぞ」と、後ろから『手鏡』を用意してくれたので、お礼を述べた後、自分の顔を確認してみる、と。 「…は? 目が青くなってる」 そう、なぜか左目だけが、空のような青色に変色していた。 2. 「頭の中でシャッターの幻聴が聞こえたり、目が青くなったり…なんなんだ、今日は?」 オレの悲痛なつぶやきに水崎が反応し、ピクリと体を動かす。 「シャッターの幻聴? ……白井さん、カメラを貸していただけますか?」 「なんだよいきなり? 分解すんなよ? 壊すなよ?」 「私をなんだと思ってるんですか? そのカメラが壊れたら私の目標も達成できないんですよ? いいから貸してください!」 ただ、自分の所有物をいじられたくない想いからなのだが……話が進まないのでしぶしぶ、水崎にカメラを手渡す。 水崎は、カメラの液晶部分を確認し始め「なるほど、興味深いですね」とつぶやくと、オレにカメラを返し、一呼吸置いたのち、口を開いた。 「白井さん、あなたのその青い目、おそらくカメラのレンズとリンクしてます。」 「は? なに、馬鹿な事言ってんだよ?オレの目がカメラレンズになったって……そんな漫画みたいな事あるわけないだろ?」 「…カメラの液晶画面で、撮った写真を確認してみてください。」 そう真剣な表情で告げる水崎に気持ちを押される形で、恐る恐るカメラのボタンを押し始める、と…。 「な、なんだ、これ? オレ、こんなの撮ってない…」 カメラ内のデータバンクに、『メイド駒川さんの写真』と『コスプレ衣装をお披露目する水崎』の写真が綺麗に収められていた。 驚きで身を固まらせているオレにかまいもせず、水崎が続ける。 「きっと、白井さんが心動かされた光景が、自動で撮られるようになってるんでしょうね。ウタちゃんの写真を考えるに、『脳に焼き付けた記憶』が写真として出力される感じでしょうか」 「脳に焼き付けた記憶……」 「それにしても、私の写真も記録されてるなんて、やっぱり天使な私にドキドキしてたんじゃないですか~」 「ハッ! そりゃ、悪魔が天使の恰好して迫ってきたら、心臓バクバくごおおお……首、くび…くるし」 「なんですか~? 今の私は天使なので、もう一度、言い直させてあげましょう」 「み…水崎、ビューティホー!!!!アーメン!!」 水崎の柏手からオレの懺悔という一連の流れを通して、首の拘束が緩む。 駒川さんも謎のウットリ顔をしてないで助けてほしい。 オレは、再び酸素のありがたみに感謝したのち、水崎に向き直った。 「ゴホッ…! それにしても、よくカメラとリンクしてるなんて気づけたな? オレなんてまるで想像できなかったぞ 」 「ああ~、私の頭脳をもってすれば簡単な事…と言いたいところですが、先にこちらの事実をお伝えすべきですね」 「事実?」 「はい」と水崎は頷いた後、両手を差し出すように伸ばして衝撃的な言の葉を続けた。 「現在のフラグメント開放数は54個。 コモンの扉を開くまでに必要な写真は、残り46枚です!」 3. 「は!!?」 水崎が告げた予想外の言葉に、オレは思わず声をもらした。 「そういえば、私とウタちゃんの写真も使えそうですので、残り『44枚』ですね。更に前進です。」 「ちょっ、ちょっ、ちょっと待て!心が動いた100枚の写真を撮らなきゃいけないんだよな? オレ、昨日だけで、そんな写真撮ってないぞ!? なんでそうなる!!?」 いきなり時空がぶっ飛んでワープしたのか?と思わせる進行具合にオレは質問せずにはいられない。 それに対して水崎がスッと手を下した後、簡潔に告げる。 「それは、あなたのフラグメントが『成長』したからですよ、白井さん」 「せ……成長?」 「はい。そして……」と肯定の意を見せる水崎。少し間を溜めて、強い意志を秘めた目をオレに向けると。 「写真を撮ったのは、あなたの『フラグメント』なんです 」 更なる衝撃の事実を上乗せした。 「!!? どういうことだ? 暴走したフラグメントが写真を撮ったとか意味わからんぞ!」 動揺するオレの思い。 それに初めから対応する事を決めていたかのように、水崎は三本指を立てる。 「3つに分けてお話しますね。」 水崎が、一つ指を折りたたんで続ける。 「 まず1つ目、あなたのフラグメントが暴走した原因ですが、『エーテルの不足』があげられます 」 「エーテルって、リフレクターが活動する時に使う力の事だよな?…… それ、オレに関係あるのか?」 「もちろんです。エーテルは『感情のエネルギー』なので、体内に蓄積されたそれが減っていけば、心も不安定になっていきます。 白井さんもエーテル不足で暴走しやすい状態になっていた…という事です」 「? で、でもオレはリフレクターじゃないから、そんな簡単に減るもんじゃないだろ? 昨日は、知らない土地に来て、ドタバタも多かったからそうなったかもしれないが、日常生活だけでそんな事にはならないだろう。」 そう、それこそ、そんな事で大量消費してたら、そこら中、暴走してる奴らだらけになってしまう。 「おっしゃる通りです。しかし……あなたには『写真を撮る』という活動があるじゃないですか」 「え?」 「このカメラ、前にも言いましたが、『想いを汲み取り力を発揮する機能』、つまり『リフレクター』と似たような力が搭載されてます。 お姉ちゃん達が言うには、フラグメントを固定化する時、心に直結した問題を解決するのが、一番エーテルを消費するとの事なので……」 「つまり、オレがカメラのシャッターを切る際にも、大量のエーテルを消費してる可能性があるって事か…」 「一日の終わりに、お姉ちゃん達に心の様子を見てもらった方がいいかもしれませんね。 あまり暴走されても困りますし」 「そうだな…… よし、わかった。続きを頼む」 オレの言葉にコクリと頷き、水崎は二本目の指を折りたたむ。 「では2つ目、『フラグメントが写真を撮った事』に関してですが、これは『消費したエーテルを回復させるため』にやった事だと推測できます 」 「まあ、さっきの話を聞いたからなんとなく分かるな。 でもなんで写真なんだ? 逆にエーテル消耗しちゃうんじゃないのか?」 「それを計算に入れても、写真にする方がメリットあったんでしょうね。 先の暴走で、あなたのフラグメントは周りから大量のエーテルを吸い、変化しました。その結果、フラグメント内には内臓できない量のエーテルが蓄積されていたはずです。」 「なんか腹いっぱいだけど、更に詰め込んでた感じだったのか…よく爆発とかしなかったな、オレ」 「なるほど、食べ物で考えるとわかりやすいかもしれませんね。では、白井さん。 あなた、一度でも餓死寸前から命を取り留めたとして…おなかいっぱいの状態になったけど、目の前に大量の食べ物が余っていたらどうします?」 「そりゃ、なんとか保存する方法を考えるだろ。 また餓死する可能性あるの怖いし」 「そう、フラグメントも本能的にそう判断したんです。 それが『エーテルを写真という形に圧縮する』方法。 今、『自分が見てる光景』、それで足りなければ『過去に見た光景の記憶』を写真にし、『保存食』としてストックしようと考えた。 おそらく100のエーテルを圧縮保存する写真を作るのに、10のエーテルを使えばいいような効率の良さだったのでしょう。」 「なるほど、そりゃガンガン作る。でもその写真も教会のフラグメント開放に使っちまったんだろ? 保存したいはずなのに…なんでだ?」 オレがそう質問すると、水崎は最後の指を折り曲げ、グーのこぶしをオレに突き出して言った。 「それが3つ目、ニーナちゃんが固定化を成功させた事による安心です」 「安心?」 「そうです。ストックを作ったフラグメントですが、ニーナちゃんが白井さんの想いを理解し、満たしてくれた事でこう思ったでしょうね。『ああ、もう餓死の心配しなくていいんだ』と 」 両手を広げて、安心感の形をアピールする水崎。オレは、怪訝な顔を向けざるを得ない。 「え~~、山ニーナさんで、か?」 「自分を理解してくれて、エーテルを回復してくれた超存在ですよ? 100% 自分にご飯を与え続けてくれる存在に出会えたなら、ストックを気にする必要はないと考えてもおかしくはないでしょう」 「……まあ、性格はともかくとして、安心はできるだろうな」 「そう、そして安心安全が確保でき、余裕が生まれたあなたのフラグメントは」 広げた両手を前方へ動かし、手で水を汲むかのようなポーズを作った水崎は、言葉を続ける。 「少女達のフラグメントを開放するために自分のエーテル保存食を寄付したんです。」 「……合点はいくな。つまりは、『腹が減ったから食料食い漁って、念のため保存食まで用意した。けど、信頼できる食料製造パイプができたから、余った分を他に寄付した』って事か」 「まあ、あくまで予測ですが、そういうことでしょうね。そして、あなたのその目は、フラグメントの成長と共に、より良いシャッターチャンスを逃さないようにと進化したのでしょう」 「……この目、元に戻るのか?」 「おそらくは。あくまで、リープレンジという異空間が存在する、ここ月ノ宮のみで発現する限定能力だと思いますよ」 ほっ。それを聞いて安心した。こんなオッドアイが星ノ宮に帰っても続いたんじゃ、学校の連中から「厨二病じゃ~。白井が厨二病を患ったぞ~」と、からかわれかねない。実際、中学2年だけど…。 そんなオレの心配をよそに、説明役から解放された水崎が、祝うようにはしゃぎはじめる。 「とにかく、たった一日で半数以上のフラグメントを開放するなんて、すばらしい成果です!前進です! 今後も事が上手く行くように、月ノ宮の天使たる私が、必勝のお祈りを……」 「み、水崎ヤメロー!ダーメン!!」 手を組み合わせ、お祈りポーズを作ろうとする水崎に、必死でストップをかけるオレ。 こ、こいつ、オレの首に装着した呪いのアイテムの事すっかり忘れてやがるな。 姉ちゃん、月ノ宮は魔境……というか水崎はやっぱり悪魔です! コモンの扉が開くまで、あと44枚 ====================================================== 結構な説明回になってしまったので長くなりましたが、まとめると ・『フラグチョーカー』……フラグメント暴走をとめる保険手段で、白井弟の首に装着。 柏手=首が絞まる。 手のすり合わせ=電流が流れる。 祈り手=首ドッパンする。 ・『弟くんの目=カメラレンズ化』し、より素早く、どんな体勢からでも写真を撮りやすくなった。 ・『フラグメント戦の光景も写真化』され、少女達のフラグメント開放に使える。 が、プラスされた内容です。何やら人間離れしていく弟くんですが、リープレンジが起こる月ノ宮内限定の能力だし、全てを解決できるご都合チート能力ではないです。 あくまで、ムフフなシャッターチャンスを逃さないよう……なんでもないデシ。 弟くんの目の変色は、リフレクターに変身したヒナちゃんのオッドアイがモチーフになってます。 ヒナちゃんが右目で、弟君は左目です。 文章テンポの都合上、自動撮影のシャッター音を入れるタイミングが難しかったりするので、『描いたイラスト=撮られた写真』と判断していただきたいです。 コモンの扉開くまでの残り枚数92枚→44枚へと一気に減りましたが、これは過去に描いたフラグメント戦のイラスト(差分含む)の総数となってます。 本当、数えるの大変だった。ちなみに、弟くん妄想のヒナちゃんイラストは含まれません。 もうフラグメント暴走させてた方が、効率いいんじゃないかな? あと、水崎の衣装の元ネタは『私に天使が舞い降りた』のみゃー姉が着ていた『ホワイトリリー』コスプレ衣装です。中の人がお姉様と一緒なので、いつかお姉様にも着てほしいですね~。 というわけで、残り写真枚数半分を切った弟くんのストーリー、今後も楽しんでいただけたら幸いです。 第三章、まだまだ続きます。アーメン!

【3-2】「み…水崎、サイコー!!!!……アーメン」 【3-2】「み…水崎、サイコー!!!!……アーメン」

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