DoujinStars
森羅摂津(マヨコーン)
森羅摂津(マヨコーン)

fanbox


先川さんFPS視点シリーズまとめ。SS付き

(巨体・・・) 男は今まで戦ってきた中で最も巨大で、その膨大なまでの筋肉は、巨大な一つの岩をも思わせた。 私が女である以上、相手が男性というだけで筋肉量という意味では歴然とした差があるものだが。その差を更に倍掛けしたらちょうど良いのではないだろうか、この闘技場の鍛えられた男たちも、彼と並べば女性のように見えるだろう。 よしんば私など、女性としては恵まれている肉体だと自覚しているが、彼からは子供と変わらないように見えるだろう。 (生半可な攻撃ではただ跳ね返されるだけ、あの筋肉の鎧は相手にせずに関節、いや力づくで返されるとまずい、それよりは絞め技か喉や後頭部への打撃による昏倒を狙ったほうが・・・) ここが地下の非合法闘技場とはいえ闘士たちは事前に対戦相手を知らされ、相手の情報を得るチャンスがある。しかし私は地上にて彼ら運営側のマフィアに疎まれ、人質をとられ、処刑対象としてこのリングに上がっているために相手の情報を一切得ることが出来ないため、面と向かった時に初めて相手を分析しなければならない。 この瞬間、私は予断をもっていることに気づいた。いや、気づいた時には すでに遅きに失していた。 リングの逆側にも等しい距離にいてなお巨大な影が、更に巨大な、目の前を覆い尽くす大きさとなって私の眼前に現れた。 「は、やっ・・・!?」 体躯から素早いことはないだろう。仮に速かったとしても私のほうが早く動ける事を前提に考えていた。 「~~~~~っ!!」 振りかぶられた豪腕を間一髪で避ける。 あんなものを顔面に直撃されたら潰れてしまう。 巨大な丸太が頭上を飛び交うようなものだ。 とはいえ。遠距離からリーチ差を押し付けられるよりは。 嵐のような連打から一歩を踏み出し 肘を鳩尾目掛けて全力で突き出した。 「ふぅっ!!!」 いくらなんでも同じ人類。急所たる鳩尾を鍛えるには限界がある。それもカウンター。多少はダメージになるはず。ここから一気に・・・ 小揺るぎもしなかった。完璧なカウンター、私の会心の一撃はその筋肉の鎧を貫くことは叶わなかった。 (まずい!) 打撃が無効である以上相手の懐にいつまでもいるのは意味が薄い。次の一撃が来る前に距離をとって 私の背中に大きな何かが当たる。 掌 男にとって私の攻撃は意に介する必要がない。 つまり防御の必要がない。 男は私に攻撃を躱させ、懐に引き込み。突き出した腕で私の退路を塞いだのだ。 逆の腕で作られた拳は、私の身体への最短の距離を真っ直ぐに貫いた。 身体が 内臓が 抉れて消し飛ぶ感覚に陥った。 ダメージなんて軽い言い方を出来ない程に 私の腹は潰れたと錯覚するほどに 「ごっ・・・!!おっ・・・!?」 私はたたらを踏んで2歩、3歩と後ろへと下がる。望んでではない。 そうしなくては立っていられないからだ。 男は獰猛な熊のように私に襲いかかる。 「ぐっ・・・!!」 左右へステップを踏んで身を躱そうとしたが。先の一撃は私の機動力をたった一撃で完全に奪い去っていた。 慌ててガードを構える。しかしその巨大な質量に対してその防壁はあまりに脆かった。 「がぁっ!!」 私の体がまるごとコーナーへ吹き飛ぶ。コーナーに叩きつけられた私はより掛かるように立つことで身体を支え、男へと向き直る。 その瞬間、私の首は万力のように掴み上げられ。寄りかかるコーナーへさらに押し付けられた。 「ぐぶっ!」 息が一気に詰まる。 反射的に男の腕を掴み振りほどこうとするがビクリともしない。 「ぐげっ!」「がうっ!」 私の身体を衝撃が突き抜ける。男が空いている腕でボディを打っている。潰そうとしている。 それは地獄の苦しみのようだった。息をせき止められ。ボディブローにより残った酸素も吐き出させられる。四肢に力がこもらなくなる。 「エッ・・・はがぅっ!!・・・ヒュッ・・・ごぼっ!?がぶっ!!」 「がっ!?あっ!?・・・ヒッごおっ!!・・・ヒュー・・・あ”っ”!」 「ぎばっ・・・げばっ・・・!!げぇ”・・・おぼっ!?・・・」 意識が混濁してきたころ、突然に私は締め続けた手から開放された。 もはや立つことも出来ずコーナーに背を預け、座り込んでしまう。脚は、ダメージで、痙攣して、いる 「あぁっ!!」 頭を鷲掴みにされ、上へと引き上げられる。引き剥がそうにも、当然、なんの抵抗もないかのように持ち上げられる。 掴む膂力だけで私の頭など握りつぶすことも出来そうな力の実感に私の心に暗く冷たいものが沈んでいく。 私は、これに呑まれたら、私は・・・『終わる』。 私は痺れる重い腕を心で叱咤し、男の腕に抵抗をしながら。男の顔を睨み返す。負けるわけには、いかない。私が負けたら、私だけじゃない。私が巻き込んでしまったあの子も、祖父が尽くしてきたあの街も。私の守りたいもの全てが、壊されてしまう。 「・・・あっ・・・・・・」 私は、男の表情をみた。男は・・・ もはや闘士の貌をしてはいなかった。 無力な女を嬲る。その愉悦に染まりきった表情をしていた。 「・・・・・・っ!!」 私の満身創痍の身体以上に、重いものが心を蝕むのを感じた。 (違うっ!私は・・・) 不安の影を振りほどこうとした私を、男の膝が撃ち抜いた。 先の拳をも超える重さ。私の眼から涙が溢れる。息が奪われる。 空気を。酸素を求め私は反射的に天を見上げ大きく口を開けた 「あ”が”っ”!!!」 巨大な指が私の口腔へ差し込まれ。押し広げられる。 私の頭はその巨大な両手で男を見上げる形で固定され、身動きを封じられた。 「あ”ぁ”ぁ”ぁ”っ!!!」「あ”ぁっ!?」「う”あ”ぁ”っ!?」 男の膝が、身体を押しつぶす。 私の顔を、表情を確認しながら、確かめるような眼で私を見つめながら。私の身体を押しつぶす。 私は、もはや男にとって敵になりえない。勝負の舞台に、同じ戦いの舞台に、いない。 その事を、私に覚え込ませるように、私に自覚させるように。私の身体に、教え込むように。 どれくらい、嬲られただろう 彼は、私の意識が飛ばない程度に、死なない程度に痛めつけ続ける。 甚振られ続けた私は、もはや腕を上げることも、自らの脚で立つこともできない、拳を握る力すら残っていない。 「あ”ぁ”っ!?・・・うあぁ・・・ごぶっ!?ぁ・・・ぁぁ・・・」 私は、私は、彼に、勝てない。抗えない。逃れられない。 思い知った。思い知らされた・・・。思い知らされてしまった。 私の双眸から涙が溢れでる。痛みからではない。 私の身体ではなく、心が。精神がこぼした。屈服の涙。 私の表情を観察しながらなぶっていた彼が、攻撃を止める。 私から、全てを奪うために・・・。 「も・・・ぅ・・・ゅ・・・・・・て」 「もう、ゆる・・・してください、おねがい、します・・・」 力が抜ける。失われる。最後の、支えが消えることを実感した。 「お”ぼ”ぉ”っ”!!!!!!?!!?!」 敗北に染まり、全身からも全霊からも力を失ったした私の身体に。トドメの膝がめり込む。 私の身体が吐瀉物と敗北に染まる。 彼に胸ぐらを掴まれた所で、私の意識は闇に落ちた。

先川さんFPS視点シリーズまとめ。SS付き 先川さんFPS視点シリーズまとめ。SS付き 先川さんFPS視点シリーズまとめ。SS付き 先川さんFPS視点シリーズまとめ。SS付き 先川さんFPS視点シリーズまとめ。SS付き 先川さんFPS視点シリーズまとめ。SS付き 先川さんFPS視点シリーズまとめ。SS付き 先川さんFPS視点シリーズまとめ。SS付き

Comments

This is just AMAZING!! I remember seeing this in black and white before. But the added colors and the health-bar makes this so awesome and gorgeous. Love this to bits. One of my most favorites alright XXXD

Kogsie

I love it!!!!!!

wolf3


More Creators