宇宙戦艦ヤマト2199 2202に登場した技術科隊員、桐生美影でH絵を。
2202は2199でリメイクされた世界観というあれだけ極上の素材を与えられながら、なんでこんな駄作が作れるのかと思うくらいの酷いシロモノでしたが、とりあえずその中にあったご贔屓キャラ美影ちゃんの独房収監ネタからです。
ーーーーー暑い…な、なんなのよっ…どうしたっていうのよ⁉︎
空調の異常に彼女が気付いたのは夜半過ぎだった。
6畳弱程度のスペースの独房に流れ込んでくる空気が急激に上昇し、正確な数値はわからないものの確実に30℃を超えているのは間違い無いと思われた。
彼女…宇宙戦艦ヤマト旧クルー達による不法占拠・脱走・反乱容疑に加担したとしてこの軍刑務所に収監されている元ヤマト技術科所属乗組員、桐生美影は異常を訴えるべく扉の外か近辺にいるはずの係官に向けて強く扉を叩きながら声を上げた。
だが、通常ならばすぐに姿を見せるはずの保安部係官は姿を見せず、室内の監視カメラにむけ大きな動作でアピールしたもののこちらにも何の反応も無かった。
彼女に限らず情報を得る前に重要な参考人や容疑者が自殺したりしないよう、その健康状態把握は保安部や憲兵隊の重要な仕事のはずであり、こんなことは有り得ない。
だが実際に異変は起きている。
「うっ…⁉︎」
その間にも室温は上昇を続け体感で40℃近いと思われ、眩暈が生じて無機質なベッドに座り込んでしまう。
そのまま立ち上がることもできず、半ばサウナ状態の独房内で美影は呼吸を荒げる。
簡易宇宙服としての機能を持つほど気密の高い艦内服は空調が正常に働いていてもじっとしていると汗ばむほどだ。
ましてこの異常な高温ではサウナスーツに等しい。
前部の気密ジッパーを大きく開けてもほとんど効果が無かった。
ーーーーー もうっ… 汗でベトベト… 気持ち悪い…
最後にシャワーを浴びたのは三日前だ、独房収監者がシャワーを許されるのは三日に一度だけ。
下着類の交換もその時のみだから着続けの下着が大量に染み込んだ汗で肌に貼り付き不快なことこの上なかった。
依然として誰も訪れる気配はなく、美影は湿度の高い高温に耐えるしか無かった。
どれほどその時間が流れたのか… 徐々に暑さで意識が霞み始めていた美影の視界にうっそりとした人影が立っていた。
「あ…あんたっ⁉︎」
そこに立っていたのは美影の国連宇宙軍訓練学校時代の同期生の一人だった。
陰気で成績も素行も悪く、特に同期女生徒間では鼻つまみな嫌われ者で一時期は美影にもストーカー紛いな行為を働いてきた為、教官に被害を訴えたこともある。
その件が引き金になり様々な不祥事が明るみになって半ば放校処分に近い形で訓練校から脱落したが、どうやら宇宙軍保安部のそれなりの地位にあるらしい父親のコネでも使って下士官にでもなっていたらしく(本物かどうかは不明だが)だらしなく着崩した制服とパッチ類は憲兵隊のものだ。
「きゃっ⁉︎ なっ…何するのよっ‼︎」
薄気味悪い笑みを浮かべながら無言で近寄ってきた男はいきなり美影の両腕を掴むとその手首に手錠を嵌め、さらにはワイヤーで手錠の連結部分と壁とを繋いでしまう。
「決まってるだろぉ? 反抗的な重反逆容疑者への取り調べだ」
男はニタリとした邪な笑みを不細工な顔に浮かべ、血走り濁った眼光で新たな拘束を加えられた美影を凝視した。
#擬音・フキダシ類なし
さっど【SAD】
2020-09-21 23:12:16 +0000 UTCドーズ
2020-09-21 13:23:28 +0000 UTC