ひおあきら版宇宙戦艦ヤマトに出てくるハーロックが駆る正体不明の戦闘艦です。ヤマトでハーロックといえばアニメ版ではカットされてしまった〇〇〇兄さんの変装した姿の事ですが松本零士版コミックスでも僅かな登場だったのに対しひおあきら版では中盤以降ヤマトのピンチを沢山救った重要キャラでしたね。特にガミラス本星防衛戦でヤマトを追い詰めたロメル将軍(アニメ版のドメル将軍相当)との一騎打ちは艦同士の格闘戦を迫力あるシーンで描きだした作中屈指の名シーンでした。宇宙戦艦ヤマト2202の1話で古代進の駆るゆうなぎがより大型なガトランティスの大艦隊相手に大立ち回りするシーンがありますがあれの元ネタと言われても信じますよええ。
そんな大活躍を果たしたハーロックの船ですがなんと名前がありません。一体どこで建造されたのか出自も一切不明で、もしプラモ化なんかされてたら恐らく「キャプテンハーロック号」とでも名付けられたんじゃないですかね(おや…?)モノクロ誌面のみの登場でしたので色も不明で今回の絵は完全に想像によるものです。
外見は沖田艦をベースとしたもののようですが各所色々加わってて何ならガミラスの意匠も入っている感じです。当然ワープ可能であろう機関はヤマトに付かず離れずの神出鬼没ぶりの行動やガミラス艦を上回る機動性からあるいはヤマトの波動エンジン以上の性能か?武装は砲塔のようなものは見受けられないものの強力な艦首砲や多数の弾幕を張るミサイルなど艦の機動性も相まってまるで駆逐艦ゆきかぜの設計思想をそのまま持ってきた様にも見えます。艦の出自は不明ですがこのような艦を建造できるところがあるとしたら…大体想像は付きますね。
50年前のヤマトの本放送の時は親父の権力が強くTVは見せてもらえず、その後も再放送がなかなか連続して見る事が出来ませんでした。そんな中でのひおあきら版ヤマトはアニメとは違う部分も多いですが私にとってはヤマト分を補う貴重なバイブルでした。