「ふわあ〜、また任務か…もうちょっと寝たかったのにな。」
のんびりと昼寝をしていた赤髪の赤羽勇(あかねゆう)は大欠伸をしながらぼやく。
「勇くん、文句言わないの!こうしている間にも被害が増えているんだよ?」
青髪の青桐蓮(あおぎりれん)は勇を諌める。
この世界は常に外敵の脅威にさらされている。
国内でテロを模索する過激派組織。
国境を接する獣人達の脅威。
地球外からきた生命体の侵略。
そんな脅威に対処するのが勇達の任務だ。
勇と寝起きの目を擦りつつ、S.T.インスティテュートの司令室へと向かう。
S.T.インスティテュートは戦士の養成機関だ。
全国から募集された訓練生の中から優秀な者たちが引き抜かれ戦士となる。
司令室に入った勇と蓮は司令官の白髪の白鳥翼(しらとりつばさ)の指示を仰ぐ。
白鳥翼は勇たちのチームのリーダーにして、S.T.インスティテュートの長。最初に戦士になった1人だ。
金髪の黄田雷(きだらい)は翼をサポートする参謀役。
この2人の指示で戦士達は行動を振り分けられ、任務を遂行する。
翼「F地点において人間に擬態する地球外生命体の存在が特定できた。君たちの任務はこの地球外生命体の捕縛だ。」
翼が横のいる雷に目配せすると雷は司令室中央のモニターに画像を映し出した。
雷「今回のターゲットは”長井飾秋(ながいしょくしゅう)”。この人物はGH総合商社で取締役を全うする人物。今回の調査で彼は人間に擬態する地球外生命体と断定できました!勇さん、蓮さんにはこの人物を尾行していただき、縄張りの調査、被害者の救出、ターゲットの捕獲をしてもらいます!」
勇「最近、若い男子の被害者が続出してるっていうアレか…」
蓮「なんかいかにもエリートって感じの出立ちだけど…これが人間に擬態した怪物だなんて…」
2人は早速F地点へ赴き長井なる人物に張り付いた。
夕方、上等なスーツに身を包んだ男、長井飾秋が会社のビルから出てきて帰路につく。
電車に乗り郊外の駅で下車した後、男はどんどん人気のない道を歩んでいく。
勇と蓮は尾行しながら、だんだん薄暗い道を進むにつれて不安がよぎってきた。
蓮「ね、ねえ勇くん、どんどん山道になってるけど…データにあった彼の自宅とは程遠いよね…」
勇「なんだ?蓮、ビビってんのか!?」
2人が尾行しながら小声でそんなことを言っていたが、ある時に長井はぴたりと足を止めた。
「全く…私が君たち如き尾行に気づかないとでも思っていたのかね?」
男は急に喋り出した。
これには勇と蓮は驚愕した。S.T.インスティテュートで尾行の仕方などは体に染み付くぐらいに訓練させられた。そんな言わばプロの尾行に気づくなんて…
勇「蓮!戦闘態勢だ!変身するぞ!」
蓮「うん!!」
光に包まれ2人は変身した。
長井「それが君たちの真の姿かね。」
長井の口から気味の悪い紫色の触手がずるずると出てきた。
蓮「正体を現しましたね!大人しく捕らわれてください」
長井「ふふん!ガキどもめ、笑わせるわ!しかし露出の多い格好だ。股間の形がくっきりと浮かび上がってるじゃないかね!ふふふ…いじくり回して……」
長井がそう言った瞬間、勢いよく飛び出した勇が炎を纏った赤い剣で長井の左手をぶった斬った。
長井「ぎいやあああああああ!!」
勇「へっ!やっぱり大したことねえな!余裕余裕!」
蓮「勇くん!油断はダメだって!いつも言ってるでしょ!?」
勇「だいじょーぶだいじょーぶ!こんな敵俺の敵じゃねえ……はっ!」
言ったそばから長井の体から伸びた複数の触手に絡まってしまう勇。
長井の切れた左腕の断面からも不気味な触手が伸びて勇の体に絡みつき固定する。
勇「うわあああ!!れ、蓮!助け……ああ!」
蓮「ほら言わんこっちゃない…。」
長井「ガキが!許さんぞ!エネルギーを全て奪い取ってやる!」
勇「れ、蓮!ちょっと!何見て…早く助…むぐっ!!」勇の口にも触手が差し込まれる。
蓮「ぼ、僕の忠告を聞かなかったバツだからねっ!自分でなんとかしなさいっ!」
というが、蓮の本音は触手に絡まる勇がエロく、もう少し見ていたいというのがあった。
長井「はっはっは!仲睦まじいようで!ならば遠慮なくエネルギーを抽出してやろう!」そう言って長井は勇のくっきり浮かび上がった股間を赤いパンツの上から掴み、上下に激しく扱き始めた。
「よくも私のお気に入りのスーツを腕ごとぶった斬ってくれたな…
生意気なガキどもめ。私はお前たちが死んでも稼ぐことのできない大金を稼いでいるのだよ。会社を運営する立場にもある。多額の税金を納め、この世界にも順応している。何が不満なのかね?
お前たちの罪は私という存在に気づいてしまったことだ。知らなければ何も変わらぬ日常が続くのに。
だがこの姿を見られたからには生かしてはおけん。エネルギーを全て奪い取ってやろう。」
勇「んん!んんっんっ♡ん♡」顔を真っ赤にして快楽に悶える勇。
長井「果敢に挑んで来たのは褒めてやるが…所詮人間なぞこの程度……なかなか色っぽい声を出すじゃないかね。だがそろそろ限界じゃないのかね?」
蓮「勇くん!!待ってて!!今助けるから!!」流石にまずいと感じた蓮はすぐさま魔法の杖を振り翳し気を集中させる。
長井「真っ赤な顔して…我慢する必要はない、ぶちまけ給えよ。」
勇(ダ…ダメだ…もう…イ…ク…)
とうとう勇のパンツの膨らみの頂点から大量の精液(エネルギー)が放出された。
ビュル!ビュル!とどんどんエネルギーが勇の体から出ていく。と共に勇の体から力が抜けていく。放出されたエネルギーを長井は触手で吸い取っていく。
ジュルジュルグチュズビチュ!!
ジュパジュパズリュ!!
長井「クフフーン…素晴らしく濃厚なエネルギーだな!
それもこんな大量に…そこらの平凡な人間のとは訳が違うわ!
青色の子よ、少々待ってい給え。君のエネルギーも根こそぎ吸い尽くしてやるから。
それとも何かね、君もそのチンケな杖で私に挑んでみるかね?
見たところ君の役目は回復役(ヒーラー)。回復役の君が私に勝てるとは思えんがね。」
蓮「…舐めないでくれる?確かに僕は回復技が得意だけど、僕の魔法はそれだけじゃないよ!」
長井「何?」
蓮は空気中の水分を集め、それを円盤状に激しく回転させ、まるで水のカッターのようなものを自身の近くに4つ作り出した。
蓮「勇くんは炎を、僕は水の力を操ることができるんだ!」
蓮は4つのカッターを長井に放った。
蓮「ウォーターカッター!!」
カッターはうまく勇の体を避け、長井の体と触手をズバッと切り裂いた。
長井「ぐわあああ!!!」
長井が怯んだ隙に蓮は勇の体を長井からぴっぺがした。
蓮「勇くん!しっかり!!」
長井から距離を置きぐったりした勇に回復魔法を施そうとした、その時だった。
長井「ガキどもめ!!私のスーツをこんなボロボロに!!許さんぞーーー!!」
長井の触手があっという間に伸びてきて、今度は蓮の体をぐるぐる巻きにした。
蓮(しまった!)
蓮が思った以上に長井の反撃が早すぎた。
自慢のスーツをボロボロにされた怒りなのか、長井の顔は更に異形へと変わっていく。長井の触手は蓮の全身を舐めまわし、蓮を快楽へと誘う。
長井の触手の一本が蓮のパンツの隙間から侵入し、やがて蓮のお尻の穴へとずぶずぶと侵入していった。
長井「尻を弄られるのがそんなに気持ちいいのかね?赤の子と共に変態戦隊と名を改めてはどうかね?しかし君は肌がすべすべだね。どうだね私のペットとしてなら生かしてやってもいいんだがね。」
そうしているうちにやがて蓮からも濃厚な精液(エネルギー)が放出された。
ビュル!ビュルルン!と勢いよくエネルギーを放出する蓮。
そしてそれを長井はジュルジュルジュルと不気味な音を立てて吸収していく。
長井「ふははは!所詮は私の敵ではないわ!しかし…このスーツをだめにしてくれた罪は重い…さてどうやってこの怒りを……ん?」
長井は赤羽勇に目をやった。
さっきまでぐったりしていた勇がギラギラした目でこちらを睨みつけてくるではないか。
勇「てめえ…!蓮に手を出しておいて…ただで済むと思ってんのか!?」
ここで勇の特殊アビリティが発動した。
勇は共に戦う仲間が傷つくと(それも特に蓮が傷つくと)怒りでステータスが飛躍的に向上するのだ。
勇は剣を構えるとありったけのパワーを剣に込めた。剣は真っ赤になり、紅蓮の炎が纏う。
長井「な…なんだねその力は!馬鹿な!エネルギーはほとんど奪ってやったはず…そんな力が出せるわけが…」
慌てる長井だったが、すぐに冷静さを取り戻した。
長井「だがこの青い子は人質同然!どうだね?この子ごと私を斬れるというのかね?」
そうして触手に絡まる蓮を前へと差し出す。
快楽に苦しむ蓮だが、その時蓮は意味深な目線を勇に送り、長井に気づかれない程度、コクリと頷くような仕草をした。
勇もそれを見てコクリと頷き、更に剣に力を込めた。
勇「うおおおおおお!!」長井に飛びかかる勇。
長井「ふん!ハッタリだな!君にこの子が斬れるわけが……」
その瞬間、触手に捕われた蓮が残された力を振り絞って、またウォーターカッターを作り、それを長井の体と触手にぶつけた。
長井「うぎゃああーーー!」と再び怯む長井。
スキができた長井に勇は炎の剣で斬りつける。
勇「クリムゾンブレイド!!」
長井「ぎいやああああああ!!!」
断末魔と共に長井の体は炎に包まれる。
だが今回の任務は地球外生命体・長井を殺害することではない。
蓮は水の力で長井を消火。だが長井は気を失っているようだった。
勇「さあ、俺たちの仕事はここまでだ。帰還しようぜ、蓮。」
蓮「嬉しかったよ、勇くん。僕の考えを察してくれて。」
勇「当たり前だろ!お前の考えてることなんて全部分かるに決まってんだろ!」
ニカっと豪快な笑みを浮かべる勇。
勝利の余韻。見つめ合う2人は気分が昂っていって、やがて2人はそっと唇を重ねた。
「ちょっと!イチャイチャするのは本部への報告の後にしてくれます?」
無線で水をさしたのは本部にいる黄田雷だった。
勇「ら、雷!また小型ドローンを使って覗き見してたのかよ!?さっさとこの気持ち悪いエイリアンを回収してくれよ!」
雷「勇さんは猪突猛進のおバカさんですからね、見張ってないと何を仕出かすか。」
勇「なんだとーーー!!」
いつものごとくしばらく言い争いをした後、地球外生命体の長井飾秋は無事に捕縛。
勇「さあーて、シャワー浴びた後になんか映画でも見にいく?」
蓮「そうだね!最近公開になったレイジマンっていうヒーローもの、面白いらしいよ!それ、見に行かない?」
ミッションコンプリート。
2人は手を繋ぎながら仲良く帰路についた。
syo-ta
2022-10-10 12:34:07 +0000 UTC