以下ときめきメモリアルガールズサイド4風真くんルートの話
結論から言う。これは「プレイヤーと風真くんの恋物語」ではない
なぜかというと風真くんがまず好きなのは「10年前」の主人公と「今」の主人公。10年前の幼稚園の頃風真くんは主人公と出会い、主人公が好きになり、そしてイギリスに行ってからも主人公が好きで、高校生なってようやく再開し、そして再び会ったら「今」の主人公が好きになって、どうのこうの、どうのこうの…
私は最初風真くんがイギリスに行ったことからくる孤独感から過去の明るい思い出にすがるしかなくて主人公との過去がかなり美化されているんじゃと思った。が、ときメモ側からそのような風真くんが言語が通じず不安だとか寂しい毎日とかそういう部分はあまり提供されない。本当に一途に主人公を思い続けていたんだよということしか名言されない。本当に素晴らしいことだと思うと同時に、どうしても理由を見つけたくなるのを許してほしい。あまりにもそれは狂気じみているほど真っすぐだからである。
しかし、風真くんはそう「作られている」のでもうここに何かをいう気は失った。彼はあまりにもゲームのキャラクターだったのだ。彼は主人公が大好きに作られている。もちろん風真くんの真意というか、そこに嘘はないのだろう。それを疑わないように生まれたからだ。
プレイヤーはどうだろうか。プレイヤーは10年前の思い出を言われてもピンとこない。正直。そして彼が美化した思い出話を定期的に持ち出され、「俺たちずっとこんな感じだもんな」と”分かり合ってるよね”と言葉で確かめられても、え?そうなんだ…と狼狽えることしかできない。(風真くんはこの”分かり合ってるよね”に外した答えをするとあからさまにガッカリする。)そして風真くんも調子に乗ってすぐ主人公の発言をすべて自分と紐づけてしまう。
プレイヤーは誘導されているのだ。自分が風真くんの好きな自分になるように、少しづつ矯正されているとさえ私は思ってしまう。しかしこれが恋愛のうま味の一つであるとコナミ側から提示されたら私は立つ瀬もないというか、反論はしない。それはそれで素晴らしいことだから。
何を言いたいかというとプレイヤーにある「自我」はあまり尊重されない。すでに作られた主人公にどれだけ順応できるかが風真くんとの恋愛を楽しめるカギになっていると思う。だからこそ、俺は前回の記事(今は非公開、12/10以降公開します)で私は「お前は俺を全然見てねえよ」とブチギレていたのである。別にこれは風真くんに限った話ではないのだろうが、風真くんはとくに主人公とのシンクロニシティをかなり大事にするので度重なるとさすがにイライラしてしまうのだ…
しかし私は風真くんルートの打開策を見つけた。それは「カップリングオタク」になることだ。
風真くんが10年前に祈ったことは「主人公と結婚できますように」だ。そして主人公は「風真くんの願い事が叶いますように」だ。まさに一番最初に答えが出ているとは思わなく、一番最後に私は気付く羽目になった。
まさに主人公の祈りの通りで、プレイヤーというか私は「風真くんと主人公(私ではない)が結婚できますように」と願うようになった。まさにこれは「風真くんの願い事が叶いますように」なのだ。もう自分はそこにいない。ドアホで鈍感すぎる主人公に早く気付けと大声を出しながら風真くんの遠回りかつ近い距離で言ってくるときめき発言にそんなんじゃこのバカ気付かねえからもっと直接的なことしろよとヤジをとばすのが一番私はこの物語での居心地のいい立ち位置だなと思った。
あまりにも主人公が鈍感でオイ…と思っていたが、ある時主人公が風真くんといるとドキドキするというようになった。風真くんはえ゛ぇみたいな顔でイヤでもコイツが言ってんのフェイクかもしれん…と複雑かつ嬉しそうにカッコつけていた。(風真くんは本当に主人公に対してカッコつけのため、私はコレもイヤで文句いいそうになる、いや言ってる)しかし主人公が風真くんをじっとみつめ、「風真くんと自分がこうやって向かい合って一緒にいるのが夢みたいでじっとみちゃった」みたいなことを言った。曖昧ですいません。そしたらもう風真くんがめちゃめちゃ本当に嬉しそうに俺たちの10年間も9000キロ(日本とイギリスの距離)も何も関係ないんだ、最初から俺とお前は!!!みたいな感じでメチャクチャ舞い上がったのだ。普段のカッコつけの風真くんが取り乱すように喜ぶ姿はそれはもう新鮮で、私はそれを見て同じくらいうれしくなってしまい、なんならちょっと泣いてしまった。本当によかったね。そしてこんなバカでごめん。私が裏で言ってやるよ。
そうなんだよ、コレだ。私は風真くんをこのバカ(主人公)とくっつけるために存在している人間なんだ。だから私は彼を愛さなくてもいい。彼が愛す主人公を、きちんと振り向かせてあげよう。これが私が、プレイヤーとしてできる最大の彼への祝福なのだ。
風真くんルートの真告白(トゥルーエンドみたいなやつ)を見た。風真くんの主人公と結婚したいという願いが叶う瞬間だ。演出も相まって、私はボロボロ泣いてしまった。いまこんな仕事も忙しくて心身の状態もあまりよくないけどこんな長い時間ゲームに打ち込んでようやく成果が出たというか、ようやくここにたどり着けたという満足感と、ずっとずっと一途に狂気じみた言動を繰り返しながらも主人公にアプローチを重ねた風真くんの願いが叶った喜びで、私は泣いた。普通に。本当に素晴らしかったよ。おめでとう。良かった。本当に安心した。もうこれで彼の狂気と立ち向かわなくていいってことですよね。
これに尽きる。売れる声優の神髄を見た。梶裕貴のエレンイエーガーへの役作りとか聞いてすごいなとは前々から思っていたが今回さらに圧倒された。梶裕貴がいなければ風真くんは完成しなかったとさえ言っていい。主人公への一喜一憂やキッショイ独占欲や甘いセリフや苦悶や自責…梶裕貴じゃなければ風真くんは風真くんになりえなかった。梶裕貴ってすごい。彼の出した本でも読んでみようか。
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とまあ、一晩おいて風真くんルートへの感想はここで終わりです。メインパッケージキャラクターなのにこんな欲が前面に出てていいのかよとか思ったけど、秘める思いがデカすぎてこんな風になるのはしゃあないなと思うようになったりしました。みなさんがトキメモプレイするとき、多分絶対風真くんの言動すべてにぎょっとすると思いますが、長い時間をかけて彼を見ていけば、納得さえせずとも、慣れます。だから絶対大丈夫。楽しめます。こんなやつずっと相手にできねえと思っていた過去の自分に言ってあげたいよ。メチャメチャ大好き手のひら返しというよりか、本当に心から風真くんの幸せを願う人間になったよということを…
ここまで長文でやっていますが、本命は本多行くんなんですよね。次本多くんの真エンド目指すかと思っていたけど心の調子が良くないので七ツ森くんとかイノリチャンとかヤノスケさんとベタベタして「これが俗にいう乙女ゲームのキャラクターか、テンションあがるな~」になりたいと思います。ちょこちょこヒロシの話出すけどそんな分かってない。
やっぱり本多くんと向き合い、自傷を極めた文章上げたらすいません。全員ときめきメモリアルを買おう。面白いよ。
カラオケ行ったとき風真くんの前で宇多田ヒカルうたったら自分に向けて歌ってくれたのかと勝手に勘違いして勝手に照れてたの嫌だったな、とか勝手に”ない”思い出をたくさん作ってくれてありがとう、風真玲太
まさつか
2021-11-27 11:36:51 +0000 UTC蓬餅
2021-11-27 11:03:18 +0000 UTC