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牛帝
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『キャズム』とbiim兄貴

漫画の参考にならないかと思って、『キャズム』というビジネス書を買って読んでます。


先進的なガチ勢と一般人では、行動原理が根本から異なっており、両者の間に存在する断崖を『キャズム』と定義しています。


目新しいIT系のサービスが、ITガチ勢には高く評価されたけど、一般人には普及せず、消えてしまったような事例と、その対策を研究している本です。


読んでみて、個人的にはbiim兄貴を連想しました。


今でも淫夢界隈はトガっていますが、7年前はネットの極北といった趣があり、ネットの怪しい最先端を好むヘビーユーザーに人気でした。


当時のbiim兄貴が発明した『淫夢RTA』は、トガってる淫夢の中でも特に最先端で、新しいもの好きのネットのヘビーユーザーたちに強く支持されました。


最初の『貝獣物語RTA』を投稿した時に、もしも淫夢要素がない普通のRTAだったら、当時のbiim兄貴は知名度もそれほどなかったため、もしかしたらあまり反応を得られず、単発で終わっていた可能性もあります。


『淫夢』という強力なフックをつけたことで、まずは新しい物好きのネットのヘビーユーザーたちの強い支持を得られました。


こうして、投稿するたびにそこそこの密度の反応が返ってくる環境をGETできて、まずは制作モチベを維持しやすい状況が確立されます。


その後、しばらく大きな変化はありませんでしたが、淡々とRTA動画を投稿し続け、非常にクオリティの高い『淫夢RTA』動画の数がじわじわと増えていきました。


やがて、biim兄貴のアカウントは、完成度の高い、無料おもしろ動画コンテンツである、『淫夢RTA』がわんさかある『情報の清流』に成長します。


そうなってから、


「それほどネットに詳しくはないけど、面白い動画があったら見たい」


というライト層を引き付けはじめて、再生数が大幅に増えてブレイクしていったのではないか。


『淫夢RTA』がまだ生まれたての小鹿だった初期には、『淫夢』はネットのヘビーユーザーを強く引き付ける強力なフックで、活動の存続に大いに役立ったと自分は考えています。


しかし、ライト層は、面白い動画を見たいだけで、トガったものはあまり好きではないので、今度は「淫夢要素が邪魔」と、真逆のことを言われるようになったのではないか。


まだ『キャズム』は読みはじめたばかりで、斜め読みの浅い理解での独自解釈ですが、個人的にはそんなことを思いました。


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