数日後、僕は武藤を連れて『あの店』を訪れていた。 「いらっしゃい……おや、君か。どうだった、魔改造キットは」 店主の男が、にこにこと人の良さそうな笑みを浮かべて僕に問いかける。 「ええ、とても素晴らしかったですよ。端子を二つもらったおかげで、優秀な奴隷も作ることができました」 「おや、それはそれは。良かったです」 「それで、一つ質問がありまして」 「おや、なんです?」 「それはですね……いえ、やっぱりいいです」 「?」 突然会話を引っ込めた僕に、店主は不思議そうな顔をする。 「あとでいくらでもわかることですから、おい」 「ハッ」 僕が呼びかけると、武藤は店主へ襲い掛かった。その不意打ちに、店主は驚く。 「何を…!」 「いえいえ、何、もうちょっと僕の支配の範囲を広げたくて」 周囲の棚にぶつかり、商品を床に落とし二人は揉み合う。 「お前……誰のおかげで……!」 「ええ、あなたにはとても感謝していますよ。あなたのおかげで、僕は本当に生まれ変わった気分なんです」 武藤が店主を押さえ込む。 「あなたは自分を魔改造したと言っていた。ということはあなたの体にもあるはずです……あの、『端子』が」 「なっ、お前……まさか……!」 「ありましたご主人様、右足首の後ろ側です」 「やめ、やめろ!お前、本気か!?」 「ええ、僕は本気ですよ。あなたをもう一度、生まれ変わらせてあげます」 そう言って、僕は持ってきたパカパカを店主の足首に差し込んだ。 「ガァ……ッ!!」 店主は二回ほど痙攣し、そのままぐったりと武藤に体を預ける。 パカパカには、 『斎藤聡一 身長183cm 体重89kg 同性愛者』 と書かれている。 その下には、 『所持奴隷リスト』 と書かれていた。どうやらこいつも、完全に僕と同じ魂胆で活動していたらしい。 そのリストによればこいつの所持する奴隷は13体。 ほう、随分活発に活動していたようだ。僕には『端子』をおまけ一つしかよこさなかったくせに。 俺はその文章の中に、武藤にしたのと同じように、 『****のことを崇拝している』 『****の従順な奴隷』 『****に従うことに何よりも喜びを感じる。****のためになんでもする。****に性的に興奮する』 と付け足す。 そして、パチンとパカパカを閉じた。 「う、ん……私は……?」 もぞ、と斎藤が立ち上がる。 「おはよう」 僕が声をかけると、 「あ……ッ!ご主人様!おはようございます!」 そう答え、俊敏な動きで気をつけをした。それだけでチノパンにはテントが張り、こいつが奴隷に落ちたことを明確に示していた。 「ふん、俺におまけを一つしか寄越さないからこうなるんだ。本当はもっと端子、あるんだろ?」 「はい、……誠に申し訳ございませんでした!ご主人様のような素晴らしいお方に、端子を一つしか渡さず申し訳ございません!端子はまだまだございます!」 「へえ、さすが。優秀だ」 ゾクゾクッ、と斎藤が背筋を震わせる。僕に褒められて嬉しくて体が痺れたのだ。 「アァ…ッ♡ ありがとうございますふぅ…♡」 「聞きたいことがある」 「なんなりと」 「こいつの」そう言いながら僕は武藤を指差した。「体臭に催眠効果を持たせようとしたが、できなかった。そのプロテクトはお前がかけていたものか?」 「いえ、……違います。私も同様のことを試行したのですが、結果は同じでした」 「へえ」それは意外だ。あの端子はあくまでその個人までしか影響を与えられないということか。まあいい、面倒臭くはなってしまうが、端子を作ることのできる男がもうこちらの手の中にいるのだ。手間がかかろうが、それも一興だ。 「それじゃあ、お前は端子をたくさん使って奴隷を10人以上も手に入れたんだな?」 「はい!私は端子を使い健康的な男性を奴隷に堕とし愉しんでいました!」 「その奴隷、俺がもらっても良いよな?」 「もちろんです!私の全てはご主人様のものですから、私の奴隷もご主人様のものです!」 当然、というように斎藤は答える。 こいつはしっかりと『魔改造』できているようだ。 僕たちは店を早々に閉店させ、斎藤の住む自宅へと向かった。 * 斎藤の住む自宅はタワーマンションだった。話を聞くに、奴隷の中に『金ヅル』がおり、そいつに家を買わせたり生活費を出させているらしい。 きっと、僕も端子が複数あれば同じことをしただろう。 余計な手間が省けたと思い、ラッキーだったなと思う。 エレベーターの上がった先は、そのまま直接玄関。このフロア丸ごと斎藤の家だそうだ。 扉の鍵を開けて中に入る。 「ご主人様!おかえりなさいませ!!」 数人の奴隷が、恭しく僕たちを出迎えた。彼らは、暖房の効いた家の中でパンツ一枚で過ごさせられているようだ。おそらくそれが、こいつの趣味だったのだろう。ケツワレ、スパッツ、ボクサーパンツ……ふんどしまでいる。 「やあ、みんな……ただいま」 「そちらの、お方は?」 奴隷の中でもひときり背が高く、しなやかな筋肉を身に纏った、若く精悍な顔つきの男が訪ねた。 「こいつは野宮俊平、私の通うジムでトレーナーをしていました」 斎藤が奴隷をそう紹介する。 「こん、にちは…?」 斎藤の普通でない様子に、何か疑問を感じている野宮。だが、主人の本当の異変がなんなのかまではまだわかっていないようだ。 双子の警察官、惣田修悟に慶悟(逞しいガチムチ体型のそっくりな雄ふたりが、黒いビキニを穿いている)。 柔道場の師範で二人の子持ちだという林隆一(ふんどしがよく似合っていた)。 ――などなど。 その場にいた六人の奴隷の紹介が終わり、僕は彼らにこう宣告をした。 「なるほど――みなさんおめでとうございます、合格です」 合格。そこにいる男たちはみな素晴らしく魅力的な雄ばかりだったので、誰も脱落することがなかった。それが、彼らにとって幸せかどうかはよくわからないが。 「みなさん、この男に『魔改造』されて奴隷になっている、そうですね?」 「それ、は……」奴隷たちが互いに顔を見合わせる。 「お前たちは俺の奴隷だ、そうだろう?」 斎藤が言うと、 「「「はいっっ!俺たちは、ご主人様の忠実な奴隷です!!!」」」 と一斉に声を揃えた。 「うんうん、だから君たちはこれから俺の奴隷になるんだ。なぜなら」 僕はそう言い、斎藤の体を後ろから抱きしめて股間に手を回した。 「はぁ…ッ♡そうなんだ、みんな……♡俺は、このお方の奴隷に『魔改造』されてしまった……♡だからお前たちは、これから俺ではなくてこのお方の奴隷になるんだ……安心しろ、抵抗する心はすべてあの機械が消し去ってくれるから、ナぁっ♡」 そう言い、奴隷たちを俺に捧げることを想像し斎藤は果てた。 「ご主人、様……」 呆然と呟く斎藤の奴隷たち。 「そういうことだから、よろしくね」 僕はそういい、パカパカをポケットから取り出した。 * まずは、一際忠誠心の強そうな野宮からだ。 「じゃあ、野宮くん、君の端子はどこにあるのかな?」 僕が聞くと、野宮は困ったように俯いてしまった。 「ダメだぞ俊平、ちゃんとご主人様に協力しないと」 斎藤が言う。すると野宮は、 「俺の…端子は、……右足の裏に、あります」 観念しそう言った。斎藤が命令し、野宮を座らせ足をこちらに出させる。 大きく逞しい足だ。その足の土踏まずの部分に端子があった。 僕は躊躇なくそこにコードを接続する。 「ア……っ」 野宮が声を漏らし気を失った。 画面に野宮俊平の個人情報が表示される。すでに斎藤によって改造されたその個人情報を、僕はさらに上書きする。 『斎藤聡一の奴隷』と書かれた部分を、『****の奴隷』と書き換える。 せっかく僕の奴隷に生まれ変わったのだから、ただ所有権を移動するだけじゃつまらない。 もう少し、僕好みの奴隷に改造してやろう。 そうだなあ。 僕は、パカパカのつながった野宮の足を見た。男らしく大きな足。そこから伸びたコード。 ――そうだ。 『重度の足フェチ、足のかたちやにおいに興奮する。足裏で体を撫でられるだけで射精する』 僕はそう追加し、『決定』ボタンを押してやった。 「ぁ、……」 そう言い、野宮が目を覚ます。好青年のジムトレーナーだったこいつが、斎藤の奴隷から僕の足フェチ奴隷に生まれ変わったのだ。 「ご、主人さま!!」 バッ、とその場に正座する野宮。 「お前は斎藤の奴隷から僕の奴隷になった。そうだな」 「はいっっ俺はご主人様の奴隷ですっっ」 「こいつのこと、どう思う?」 俺はそう言い、斎藤を指で示してやる。 「なんとも思いません!どうしてこんな男に仕えていたのか理解できないくらいです!俺のすべてはご主人様のためにあります!」 「だってさ」 僕がそう斎藤に言うと、 「それが、野宮にとっても本当の幸せですから…♡」 そう嬉しそうに斎藤は言う。よろしいよろしい。 「じゃあ、ご褒美をあげよう」 そう言い、俺は靴下を履いたままの足を持ち上げた。 「あッ……♡ご主人様の足ィ……♡」 野宮はうっとりと目を細め、両手で恭しく僕のその足を掴むと、大事なものを扱うように顔の前に持っていき、スーッとそのにおいを嗅いだ。 「あぁ……やっべぇ……♡ご主人様の足のにおい……♡すっげエ……♡」 僕の足はとくに臭う方ではないはずだが、一日ずっとスニーカーを穿いて過ごしていたので、さすがに無臭ではない。すん、すん、と嬉しそうに鼻を這わせる野宮。もどかしくなった僕は、ぐいと足をそのまま顔に押し付ける。 「あッ♡ダメっ♡」 野宮がうめく。 「何がダメなんだ?お前はこうされるのが何よりも大好きな変態だろう?」 「はぁ♡はぁん♡はいぃ♡俺は足フェチの変態奴隷♡足で踏まれるの、大、スキィ……ッ♡」 野宮はそう言い、スパッツの中に射精したようだ。 なかなかの変態に仕上がった新しい奴隷に満足した俺は、次の奴隷を『魔改造』することにする。 「「ありがとうございましたご主人様ッッ!私たちはご主人様の忠実な奴隷となりました!!」」 そう言って僕の前に跪くのは、修悟と慶悟の双子警察官。 二人とも柔道経験者らしく肉厚なガチムチの体に、ビルパンのようなビキニを一枚着ているだけだ。 先ほど『個人情報』を盗み見たときに、修悟が兄だということは把握したが、特にこいつらを奴隷にした経緯も知らないため、一卵性双生児だという二人の見分けはほとんどつかない。 まあ別に、どちらも僕の奴隷になったのだから見分けられる必要もないのかもしれないけれど、せっかくだし何か『個性』を与えてやろう。 見分けやすいサイン……。 思いついた僕は、修悟の右耳の後ろにある端子に機械を差し込んだ。ついでに、持って来させていた斎藤の機械を慶悟の左耳の後ろに挿す。二人は直立したまま意識を失い目を瞑って顔を前に少し傾けた。 兄・修悟のマシンに『毛深い体をしている』、慶悟のマシンに、『体毛がほとんどない』と入力した。 まるで植物の成長の早回し映像のように、モサモサと修悟の体に毛が茂っていく。 と同時に、慶悟の体からハラハラと毛が抜け落ちた。 マシンを抜くと、二人は目を覚ます。 「これで、簡単に見分けがつく」 二人は自分の体を撫で回し、新しい体毛(無毛)の感触に戸惑っているようだったが、 「嬉しいだろう?新しい体になれて」 そう言うと、 「「ハイッ!俺たちに個性を与えてくださりありがとうございますッ!!」」 そう、凛々しく回答してきた。 斎藤は興味がなかったようだが双子には新しく互いに対し激しい性的興奮を覚えるように設定してやったので、毛深と無毛の対照的な双子の絡み合いを楽しむことにする。 「兄貴……毛むくじゃらですげぇエロい…♡」 そう言いながら慶悟は修悟の毛の生えた太短い指を掴んでちゅぱちゅぱと赤子のように吸った。 「お前も、……パイパンですげえ変態みたいだ。ガキみたいに毛がないのに、ズル剥けのちんこめっちゃエロい……」 そう言い、慶悟の前にしゃがみこんでそのちんこに顔を寄せた。 「あッは……♡毛がなくても汗臭えにおいはするんだな♡俺とそっくりの汗のにおい♡エロいぜ慶悟ォ……♡」 もう我慢できない、というように慶悟のちんぽをしゃぶりだす修悟。 「あッ、兄貴が俺のちんぽしゃぶってる♡兄貴のクチマンコすげー感じるッ♡」 つるつるの毛一本ない逞しい足を撫で回しながら、じゅぷじゅっぷと音を立ててちんぽをしゃぶる。 「すげぇ、ここも、ツルツル」 ぷは、と口を離した修悟は、慶悟のケツの穴を指でくりくりなぞりながらそう言った。 「んぁ♡兄貴ィ♡そこ♡だめ♡」 「ん?なんだ?お前はこんなところが感じるのかよ」 「あ、ダメ♡そこいじられたらぁ…おかしくなるぅ♡」 自分の毛だらけの指をじゅぶっとしゃぶって、そのまま再び指をケツに持っていき遠慮なくぶち込む。 先ほどの魔改造の際に二人とも改めてケツマンコが感じるように設定してあるので、慶悟は声をあげて喘いだ。 「はァッ♡すっげ♡兄貴の指ちんぽ……♡」 兄の顔を掴んでちんぽを口に押し込みながら、ケツを責められるパイパンの弟。 「準備はいいだろう、そろそろ挿れてやれ」 僕が言うと、修悟はニヤリと笑って立ち上がり、同じ体積の体を弟の後ろからぶつけてケツを掘り出した。 ガツガツと激しい腰振りに、二人は顔をガクガク揺らして、口角からよだれさえ垂らしている。 「あぁ♡俺♡兄貴に犯されてる♡兄貴とセックスしてる♡夢みたいだぁ♡」 「おう♡兄貴のちんぽはうめぇかよ♡お前の淫乱マンコは俺のちんぽに絡みついてきてやがるぜッ」 「あぁー♡兄貴のちんぽ好きぃー♡俺の淫乱マンコが感じちゃうぅ♡」 「俺とそっくりな顔して淫乱野郎だなァ!おら、おらよッ!」 そう言い弟を責め立てる兄・修悟。 一見バリタチのような振る舞いだが、こいつも実際にはドMのネコに変えられているのだ。それが、こいつの本性。 だから僕は、雄ぶった表情で弟を犯す兄を――そのまま、後ろから犯した。 「ひ、ひいイィっ♡」 裏返った声を漏らす修悟。 「お前、何偉そうにしてんだ? お前の本性は淫乱奴隷、俺の忠実な下僕。そうだよなあ?」 「あぁッ♡あはあッ♡申し訳ございませんんん♡俺はご主人様の淫乱奴隷ですふぅー♡」 「あぁ♡兄貴ィ♡ご主人様に犯してもらえるなんてぇ♡羨ましいよぉ♡アッ、でも兄貴のちんぽおっきくなったぁ♡」 三連結でガツガツとケツを掘ってやる。 ふと横を見ると、それを見る林のふんどしの前が突っ張っている。彼も既に『魔改造』を終え、僕の奴隷になっている。 「いいぞ林、そのままオナニーしろ」 「は、ハイッ!」 林はひと回りくらい年下の僕の命令に従順に従う。寡黙で誠実なオッサンといった風情の林が、僕たちのセックスを見て唇を噛み締めながらオナニーをするのは、なかなかに征服欲を満たされる光景だ。 「は、ァ……ン…♡」林は敏感な器官へと改造された乳首をコリコリ刺激しながら、ふんどしの前張りの横からちんぽを取り出し中学生のようにオナニーをする。 「アァ……♡ハァ……♡」林は幸せそうだ。こいつには、オナニー狂いの属性を与えてやった。セックスも好きだが、それ以上にオナニーが快楽なのだ。目の前の主人のプレイをオカズにできるなんて、これ以上の幸せはないだろう。 俺は実直な柔道家がオナ猿に変わり果てたのに満足し、昂った精液を修悟の中に放った。修悟はそれで悲鳴のような叫び声をあげ射精し、中に出された慶悟も射精する。それを見ていた林も射精した。 室内が一気にカルキ臭くなる。むわっと篭った雄のにおい。 ずぶ、と修悟のアナルからちんぽを抜いて、一緒についてきていた武藤の前に歩いて行った。 「ほら、お前の大好きな主人のザーメンだぞ」 僕がそう言うと、武藤はスッとその場にしゃがみこんで、 「ご主人様のザーメン、いただきます♡」 そう言い、違う男の尻の穴に先ほどまで入っていたことなど全く気にせずうまそうにそれをしゃぶりだした。 他の室内にいる男どもも既に僕の奴隷へと『更新』してある。 さてさて、この後はどうしようか――。
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2023-02-21 15:16:02 +0000 UTC