※タイトル若干変更しました 俺は家に駆け込んだが、家の中は無人だった。リビングのテーブルを見ると、父と母が旅行に出かけたとの書き置きが残されている。 家族の顔を見れば少しは落ち着くのではと思っていた。なので不安定な気持ちのまま自室へ入る。 「――ッ…♡」 どさりとエナメルバッグを床に放り出し、椅子に座る。肘をついて頭を預ける。 そのまま何が起きたのか考えようとし――それをやめた。 あそこで『自分が何をしたのか』考えることが、怖かったのだ。 それはまるで、ぽっかり空いた真っ黒い穴を覗き込んで、そのままその黒さに意識を奪われて堕ちていくような、そんな予感があった。だから、俺はそれをするのをやめた。 「くそっ」 こんなとき、あの能天気な母親でもいれば、少しは話し相手になってくれるだろうに。 俺はリビングに向かった。電気をつけ、テレビをつける。くだらないバラエティを流していても、心は晴れない。 ブブブ。 音がしてスマホが震えた。画面を見ると穂花からのメッセージだった。 『今から電話してもいい?』 そのメッセージに、『もちろん』と返事をしようとし、実際テキストボックスにそれを打ち込んだけれど、それを送ることができなかった。 自分の中に、確かに存在していたはずの穂花に対する感情が……何か、違うものに変わってしまっていた。 違う。 違う。 俺は穂花が好きなんだ。 自分に言い聞かせるように何度も心の中で唱えるけれど、心の中の花が枯れ果てて萎れているのがわかった。 どうして……。 理由なんて、わかっている。 俺の脳の端の方に、先ほどからずっとこびりついているあの映像。 あんな、あんなこと……。 俺は考えないようにしていた先ほどまでの自分の行為を思い出した。 俺はあのぽっちゃりの、リーマンのことを。あのぽっちゃりのリーマンの、男臭いちんぽのことを。 「……うっ♡」 彼のことを思い出すと、俺の股間が再びむくむくと膨らみ始めた。 「俺……なんで……ぇ…♡」 枯れてしまった花が、栄養剤を与えられて再び咲き誇る。だけどその花は、綺麗な一輪の赤い花じゃなく、不気味な極彩色をした禍々しいものだった。雄の湿ったにおいを放つその花が、俺の心の栄養を吸っていく。その花がどんどんと力強く咲いていく。 「あぁ――あ、ぁあぁ……♡」 何かがおかしい。何かが正しくない。俺はおかしい。俺は何か間違っている。 そう思うのに、体がついてこない。俺の目は宙をうつろにさまよい、見えない「なにか」を求めてふらふらと揺れた。俺の手は――野球のマメのある大きな手は――俺の体を撫で回した。俺の体の筋肉の感触が俺の掌に伝わった。ああ、男の体だ、と思う。 男、男、男、男。 「野郎……たまんねぇ……ッ♡雄くせぇの……もっと…嗅ぎてぇッ……♡」 俺はテレビをつけたまま、ふらふらと再び自室へ戻っていく。俺は何かを求めてた。それが何なのかわからないまま、俺は突き動かされるように部屋の扉を開ける。 何かがおかしい? 何かが正しくない? 俺はおかしい? 俺は何か間違っている――? 本当にそうだろうか? こんなに気持ちがイイのに。こんなに、くらくらするほど俺の頭は痺れていてぞくぞくするほどの快楽が俺を包んでいるのに? 俺は間違っている? 違う、違う違う! 俺は間違ってないんだ。 俺は正しい。俺は間違ってない。 だって、だって――こんなに――気持ちいいのだから。 俺は剥き出しの股間をぐちゅぐちゅと勢いよく扱いていた。 そして部屋にたどりつくと、俺は目的のものを見つけた。 エナメルバッグ。 先走りに塗れた手でそのチャックを開けると、むわぁ…ッ♡と練習後の汗のにおいが漂った。 「あっハぁ……♡ すっげぇぇ……♡」 バッグの中から汗でぐっしょりと湿ったアンダーシャツを取り出す。 「ふぅ、ン♡あぁん♡」 うめきながらそれを顔に当て、臭気をめいっぱい肺に送り込む。 「アッ♡くせ♡くっせ♡」 アンシャツを嗅ぎ白目を剥きながら、俺はいやらしくちゅぱちゅぱと音を立てて自分の指をしゃぶった。ごつごつした節ばった指が、俺の口内をぐちゅぐちゅ撫でる。 「んむぁ♡指ちんぽ♡うめぇ♡」 知性を感じさせない言葉を呟きながら、俺は夢中に指をしゃぶる。指をしゃぶりながら、あのサラリーマンのちんぽの味を思い出している。 「ちんぽぉ♡ちんぽしゃぶりてぇー!♡♡」 叫びながら、どくどくと精液を放った。激しく飛んだそれは、俺の大切なユニフォームにかかった。 「……っ、ハァッ……♡」 俺は手を伸ばし、そのプルプルと濃厚なゼリーみたいなザーメンを、大切なユニフォームに塗り広げた。 「ゥ……クッ……♡」 俺は我慢できず、そのユニフォームに足を通す。先ほどまで舐め回していたアンシャツを着込む。 練習後の汗まみれのユニフォームをもう一度着るなんて、普段だったら絶対しなかったが、今の俺にはそのユニフォームは何よりも魅力的に映っていた。 ユニフォームを着終わった俺は、部屋の姿見の前に行く。 そこには、凛々しい球児の姿が写っていた。 刈り上げられた頭、日に焼けた肌、そしてぴっちりと肉体を覆うユニフォーム……。 「あ、あぁぁあっ♡」 叫び声みたいな甘い声が漏れる。 そのアンシャツはところどころ俺の唾液のシミができていたし、パンツからは精液のにおいが漂っている。 「変態……変態ィっ……♡」 実直そうな球児の皮を被った変態野郎。 そうだ、そうだ、俺は納得する。 それが俺。 「すげぇえー……エロいぃぃいー……♡ユニ、エッロぉ♡」 ユニフォームに興奮したことなんてなかった。 男に興奮したことなんてなかった。 でも、今は違う。 俺は男に、野球ユニに、野球部員に興奮する変態野郎なんだ。 それを心の中に刻み込むように、手も使わず俺はスラパンの中に射精した。 もちろんそれを、俺は脱いでからおいしく食べ、再び着込んでユニに身を包んで眠った。 * 俺は、目を覚ました。 なにか、ひどく淫らな夢を見ていた気がする―― 「おっ俺、なんでこんな格好で……!?」 俺は自分の服装を見てひどく驚いた。練習後の汗臭いユニフォームのまま眠ってしまっていたのだ。 学校から着替えて帰ってきているはずだから、なぜ今自分がこれを着ているのか、全く意味がわからない。 しかもスマホをつけると、もうとっくに朝練開始の時間は過ぎてしまっていた。それどころか、始業に間に合うかさえ怪しい時間だ。 部員たちからもメッセージがいっぱい届いている。 「やっべぇ」 俺は慌てて服を脱ぎ、洗濯カゴにそれを放り込んだ。洗ってある綺麗なユニフォームをエナメルバッグに詰め込むと、プロテインだけ飲んで家を出る。 「休むなんて珍しいじゃん。寝坊か?」 教室に向かう俺の後ろからタックルをかましながら剛志が言う。 「あぁ、……うん。起きたら時間過ぎてた」 「あとでちゃんと監督に謝っとけよ。たまにはそういうこともある、って怒ってはなかったけど」 「そうする、ありがとう」 「――お前、なんかあった?」 マジマジと剛志が俺の顔を覗き込む。 「え? なんで?」 「なんか、いつもと雰囲気が違う」 「そうか? いや、なんもないけど」 「そう。なんか、ここ最近ちょっと元気なさそうだったけど、今日は随分スッキリした感じに見える」 「え? そんな風に見えてたの?」 「おう、なんか、悩んでる感じ?」 「そんな。別に何も悩んでねぇよ」 「そ。ま、今日は調子良さそうだしいいんだけどさ」 じゃ、と手を振って剛志は教室へと入っていった。 俺はスマホのメッセージアプリを確認し――穂花からのメッセージを既読スルーしていることに今更気づいた。 『これから電話していい?』 「あっ、やべえ」 俺は慌てて、『ごめん気づいてなかった!今日の夜だったら大丈夫、なんかあったか?』と送る。 しばらく待ったけど、返信は来なかった。 怒らせてしまっただろうか。 そうこうしているうちに授業が始まった。 授業が終わればまた部活の時間だ。 いつものように部室に向かった俺は、部室の扉を開ける。 その中から漂う臭気――汗や男のにおい、湿っぽいような独特のにおいが鼻をつく。 俺は、特に何も考えずまるで深呼吸をするようにそのにおいをすううっと吸い込んでいた。 「主将?」 後ろから入ろうとした森野の声がかかって、俺は慌てて 「あっわりぃ、ごめんごめん」 そう言ってそこを退いた。 「大丈夫すか。朝も休んでましたけど」 「うん、大丈夫……悪かった」 「いえ、無理しないでくださいね」 「おう、ありがとな」 そう言い、エナメルバッグをロッカーの前に置いてユニフォームを取り出した。 俺はそれを、こっそりと鼻に寄せる。綺麗に洗濯されたそれからは柔軟剤の薫りがする。 いいにおい、のはずだった。 だが俺は、そのにおいをひどく物足りなく感じた。 そして思った――大丈夫、これから練習だ。いっぱい汗をかいて、いっぱいこれを汚して―― そこでハッと意識を取り戻す。 俺は、今何を……。 「お前たちはやくしろー」 監督のハヤセンの声がして、俺は慌てて着替えてグラウンドに向かった。 夏大会も近づいているので、俺たちはくたくたになるまで練習した。 それでも朝の休みの分も、と部員たちを見送ってから色々と雑務をする。 あらかたの仕事が終わったので部室の鍵を締め、職員室でハヤセンに渡す。 「無理はすんなよー」と声をかけられ学校を出ると、外はもう真っ暗になっていた。 コンビニで何か買い食いでもしようかなんて考えながら校門を出、人通りの少ない通りに来た時、 「あの」 と声がかかった。同時にぐい、と手を引っ張られる。 見ると、大柄なサラリーマンがそこに立っていた。 「え、……なんですか」 すぐに、男の常軌を逸した様子に気づく。汗をかき、息が荒く、そして――勃起している。 「きみと、……きみと昨日したことが忘れられなくて……」 「な、なんのことですか!離してください!」 俺は手を動かそうとするが、男の力は尋常でなく振り切ることができない。 「お願いだ、もっと、昨日の続きを……」 「や、やめてください!警察呼びますよ!」 男はそう言ってもまったく変わらず、それどころかぐいと俺を引っ張って無理矢理に抱きしめた。 「なにっす…る……」 男の体臭が俺の鼻腔をくすぐる。 サラリーマンに似つかわしくないほどの強い体臭。 「どうだい?いいにおいだろう?一日きみのためにいっぱい汗をかいたんだ」 「なに、を……おぉ…♡」 男のにおいは、まさしく男らしいにおいで、芳醇な汗の香りと、腋の苦いにおい、大人の体臭だった。 「はぁ……くっせ…♡」 「ね?続き、……してくれる?」 俺の脳内に昨日の風景がフラッシュバックした。 そうか。 俺は、 この人と――。 ぐい、と澤田の顔を引き寄せると、強引に唇を奪う。 「うんぅ♡」 澤田が幸せそうな声を漏らす。 「してくれる、じゃ、ねぇよなぁ……?街中でこんなに勃起させてる変態のくせになぁ……?」 ゴリ♡ゴリ♡と野球で鍛えられた太ももで澤田のちんぽを太ももズリしてやると、澤田はうっとりと、 「あっはぁッ♡すいませんッしたァ♡♡お願いですぅ♡俺をォ……もっと、もっとォ♡気持ちよく♡してくださいぃ♡」 「一日中俺のこと考えて汗かいてたのかよ、変態リーマンだなぁ?」 「はいぃ俺はぁ変態サラリーマンですふぅッ♡あなたとセックス、したいですッ♡」 セックス。そうか、セックスか。 俺はこいつと、……セックスするのか。 ――サイコーじゃないか!!! 俺は澤田に命令し、家まで案内させた。澤田は嬉々として従った。自分より年上で、しっかりと大人のこの男を思うがままにしていることに、俺は興奮した――俺にはそれができるのだ。 電車に乗り、隣の席に座りながら澤田にちらりと視線をやる。 澤田は顔を紅潮させ、興奮からか汗をしっとり滲ませていた。 ――うまそうだ―― と俺は思った。この男の汗を啜りたい。いや、汗だけではない、もっともっとこの男の分泌するいろいろな汁を啜りたい。 俺は我慢できず、澤田の股間に手を伸ばす。 「ダメ、っすぅ……♡」 澤田はわずかに抵抗を示す。空いているとはいえ、誰もいないわけではない。目の前ではスーツを着たおっさんが船を漕いで眠っているし、座席の端のところには立っている学生の姿もある。 俺は澤田の股間を揉んだ――案の定、そこはがっしりと血液を集め体積を増し、存在感を主張していた。 「ひぅ♡」 俺が一揉みしただけで、澤田は裏返った声を漏らした。 それに反応し、目の前のサラリーマンが一瞬目を覚ます。 俺は手を引き、平然と窓の外へ視線をやった――。窓ガラスの反射に、澤田が恥じらう姿が写っていた。 澤田は俺の最寄り駅の近くに住んでいた。 つまり、俺と澤田の家は意外と近くだということだ。 「こ、ここです」 澤田が住んでいるのは、単身者の多そうな小ぶりなアパートというかマンションというか、そういう感じの集合住宅だった。 「散らかっていて、申し訳ありません……」 澤田が部屋に俺を案内する。確かに散らかっている。テーブルの上には昨日飲んだのか缶ビールの空き缶が置かれ、何か資格の勉強をしているのか本と筆記具が雑然と置かれている。 テレビの下のビデオデッキには、アダルトビデオのパッケージが斜めに覗いている。幼い感じのタイトルから、こいつの嗜好が見てとれた。俺はそれを手に取る。 「あっ、それは…」 「普段、こういうの見てシコってんだ」 「……」澤田は、辱めを受けているかのような顔で目をつむった。 「黙ってないで答えてよ。こういうのみてシコシコすんの?」 「は、い……俺は、……それを見て、何度も何度もオナニーしました」 「こういう女が好きなの?」 「はい、好き、です……」 「じゃあ、俺には用、ないよな」 わざと俺が言うと、 「そんなことありません!あ、あなたは……誰よりも魅力的で……エロくて……あなたを見ていると…どうしようもなく興奮します…」 澤田がいいながら、うっとりと目を細める。潤んだ目。赤らむ顔。 俺は軋むベッドに座った。万年床だろうくたった布団。 「こっち、おいで」 そう言うと、 「は、はい……」 そう言い、その場に膝をついて這って澤田はこちらへとやってくる。理解の早い男だ。 「ほら、これが欲しいんだろう?」 やってきた澤田の顔を掴んで、俺の股間に押し当てる。 「ふぁッ……♡ちんぽ……♡ちんぽかたくなってる……えっち…えっちだよぉ……♡」 澤田はうっとり言う。 「しゃぶりたい?」 上目遣いでコクコク頷く澤田。 俺は制服のズボンを下ろす。ボクサーパンツはすでに先走りのシミでじっとりと湿っている。それを下ろすと、 ぶるんっっ♡ と俺のちんぽが解放された。 「はぁッ……♡ちんぽぉッ♡ちんぽっ♡」 澤田が、知性を感じさせない表情で言う。 「いいよ、ほら、しゃぶれ」 「はいッ……♡」 さんざん『待て』をさせられた犬のように、辛抱たまらず俺のちんこにむしゃぶりつく澤田。 「こんなAV見てシコシコするノンケなのに、ちんぽ大好きな変態になっちゃったんだ」 「んむぅ…♡むぁい♡おれはぁッ♡ちんぽ大好きな変態ホモ野郎ですぅ♡」 俺は段々と理解する。俺がこいつをそう変えてやったのだということを。 俺にはそれができるのだということを。 俺の中にある力が、それを可能にしているのだ――。 「はは、はははッ!」俺は声をあげて笑う。じゅぽじゅぽ音を立てて澤田がちんぽをしゃぶっている。 気持ちいい。気持ちいい。 ――他人を堕落させ、支配するのはとても気持ちが良い―― 俺は澤田の肩に足をあて、澤田を蹴り倒す。 澤田がその豊満な尻をぷりんと突き出して倒れ込む。俺はそのまま澤田に覆いかぶさった。 唇を重ね舌を絡める。そんなことをしながら、澤田はもどかしげに体を動かしズボンをパンツごと脱ぎ捨てる。 「ほしいっ!ほしいいっ!ちんぽほしいっっ!」 狂ったような目の色で叫ぶ澤田。ケツタブを広げアナルをひくひくと蠢かせる。 むわっ♡と労働の汗のにおいを漂わせる雄の尻穴。 ――男のケツなんて。 俺は興味がなかったはずだ。 だけど今の俺にはそれは何よりも魅力的な器官だった。 「入れてやるよ。準備はできてるんだろう?」 「は、はひぃ……いつでも、俺のまんこは準備できてますぅ……♡」 ずぷっ。 俺は躊躇せず男の尻にぶち込んだ。 「あぁっちんぽ、ちんぽ入ってるぅ♡すごい、すごいぃ♡」 澤田はうわごとのようにつぶやく。 澤田のナカは――とても、気持ちよかった。 「はぁっ、はぁっ」息を切らしながら野球で鍛えた頑健な腰を振る。 ぱつん!ぱつん!と肉と肉がぶつかる音がする。 「ああ、ほしい、ザーメンほしいぃー♡」澤田が言う。 「いいぞ、くれてやる、俺のザーメンくれてやる……!」 金玉が迫り上がってくる。ぐうっと腰を押し上げるような快楽。 唐突に思う。 この男に中出ししてしまえば。 すべてが、 すべてが変わってしまう。 俺はもう、以前の俺に戻れなくなる。 しかし、その『先』にまつ世界は、あまりに俺には魅力的だった。 「出すぞ!」 俺は言い――澤田の中に、精液を放った。 「あぁー!ナカに出てるゥ……ゥゥ……ひあっ♡」 俺はちんこを澤田から抜いた。 澤田はまるで何かに悶えるかのように体を波打たせながら、全身を撫で回す。 「あぁ、あぁ、俺、変えられる、変わっちゃう、俺、俺じゃなくなって…… ……あ、あぁぁああっっ、アッッ♡」 澤田はそう、叫んでびくっと背筋を思い切り伸ばし射精をすると、どすん!とその場に倒れ込み動かなくなった。 俺はわかっていた――こいつがどうなったのか。 俺は――こいつを変えてやったのだ。 「起きろよ、『奴隷』」 俺がそう言うと、澤田はゆっくりと目を開ける。むくりと起き上がった澤田は俺を見て嬉しそうに言った。 「――ああ、ご主人様ァ♡」