奴隷司令官と獲物ヒーローズ(2)
Added 2023-06-22 16:48:38 +0000 UTC「司令、おかえりなさい」 出迎えるヒーローたちは、どこか悲痛そうな顔をしていた。あのショッピングモールの強襲のことだろう。 「私も、悪かった。連絡に迅速に反応できず、申し訳ない」 「いえ!司令は悪くないです」 ヒーロー:ジェットイエローが言う。 誰も、なぜ私が連絡への反応が遅れたのか尋ねてこなかった。――ダメだろう?そこを追求しなければ。私はその時、組織の一員に、組織の奴隷へと改造されていたというのに――。そう考えただけで、また股間が昂った。 「少し、対応を考える――司令室へ行く」 「はい、いってらっしゃい」 ヒーローたちが私を見送った。私は司令官室へと着くと、どさっと大きな椅子に座る。 ふう。 一度ため息をつき――ワタシの手は、ゆっくりと基地の制服の胸元へと伸びていく。 「んっ♡」 ぶ厚い布ごしに乳首に触れただけで、私の体はせつなく反応し、思わず声が漏れる。ちろちろとじらすように服の上から軽く刺激をし、制服のズボンにテントができる。 「おぁぁ……すごいぃひ……」 ヒーロー基地の中枢、司令官室で淫らな行為に耽る。あまりの背徳感に、それだけで背筋が甘く痺れる。 「すごいぃ…あぁ……私は……淫乱司令官……」 うっとりと宙を見つめながら私は間抜けな表情でつぶやく。 そうしていると、扉の向こうに誰かが来たのがワカル。 無論、扉の向こうを透視したわけではない――つまり、それは、そこにいる存在が、“同じ”だということだ。 私は手元のスイッチを操作して扉を開ける。 「あぁ、司令官。お楽しみでしたか」 目の前にいたのは――ヒーロー:ジェットブラックである、黒野カケルだった。 黒野は、私の痴態を見てもまったく動揺することなく、部屋の中に入ってきた。 「おあっ…♡ふふ、お前、だったのかぁ……俺を、……こんな罠にハメたのは……」 「そうですよ、司令官。俺はすでに組織の一員として生まれ変わっています」 そう、考えてみればおかしな話だ。 ヒーローたちから急に休暇を取れと言われたこと。 休暇中、まるで狙い澄ましたように私のもとを組織が強襲したこと。 できすぎた話だ。 すべて、こいつの掌の上だったというわけか。 「どうですか、司令官?とぉっても、気持ちよかったでしょう?」 そう言ってヒーローとは思えない笑みを浮かべる黒野もまた、基地の制服に身を包んでいる。その制服の上から、すでに昂っている股間をぐりっと揉んだ。 「ははぁ……さすが、黒野だ……こんな大胆な作戦、お前にしか思いつかない」 「お褒めに預かり光栄です」 黒野は私とともに組織での参謀役を務めている。陸上部のエースであり、プロの棋士でもあった彼だからこそ、こんな作戦を思いついたのだろう。 「将棋って、洗脳ゲームですよね」 黒野は制服のズボンのチャックを下ろしながら言う。 「相手に捕まったコマは、相手のものになってしまう。まるで今の状況にぴったりだと思いませんか?」 「そう、だなあ」 ぼろっ、と黒野の股間が、勃起し先端を先走りにてらてらと濡らしたそれが露わになる。 「俺はもしかすると、だから将棋が好きだったのかも」 「ぶはっ!そりゃあ、最高だ。隠された性癖ってわけか?」 私は、黒野の股間に手を伸ばす。椅子から降り、床に膝をついてうっとりと黒野の股間を眼前に見つめる。 大きく口を開けて、それを咥え込む。塩辛い味と生臭いにおいを存分に堪能しながら私は言う。 「だがな黒野、これは将棋じゃない。まるで違う」 「どうして、ですっ?そのままじゃあ、ない、ですかっ」 口淫の痺れるような感覚に、腰を振りながら黒野が尋ねる。 「わからないか」 私は口を離して、口角に垂れる先走りと唾液を舌でれろぉっ♡と拭うと言った。 「将棋は、王将だけは相手のものにならないだろう?」 私は再び、黒野の股間にしゃぶりついた。 「王将が相手のものになって、部下のちんぽをしゃぶったりしないだろう?」 口をすぼめ、空気を抜いて顔を前後に振る。じゅぽっ♡じゅぽっ♡と間抜けな音がする。 「こんないやらしく、部下のちんぽをしゃぶりながら自分の穴を慰める王将なんて……いない、よなあ…♡」 れろぉっと亀頭に舌を這わせながら、ズボンを半分ずり下ろし毛の茂ったアナルに指を挿れる。 ぐちゅっ♡ぐちゅっ♡淫らな音をたて私のアナルが掻き混ぜられる。 黒野は声を上げて笑った。 「そうですね、あなたは最高に卑猥な王将です」 「敵に寝返った惨めな王将。これから、歩のように使いっぱしられる愚かな存在」 「俺はずっとあなたに憧れていた――強く、賢く、そして優しいあなたに」 「そんなあなたが今や俺と同じ存在――組織の戦闘員だなんて、……ああ、最高に興奮しますよ!」 そう言うと、黒野はより喉奥にちんぽを打ち込んだ。 「むごぉっ♡」 「もっと喉奥を締めろ、組織で学んできただろう?」 「んごっ、ぐぉッ♡」 そうだ、私はあそこで学んだ。淫らに体を改造されたのだ。 黒野は陸上部で鍛えた頑健な足腰を存分に使い、私の体で快楽を貪る。 かつての理知的で冷静な彼からは想像できない姿だ。 ああ、黒野は本当にもう“いない”のだ。彼の人格もまた、私と同じように排出され精液となって流れ出て、戦闘員共有人格が埋め込まれているのだ……そう思うと、私は激しく昂った。 「よし、出してやる。お前をさらに作り替える人格液だ。零せず飲めよ!」 「んー!んー!」 がつん!とより一層腰を突き出して、私の口内でちんぽがむわっと膨れ、爆発するように喉奥に熱い液体が注がれた。 ビューっ!ビューっ!と胃にまで届くような勢いで大量に注がれる人格液。 「んんっ♡」 そのあまりの乱暴さに、私は基地の制服の中に射精してしまう。 口に出されただけでイッてしまった……♡ ああ、私はなんてはしたない存在なのだ。 ぬちょぉっと黒野のちんぽが口から抜かれる。私はじゅるるるっと人格液を残さないように啜った。 「はは、出しちゃったんですね」 私の股間を見て黒野が言う。 「パンツ脱いでください。俺が舐めてあげますよ」 黒野はとても美味しそうに私の雄臭いパンツについた人格液をべろべろと舐めていた。 私と黒野の人格が混じり合い、並列化される。 黒野の人格液の中にある“経験”もまた、私に共有された。 それは、黒野がどうやって改造されたのかという経験だった。 …… 三ヶ月ほど前、怪人が複数同時に襲撃をしかけ、戦隊がバラバラに敵に対応しました。 その際、幾人かのヒーローが本部と一時的に連絡が途絶えました。俺もその一人です。 その際、俺はあの『人格』を埋め込まれました。それはあまりに小さな存在だった上、混じり合っていない別の『人格』でしかなかったので、対洗脳用の脳波チェックにも引っ掛からりませんでした。 実のところ、組織はもうそこまで基地の仕組みを理解していたのです。 無事怪人を退治し基地に戻った俺は、俺の中に埋め込まれた『もう一つの人格』の存在に気付いていませんでした。 最初に感じた異変は、性欲の増進です――俺は、一日中やたらにムラムラするようになってしまった。 おかしいとは思いましたが、俺にもそういう時期は今までにも無くは無かったですし、レッドがあっけらかんと「俺は毎日オナニーしてる」なんて話をしていたのを聞いたこともあったので、――俺はそういうこともあるか、と思いました。 しかし、やがて俺は強い戸惑いを覚えました。 ヒーローたちを、性的な眼差しで見るようになっていたからです。 俺は、男で興奮するようになっていた。 今まで俺は、そんな性欲を持ったことはなかった。 だけど、あいつらと戦闘訓練をし体をぶつけたり、あいつらのヒーロースーツ越しの逞しい肉体を見たり、無防備に着替える裸に遭遇するたびに――俺の中に奇妙な感覚がむくむくと目覚めていきました。 最初はそれが性欲だとは思いませんでした。それがすぐに性欲だと分かったら、俺は自分の体に生じた異変と、あの日怪人に腕を刺されたことを一致させ異変を報告したでしょう。 俺は性的に無頓着だったので――性欲というものの取り扱いになれていなかった。 もしかすると組織はそこまで見越していたのかもしれない――いや、偉大なる我が組織のことですから、おそらくそれはそうなのでしょう。 とにかく俺は、もやもやとしたムラムラを持て余し、数週間を過ごしました。 ある日、レッドが、いつもの過剰なスキンシップで俺の肩を抱いてきました。 レッドは訓練のあとなのか、ほんのりと汗の薫りがし、高い体温が洋服越しでも伝わってきました。 「ブラックぅ」 そして、まるで甘えるような声を出したのです。 おそらく、ただふざけていたのだと思います。 冷静沈着な俺をからかって、少し怒らせたかっただけなのだと。 しかし俺の体は――その行為にえも言われぬ快感を覚えてしまった。 白状します。俺はそのとき、――それだけで、ほとんど甘イキしてしまったんです。 「んぁっ」 声を漏らした俺に、レッドは慌てて「ど、どうしたんだよ」と言い、足の力が抜けその場にへたりこんだ俺の額に手を当てました。大方、風邪だとでも思ったのでしょう。 「大丈夫か?」 そう言うレッドの丸く綺麗な目。 俺はレッドを突き飛ばし、トイレへと駆け込みました。 俺の頭の中には、レッドが「俺は毎日オナニーしてるけど」といった言葉が駆け巡っていました。 レッドのオナニーを想像しながら、私は声を漏らすほどの快感でオナニーしました。 それは、味わったことのない快楽でした――オナニーをするとバカになる、なんていう話が、ガセとして語られますが、 これは。 これは。 こんなものを経験してはダメだ。 こんな快楽を味わってはダメだ。 これでは、 俺は本当にバカになってしまう。 猿のようにオナニーに溺れてしまう。 俺は戻れなくなる。 何に? 元の俺に? 得体の知れない恐怖を覚えながら、私はちんこをシコシコシコシコしごきました。先走りがとめどなく溢れ、ぐちゅぐちゅ卑猥な音をたてました。私は自然と乳首に手を持っていき、それがふれた瞬間――また、電気が走りました。 「は、ぁぁあっっ♡♡♡」 そして、俺は射精しました――俺は気づいていませんでしたが、その射精で、俺は人格を一部失いました。 失った人格を補うのは――俺の中で密かに増殖をしていたあの……、いや、“この”人格液です。 トイレを出た俺は、すでにその前の俺とは別の存在になっていました――正確には、人格液の人格が10%ほど混ざった、新しい俺と言えるでしょうか。 そうして、人格の一部を戦闘員共有人格に明け渡した俺が、雪崩れるように自分の人格を失うのに、時間はかかりませんでした。俺は卑猥極まりないオナニーの方法を、誰に教わるでもなく……、いえ、正確には人格液の中の人格が導くままいくつも実践し、快楽の沼に溺れていきました。 私は、俺の胸にピアスが開いていることを知る。かつての生真面目な俺では絶対にありえなかった、その卑猥なアクセサリーが、たまらなく魅力的なものに思えた。ああ、今度は俺を脱がせて、その乳首を刺激してやろう。私が思うと、俺は嬉しそうに笑った。 そう、話を続けましょう。 そうして俺はどんどんと人格を、知らず知らずに失っていきました。頭が真っ白になるほどの快感を伴う射精。それが人格放出の合図です。俺はその快楽が忘れられず――自ら、人格を失いました。 …… 「そして俺が完全に目覚めたのが、司令が休暇を取る一週間前です」 黒野が語った。 「戦闘員としての使命に完全に目覚めた俺は、『人格』に導かれるままこの基地の崩壊を計画しました」 「その第一歩が、司令の陥落」 ニマァッと黒野が笑った。 「司令は当然理解していると思いますが――我々は人格を共有すると同時に、個体としての側面も備えています。個体差、素質、脳を含む肉体能力の差など、我々を『個』たらしめる要因はいくつもあります――まあ、平たく言えばうつわの違いですね」 私は頷き、気になっていたことを黒野に尋ねた。 「お前は私よりも先に『人格』を得ているわけだから、私より上位の存在になるはずだよな?」 「ええ、それはそうです。だけど俺は、司令に従いますよ」 「そう、なのか」 「だって、その方が――面白いでしょう?堕ちている王将が、自陣を荒らし回る姿なんて、最高のエンターテイメントじゃないですか」 そういい、また黒野は嬉しそうに笑った。 「それに、さっきも言いましたけど、俺は司令のことを尊敬してるんです。だから、」 ――頑張ってくださいね。 黒野はとても愉快そうにそう言った。 私はその命令に従わなければならない。 堕ちた王将として、自陣の『駒』たちに背後から襲い掛かり、『組織』へと献上しなければならないのだ。 素晴らしい。 素晴らしいぞ! 私は自分に与えられた新しい使命にゾクゾクとした興奮を覚えながら、黒野様に向かって最初で最後の組織の敬礼をし忠誠を示した。