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ジン(浜沼盡)
ジン(浜沼盡)

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「なんすか先生、急に呼び出して」 須藤は呼び出してすぐに生徒指導室にやってきた。 部活中だったのだろう、ユニフォームを着込んでいる。夏場の練習で汗をかいており、じっとりとユニフォームは湿っている。上半身はノースリーブのコンプレッションウェアだけを着ており、撥水性の高いそれさえ、受け止めきれない汗で変色していた。 「ん〜、スドウの調子はどうかなと思ってさ」 「調子? 別に、普通っスよ」 須藤は怪訝な顔をする。 「いや、お前じゃないんだ」 「はい? 先生、意味わかんないっスよ」 部活中に呼び出され意味のわからないことを言われ、剽軽な印象の須藤の顔に苛立ちが浮かんだ。 「先生、俺、部活戻っていいっスか?」 「ああ、悪い悪い。俺が用があるのはお前じゃないんだよ」 俺は須藤の顔の前に手を広げる。 「ほら、――『出てこい』」 俺が念を込めて《スドウ》に呼びかける、須藤の目がぐりんと一度思い切り上を向く。 「あ、ッ、が、ガっ」 びくびくっ!と痙攣したあと、須藤の目は元の位置に戻った。その目には、妖しい光が宿っている。 「目が覚めたか?」 はぁーっと長い息を吐いて、須藤はぺたぺたと自分の体の何かを確かめるように触った。 「ふひっ♡ いい感じに仕上がってますね、汗くせぇ、サイコーだ♡」 須藤――いや、スドウは自分の体を確かめるように撫で回しつつ、うっとりと顔を綻ばせる。 「戻ってきたな。おかえり、スドウ」 「ただいまっス! 先生!」 スドウは目に妖しい色の光を浮かべて、満面の笑みで俺に応える。 「どうだ? 調子は」 先ほどと同じ問いかけを再び投げかける。 「はい、俺は……『こいつ』の意識に働きかけて、雄くせぇのが好きな変態にちょっとずつ仕上げてるところっスよ」 自分の鍛えられた胸をいやらしく撫でながらスドウは答える。その目には好色そうな光が宿っている。 「そのうち『こいつ』の精神は完全に『俺』と一体化して……こいつは俺と同じホモ野郎になりますよ!」 「うん、いい感じだな」 俺はスドウの顔に手を添える。そのまま親指を唇に当てると、スドウは当然のようにそれをしゃぶった。 ちゅぱ、ちゅぷ……じゅるっ、と、いやらしい音をたて上目遣いに俺を見つめながら指をしゃぶる。 計画はうまくいっていた。 俺がこいつの中に、小さな生命体を埋め込んだ。俺にとって都合の良い精神を宿した、小さなものだ。 その精神体は、徐々に徐々に、順調にこいつの中身を喰って成長している。 まだ体を完全支配できる時間は短い。一日に数分といったところだ。 だが須藤は気がつかないうちに、少しずつこいつに精神を支配され、じきに完全に俺の奴隷へと堕ちる。 「立てよ」 「はいっ」 スドウは忠実に従う。俺は椅子に腰掛けた。目の前に立つスドウに言う。 「俺を誘ってみろ」 「はいっ!」 須藤は両手を持ち上げた。袖だけ日焼けしていない腕の下、毛の茂った腋が顕になる。 「俺、ッ……先生に……淫乱に育ててもらってます……」 ぺろっと汗の滲む肩を舐める。 「めっちゃ嬉しいっス……俺、もっと変態になってぇ……立派なホモになってぇ……はぁッ♡ そんで、先生の奴隷にしてもらいたいっスゥ…♡」 すん♡すん♡と鼻を動かして腋のにおいを嗅ぐ。 「んぁッ♡俺のワキ、くっせ♡すげえ♡」 「お前は臭いのが好きだもんな」 俺が言うと、 「ああっ♡ はいっ♡ 俺ぇ…くさいのすきぃ…♡ 変態、だからァ……♡」 くんくんと犬のように自分の腋のにおいを嗅ぎながら、ユニフォームの上からでもわかるほど立派に勃起した股間をぐん♡ ぐん♡ と前に突き出す。 「せんせぇ、つかってくださいよぉ、……俺のワキマンコ……汗で蒸れていい感じに仕上がってますからぁ……♡ そんで、俺ェ……ザーメンまみれの腋で練習戻ってェ……♡ もっと、この腋育てますッ♡」 俺は感心した。俺にも思い付かない卑猥な想像をこいつが言ったからだ。どうやら想像以上に順調に成長しているようだ。 素晴らしいじゃないか。 ご褒美にこの哀れな奴隷の言う通りにしてやろう。時計を見た。時間ももうあと少しだ。 「そこに膝をついて脇を出せ」 かちゃかちゃベルトを外しながら言う。 「んっ♡ はいッ♡」 膝をついたスドウの腋に、俺の先走りを垂らしているちんぽを擦り付けた。じょりじょりした脇毛の感触。しっかり湿ったそれに、ちんぽを擦り付ける。 「あぁっ俺のワキマンコにご主人様のちんぽっ♡ すげえ興奮するっ♡ 俺っ♡ もっともっと変態になるっ♡」 「せっかくだ、お前も気持ち良くなれ――ちんぽ、扱いて一緒にイくぞ」 「あっああっうれしっ♡」 左手だけで器用にちんぽを取り出すと、スドウはごしごしと扱き上げた。 男のにおいが室内に充満している。いいにおいだ。 「よし、行くぞスドウ、お前も一緒にイくんだ――っ、イく、イくっ!」 びゅるるっ、とザーメンをスドウのワキマンコに存分に注いだ。 「ああっご主人様あっっ俺も俺もイきますっっ!!」 スドウも言った。スドウのザーメンが床に散った。 俺たちは射生後の幸福なまどろみのなか、二人とも荒い呼吸をしていた。 生徒指導室の床に散ったスドウのザーメンを手で集める。若く苦いにおいがした。 スドウの腋は俺のザーメンでにちゃにちゃになっている。だが、右脇だけだ。 「手を上げろ」 俺が言うと、それだけでスドウは理解したらしい。 すっと左手の腋も上げた。 そこに須藤自身のザーメンを塗り込んだ。 「先生のザーメンと俺のザーメン……♡」 そう嬉しそうに言う。 「じゃあ、淫乱ワキマンコになるように、残りの時間部活頑張れよ」 「もちろんっス! こいつの意識に働きかけて、気がつかないけど興奮するように仕向けますよ…♡」 普段の快活で人懐っこい須藤からは想像のつかないような淫らで昏い笑みを浮かべるスドウ。 「よし、じゃあお前はこの部屋を出ると全てを忘れて元の人格に戻る。あとはじっくり《スドウ》に教えてもらうんだな」 俺が言うと、スドウは野球部らしく、 「ご指導、ありがとうござっした!」 そう言って、生徒指導室を出て行った。

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