変態女領主のくすぐり調教なんかに村長の孫娘である私が屈する訳にはッ……!? #1
Added 2023-01-14 13:07:59 +0000 UTC「あらあらいらっしゃ~い♥ あなたが村長の孫娘のイリスちゃんね? 歓迎するわぁ♪」 我々が住む村は……この最近統治を始めた女領主のせいで廃れてしまった。 「りょ、領主様……。申しつけの通り、私一人でここへ交渉に参りました……。約束は守りましたから……どうか話を聞き入れてくださいませんでしょうか……」 金色の流れる様な長髪…… 同じ人間の顔とは思えない程整い過ぎた美しい顔立ち…… 細く華奢な身体付きに似合わない主張するように膨らんだ胸の双丘…… 上の双丘に負けず劣らず膨らみと張りを併せ持っている腰から尻周り…… それらの肌を包み隠すように着せられた王女の風格を漂わさせる煌びやかなドレスは、こんな辺鄙な村の領主としてはとても似つかわしくない豪華絢爛さを大衆に見せつけている。 「やだぁ~イリスちゃんってば……そんな怖い顔で“交渉”だなんて物騒な言葉を使わないでぇ? 今日、あなたをココに呼んだのは、二人で楽しくお茶を飲みながらお話をしたいなぁ~って思ったからなのよ?」 「領主様っ! それじゃあ約束が違います!! “話し合いをしたいなら私だけが交渉人として出頭するなら話を聞く”と……そう申しておられたではありませんか!」 「まぁ……出頭だなんて人聞きの悪い……。ここは私の屋敷であって警察でも異端審問教会でもないのよぉ?」 「私はこの通り身一つでここへ来ました! 武器等も持ってはいません! い、言われた通りの身なりでココへは来たのですから……話を聞いてください!!」 「言われた通りの身なり……? 今のあなたの格好は私の指示した衣装とは程遠い衣装だと思うのだけどぉ?」 「ちゃ、ちゃんと……ちゃんと……このコートの中は……言われた通りの格好に……してます!」 「コートの中ぁ? 私はコートを着て隠して良いなんて一言も言っていなかったんだけどなぁ?」 「う、うぐっ! あ、あのような破廉恥な格好を公道で晒すのは……見苦しと思ったので……念のためコートで……隠させて頂きました……」 「ふぅん? まぁ、いいわ。隠しちゃ駄目とも言わなかったしね? それじゃ……見せて?」 「……えっ?」 「私にお披露目する為に着て来てくれたんでしょ? だったらほらぁ……今ここで見せてちょうだいよぉ?」 「えっ……だ、だ、だって……ここは大広間で……その……周りには給仕の人とか……メイドさんとかも大勢……」 「イヤなら帰って貰っても結構よ? 別に私は暇を持て余している訳でもないのだから……」 「……ッっ!!?」 赤い絨毯がひかれ、私が居る場所よりも2段高い位置に設置された高級そうな椅子には、脚を組んで顎を手に載せニタニタといやらしい笑みを浮かべて私を見る領主のマリフォーヌが座っている。その隣にはいかにもクラシカルなエプロンと黒いスカートに黒い上着、頭には白いカチューシャを付けた付き人のメイドが二人寄り添っていて、彼女達も私の様子を見てクスクスと笑いを零している。 そんな領主や付き人のメイド以外にも、食事の用意に追われる給仕係や部屋の掃除や花瓶の花の手入れをするメイド、その辺を走り回ってはしゃいでいる子供たちなど……神妙な態度を取っている私の事など気にも留めずに日常を送っている様子が伺えてしまう。 このような不特定の人が見ている場で……しかも子供が見ている前で…… 彼女に指示された“あの格好を”するのは流石に私の人間としての尊厳が傷つけられる……と思ってはいるのだけど…… 「コート1枚脱ぐ事すらも出来ないような覚悟でココへ来たのだったら……あなたの村は永遠にあの重税に苦しむ事になるでしょうね? なにせ……村長の孫娘が交渉よりも己の羞恥心を優先させるみたいなのだから……」 その様に詰められれば私も彼女の言葉に従わざるを得なくなる。 私は、彼女と交渉する為にこの場に出向いたのだから、ここで個人的な恥ずかしい云々を聞かせている場合ではない。 幸いな事に、ココの屋敷では男性の給仕は雇われていない様子…… 子供も元気のいい女子ばかり…… だったら……恥ずかしい事など何もない筈だ。同性の前で肌を晒す事の一つや二つくらい…… 私は悔しさに目を瞑り、拳を震わせながらその場に立ち上がると、覚悟を決めコートのボタンを一つ一つ目の前で外して見せてあげた。 そしてボタンを外し終えると、私の身体を包み込んでいたその分厚い服を一気に自ら剥ぎ取り、それを床へと放り投げてコートによって隠されていた私の恥姿を彼女に見せつけてやった。 ――パサ。 「……まぁ♥ 素晴らしいわぁ……」 コート剥ぎ取った私姿を見て、マリフォーヌはその様に感嘆の言葉を述べ私に小さな拍手を送った。 周りのメイド達も顔を見合わせながら頬をピンク色に染め上げて何やらヒソヒソ話を始めている。 走り回っていた子供たちも足を止め私の身体に視線を集め始めた…… 皆の視線が一斉に私の身体に集まり……私は煮え滾る程の羞恥の感情に身体を火照らせてしまう事となった。 交渉の際……この服を着て独りで屋敷に来いとマリフォーヌからはこの衣装を手渡されていた。 彼女から渡されたその服は……もはや服と呼ぶには相応しくない紐と生地の集合体であり……デザインから生地の選定まで全てこのマリフォーヌが主導で設計し作らせたのだという。 首元をぐるりと一周するように巻かれたチョーカーとも言うべき黒く細い布を起点として、そこから背中側の背骨のラインに沿って長い1本の布が腰まで降りている。その腰まで降りた細長い布は腹部の少し下に巻かれるもう1本の黒い布と交差するように合流し、繋がっている。 この背中に走っている布を骨組みとしていると言わんばかりに“隠すべき箇所”を覆うべく布生地が身体の表部分へ様々に伸びて行っているのだけど……その“隠すべき箇所”を隠すための布面積は、本当に最小限の大きさしか与えられていない為“隠すべき箇所の殆どは隠しきれていない”という服の機能としては致命的な欠陥がこの服には備わってしまっている。 何せ私が一番に隠したいと思っているこの……胸部の部位とか腹部の部位とか……そういう部位に回されている生地は、幅数ミリくらいしかないテープのような布が回されているだけであり、特に胸部に至っては、そんな数ミリしかない幅の布を2本クロスさせたバッテンの形で乳頭を隠す事しか出来ていないのだ。 これならばほとんど胸は隠せていないのも同意義であり……胸の谷間やら膨らみやら大きさは何一つ包み隠さず人前に晒される事になってしまっているのである。 乳頭部分でクロスした布はそのまま背中側の布と合流し、背中側でもクロスしてまた表部分を隠す布として回り込んで伸びて来ることになるのだが……そもそも肌を隠す気が微塵にも感じられない細いテープ幅の布である為、胸の下にその生地が回り込んでも、腰から下腹部付近を隠すために回り込んできていても布の面積は変わらず……肌を隠すというよりは露出した肌を逆に際立たせるという効果の方が高くなってしまっている。 まるでプレゼントリボンが巻き付いているだけにしか見えないその黒いテープ状の布切れは、私の上半身の肌をほとんど隠さず露出しているように見せているのだが……下半身の露出も上半身に負けず劣らず過激なモノとなっている。 上半身の服と下半身の衣装は一体となっていて1枚の布が繋がって出来ている。世間ではワンピースなどという言葉で言い表されるであろうその服の形状だけど……この服は世間一般に言うワンピースとはかけ離れた服装だと言わざるを得ない。 何せ、脚を隠す布は一切用意されていないのだ。 スカートのような物もズボンの様な形状も見受けられない……有るのはただ……股間を隠すためだけの逆三角形をした小さな布切れだけ…… その三角形の布は股間の大事な部分だけを隠すために作られた布であり、背面の尻肉や尻の堀筋を隠してくれる布は用意されていない。だから尻の部位は前を隠すために用意された逆三角形の布を繋いでいる“紐”で隠すよりほかはない。 年頃の女子が最も隠したいと思っている3箇所の内の1箇所を“細い紐”を当てて隠すしかないという恐ろしい事実…… それを知った私はあまりの羞恥感情の高まりに視界がぼやけ頭がふらついてしまった事を覚えている。 下着だと言われても露出が激し過ぎて破廉恥の度を越し過ぎているこの布と紐の集まりを……彼女は堂々と“謁見する為の衣装”だと言い張って聞かなかった。 このいかがわしさしか存在しない下着以下の布切れ達を、よくもそのように言い張ったものだと逆に感心してしまう程だが……そもそも地位も立場も違う彼女の言葉を否定する事など出来るハズもなく、私は顔を真っ赤に染めながら羞恥の感情を押し殺しつつどうにかこの“衣装”を着てここまでやってきたのだ。 「いいわぁ~♥ 茶色い髪と、よく育ったお胸に似合ってて……とっても扇情的で素敵よぉ♥」 マリフォーヌは頬をピンク色に染めながら椅子から立ち上がると、段を降り胸を隠して恥ずかしがる私の前へと歩み出てきた。 「うんうん♪ 良い匂い♥ 若者らしい柑橘系の香水がふってあるのね? この匂いも私好みだわ♥」 私の身体をぐるりと一周して顔を近づけ、鼻を鳴らしながらもその様に語ると、マリフォーヌは胸を隠している私の手を取ってその手をグイっと持ち上げるように引っ張り始めた。 「ほら……手を挙げてばんざいの格好になってみなさい? 両手ともよ? ほらぁ」 私はその申し出に涙目になりながら首を横に振って嫌がった。 これ以上自分の肌をジロジロ見られるのは羞恥の感情が破裂してしまう勢いであった為、なるべく見せたくはなかった。しかし、彼女はそんな恥ずかしがる私に…… 「話・し・合・い♪ しに来たんじゃないの? だったら……いう通りに……なさい? ね?」 と、耳元で囁きを入れて私に諦めの感情を植え付けさせる。 そう言われたら……逆らえるわけがない。私は恥ずかしい感情を口に封じ込め唇を噛み、彼女に言われるがまま両手を胸から外し少しずつ頭上へと掲げていく他なかった。 「私が良いって言うまで腕は下げちゃ駄目よ? 分かったぁ?」 恥ずかしさと悔しさで頭の中がグチャグチャにされているが、私はそれでもまだ彼女との交渉を諦めておらず彼女の言葉に従う事を選んだ。 この程度の辱めで……村の重税が少しでも軽くなるのなら安いものだ…… 私は、まだそのような希望を持って自分を鼓舞し続けていたのだ。 「……綺麗なワキ……♥ 適度に筋肉もついてて……触り心地も良さそう♥」 このような敵方に降伏するような格好を自らしていたいとは微塵も思わないが、話し合いをダシに使われては逆らう事は出来ない。 だから……彼女の言う通りに続ける他ない。なにせ……この交渉が破談になると村は更に苦境に立たされる事になるのだから。 「くぅ! そんな……ジロジロ……見ないで下さい。は、恥ずかしい……」 「な~んでぇ? こんなに綺麗なワキしてるのに……見られて何処が恥ずかしいのよぉ?」 「は、恥ずかしいに決まってます! こんな……普段見せないような場所を……他人に見せて感想を述べられるなんて……」 「感想を言われるのは苦手? 恥ずかしい? でも……実際、ホントに良いワキしてるわよぉ? こうやって……頬擦りしてあげたくなるくらい……♥」 「ッっひ!? な、な、何するんですかっ!!」 突然、マリフォーヌは言葉通りの行動を私の腕の付け根にしようと顔を近づけて来た。 私はその動きに急に危機感に苛まれ、思わず万歳していた腕を下げ彼女の頭を自分の身体から遠ざける仕草を取ってしまう。 マリフォーヌはそんな私の行動を見て怪訝な表情を浮かべ再びあの言葉を口から突き付けて来る。 「話し合い……したくないの? したくないのだったら……別に帰って貰っても一向に構わないのだけど……」 腕を下げ息を荒げて胸を隠す体制を取って威嚇してる私に、冷徹な笑みを浮かべたマリフォーヌが無慈悲な言葉で私の威嚇を強制解除させる。 そう。私には選択肢などないのだ……彼女の機嫌を損なえば、村は……かつてない飢饉に襲われ死者が多数出る事になる。 だからここは“恥ずかしい”とか“屈辱”だとかいう思いは捨て去らなくてはならない。 何としても税を軽くして村へ帰らないと……この女に村が殺されかねないのだから…… 「……ご、ごめんなさい……つい……」 私は反発する心を押し殺し、再び彼女の前に自ら降伏のポーズを取って自分の半裸を捧げた。 頭の上で自分自身の手を握り合って、今度こそ腕を下げないゾという意志を態度によって彼女に示す。 「フフフ♥ そう。それが賢明よ……。貴女はあの村の代表で来たのだもの……領主様に逆らうのは良くないわよね?」 クンクンと鼻を鳴らしながら私のワキの周囲を嗅いで回るマリフォーヌ。その行為は私に強烈な嫌悪感を与えて思わず手を下げそうになってしまうが、私はその嫌悪感を歯を食いしばる事で我慢しどうにか腕を頭上に掲げるポーズを維持し続けた。 「私だって鬼ではないわ。貴女が誠意を見せてくれるって言うんだったら……別に交渉なんてしなくても、あなたの村の税を半分にしてあげる事も考えているのよ?」 「は、半分って!? そんなに……? ほ、本当ですかっ!?」 「嘘は言わないわ。私は私に忠誠を誓ってくれる誠意ある女性が大好きなの♥ だから……分かるわよね?」 「ちゅ、忠誠は誓っています! 貴女がこの村を統治し始めてからずっと……」 「それは、言葉だけの忠誠でしょ?」 「……ッ!? えっ……?」 「私のバックには帝国がついているわ……だから、私に逆らえない……そうでしょ?」 「そ、それは……その……」 「貴女の村は今後……帝国の軍事拠点になる予定の場所なの。だから……私としてはあの村は空っぽでもいいぐらいだと思っているわ♥」 「空っぽでも良いって……村を追い出すという意味ですかッ!?」 「私は別に追い出したりはしないけどぉ~生産性の無い村だと判断されれば帝国の方が村を潰しに来るかもしれないわね?」 「そ、そんなっ! あの村を追われたら……私達の生活は……」 「そんな事を帝国が気にすると思う?」 「うぅ……そ、それは……」 「私だって気にしないわ♥ 正直……もっと税を上げて反乱の一つでも起こしてくれた方が武力で解決できて楽だと思ってるくらいよ?」 「くぅ……私達の村にそんな反乱を起こす様な力なんて……」 「そうかしら? でも準備くらいはしているのでしょう? 部下から何となぁ~く話は入っているわよ?」 「うぐぅ……」 「まぁ、反乱を起こさせないように貴女が来たのだろうから……まだ話し合いをする余地はあるという事よね?」 「も、勿論です! 私はその為に来たのですから!!」 「私は寛大だから村の人がどう思おうと、貴女が忠誠を誓ってくれるというのであれば約束通り村の税を軽くしてあげるわ♥ 「わ、私は最初から忠誠を誓ってます! それに村の皆だって税さえ軽くなれば忠誠を誓いなおしてくれる筈です!」 私の言葉に偽りが無い訳ではない……。実際、私の交渉が破談になれば村の人たちは力で領主の屋敷を襲う算段を立てている。 しかし、農民しかいない私の村で帝国から武装して来た兵士に敵う訳が無い。だから無駄に命を散らす反乱だと分かりきっているのだ…… でも村の人たちは餓死するよりは戦って死にたいと思っているようで、農具を武器に作り変えて今も反乱の準備を行っている。 そんな村人たちが税が軽くなったというだけで忠誠を誓いなおすなど考えられない事だが……今はこう言っておくより他はない。 税さえ軽くなれば村人を説得して形だけでも忠誠を誓うよう説得する事も出来るのだから。 「村の全員? もう! だからぁ~そうじゃないんだってばぁ……」 「……?」 「村の思いとかそういうのはどうでも良いの。私は“あなた個人”の忠誠が欲しいって言ってるのよ? 分かる?」 「わ、私……個人の……忠誠??」 「村唯一の若くて美人な貴女……そう、イリス……。私はね……貴女がずっと欲しいと思っていたの……」 「えっ!? 欲っ?? 欲しいというのは……どういう意味で……?」 「意味はそのままよ? 欲しいというのはそのままの意味。私の命令に決して背かない……従順な僕(しもべ)となって仕えてくれる貴女が欲しいと思っているの……。心の底からね……」 「従順な僕……? それは……私に……領主様の奴隷になれと……そう言っているのですか?」 「奴隷なんて欲しくはないわ。ちゃんと意見を言ってちゃんと意志を持って生活もする……でも、私の命令だけは絶対に逆らわない……そんな“パートナー”が欲しいと私は思っているだけよ」 「パ、パートナーって……それは……人形や奴隷と何が違うというのです?」 「そりゃあ……奴隷とは違って貴女には自由を与えるわ♥」 「じ、自由??」 「別に年中屋敷に居なくても良いし、村に帰りたければ帰って農作業でもなんでもしたらいいと思ってるわ……」 「か、帰っていい? それは村で生活をして良い……という事ですか?」 「ただ、週に2回くらいは私の相手をしてくれると嬉しいわね……いちおほら……パートナーになる訳だし……」 「週に……2回……? それだけ? 本当に……その時だけこの屋敷に通えば……税を半分にしてくださるんですか?」 「えぇ……言った言葉に偽りはないわ♥」 「だ、だ、だったら! きょ、今日から貴女様に仕えます! 雑用でも……犬の散歩でも……よ、夜の……お供でも……なんでもします! だから……」 「アハァ♥ 本当にぃ? ホントに……“なんでも”してくれるのぉ?」 「します! 税を軽くしてくれるのであれば……私の身体など安いものです! 必ずご期待に応えますから……なにとぞ私をパートナーにっ!」 「ウンウン♥ そう言ってくれると思ったわ♥ 決まり! じゃあ、早速今日から……奉仕の方を始めて貰おうと思っているのだけど……イイかしらぁ?」 「は、はい! 喜んでッ!!」 税を軽くしてくれるなら……と、私は縋りつくような思いで彼女の言葉に賛同の意を示した。 それほどまでに私達の村はこの悪魔のような女にギリギリの生活を強いられており、明日・明後日の糧も考えていかなければならないほどに逼迫させられていたのだ。 だから、この交渉が上手く行かなければ村人たちは無駄に命を散らして壊滅を余儀なくされる……そんな事になれば……私が17年間過ごしたあの村も……今後は帝国の“名も無き補給所”として地図に書き換えられる事になってしまう。それだけは避けたかった。話し合いで解決できるのならそれが一番あの村にとってはいい筈だ。 小さくて貧しいけど……私が生まれ育った大事なふるさと。その故郷を……地図から消してしまうなど有ってはならない。 私の身を捧げるだけでその憂いが払拭されるのであれば……私は喜んでこの女の性奴隷にでもなんでもなってやろう。 この服を着た時からそれは覚悟していたんだ…… どうせ“そういう変態趣味”が彼女にはあるのだろうと……思っていたから…… 彼女が村に視察しに来た時に私に向けた好奇な目が……そう訴えかけていたから…… だから覚悟は出来ていた。 村を救うために……この身を捧げる事など……何の苦もない…… 「でも、奉仕の前にやらないといけない事が一つあるのよねぇ……。貴女にはそれをこれから受けて貰う事になるけど……イイかしら?」 「やらないといけない事?」 「そう、コレは大事な事よ。これから貴女が……本当の意味で私に忠誠を尽くせるかどうか……それを試す儀式みたいなものだから……」 「忠誠を試す儀式……という事ですか?」 「まぁ、そんな感じよ♥ あぁ大丈夫、痛い事とかはしないから……貴女はリラックスして私の指示通りにしていれば、す~ぐ終わるわ♥」 「痛い事はしない?(って事は奴隷の烙印を付けるとかそういう事ではないのかしら?)」 「そう……。でもこの儀式を通過できなければ、貴女には“忠誠心は芽生えない”と判断して村へ帰って貰う事になるわ……」 「村へ帰るって……つまり減税は……」 「その話も無しになるわね……残念だけど……」 「そ、そんな!」 「あぁでも大丈夫。さっき言ったように痛い事は一切しないし……貴女が本気で私に“忠誠を誓いたい”と思っているのなら簡単にクリアできる内容の筈だから♪」 「忠誠を誓いたいと思っているのは……本気です! 何でも言う通りにします! だから……税を軽くする事だけは……約束してください!」 「うんうん♥ あの儀式をクリアして私への忠誠心が認められたらすぐに軽くしてあげるから安心なさい?」 「……本当……ですね?」 「本当よ。私は嘘はつかないわ」 「分かりました……そういう事でしたら……その儀式とやら……受けさせて貰います」 「良い返事ね♥ じゃあ早速……忠誠の儀式を始めるから、一旦姿勢を戻して私が座っていたあの椅子の目の前まで上がって行きなさい?」 私は挙げていた手を降ろしマリフォーヌに促されつつ赤い絨毯の敷かれた低い階段を1歩1歩と登っていった。 段の頂上には王様が座る様な豪華な椅子が備え付けられており、マリフォーヌは私がその椅子の目の前に立つや否やその椅子に脚を組んで座り直した。 そして棒立ちになってその姿を見ている私に向かって指を差し「足の履物を全て脱いで……裸足になりなさい」と指示を下した。 私はその指示に大人しく従い、履いてきたブーツと……その下に穿いていた靴下を脱いで自分の身体の横に並べて置き裸足の格好になった。 私が素直に裸足に格好になると、再びマリフォーヌは好奇な目を私の足周りに向け頬をピンク色に染め始める。 その視線のいやらしさに私は再び自分が下着にも満たない服を着て破廉恥な格好をしている事を思い出し、羞恥の感情が沸き上がってきてしまった。 胸と股間をそれぞれの手で隠し、脚をモジモジさせて恥ずかしがる私を見つつマリフォーヌは次の指示を私に与えた。 「今から“忠誠のポーズ”を貴女に教えるから……言われた通りの格好を取りなさい?」 「忠誠の……ポーズ?」 「まず……さっきみたいに腕を頭の上で組みなさい。貴女がやってたみたいに頭の上に手を乗せてそこで自分の手を握るような感じで良いわ。まずはその格好を取ってみなさい?」 私は言われるがままさっき取っていた万歳に近いポーズを彼女の前で行った。 頭の頭頂部に手首を乗せて……その手を自分の手で握る形で腕が頭からズレないよう自ら固定して言われた通りの格好となった。 「いいわ……じゃあ次は脚ね。脚は両方とも膝立ちのポーズになさい? その場で膝を床につけて脚を後方に伸ばした格好よ?」 その様に次の指示が入り私は彼女の指示通り腰を落として膝を床に付け膝立ちの格好になった。 「うん……そう、その格好でいいんだけど……足先だけは床を踏みしめるように床に立てるような格好になさい? イメージ的には足の指だけで床に踏ん張る感じって言えば伝わるかしら?」 床は絨毯がひかれている為膝をそこに立てて体重を預けても別段痛みは感じられない。そして、彼女が追加で出してきた条件を呑むように足先を足指だけで踏みしめるように格好を変えると、膝と足指の2点で体重を支えられるようになる為足をただダランと伸ばしているよりは体重を支えるバランスが良くなる。 そこまで考えて彼女がその姿勢にさせたかは定かではないが、自分の体重を膝だけで支えるのは少し苦痛が伴う格好ではあったため私にとっては有難い配慮だと勝手に思っていた。 「もう少し胸を張って堂々と胸を前に突き出す様な姿勢を維持しなさい? 顔は常に私の顔を見ている事! 目線を反らそうとしたり恥ずかしがったりしては駄目よ?」 私は彼女の指示通りの姿勢を取った。 腕を挙げていいる格好であるから、二の腕辺りが少し突っ張る様な疲労感を感じてはいるが……膝と足指の2点で体重を支える格好になっているお陰か、さほど苦になるような格好ではない。これならまだ村で農作業をしていた方が体への負担は大きいくらいの勢いだ。 「私が“忠誠のポーズ”って指示を出したら、必ずこのポーズを取る事を忘れないで頂戴? あ、あと……勿論だけど、このポーズは私の許しが出来ない限りは無断で崩したり形を変えたりしてはいけないわ。絶対よ? 分かった?」 マリフォーヌの好奇な目が真剣な眼差しに変わって私に突き刺さる。 私はその言葉に了承の意味を込めて無言で頭を縦に振ってみせた。 「私に忠誠を誓いたいという事なら……私が“解除してヨシ”って言うまでこの格好を維持し続けなさい? 例え……どんな妨害を受けたとしても……ね?」 言葉に不穏さが滲み出し始める。マリフォーヌの顔はこの言葉を境に妖しい影を帯びるようになっていった。 「今から5分間。そのポーズを取り続ける事が出来たら“忠誠を誓った”とみなして、私のパートナーとして迎え入れてあげるわ……ただし、その格好を崩したり変えたりしたなら……」 「……(ゴクリ)」 「5分のリミットはやり直し……最初からよ♥」 「最初から……やり直し? っていう事は、何度もトライできるって……事ですか?」 「そう。貴女が心折れて無理だと言い出さない限りは何度でも挑戦してくれて大丈夫よ。ただし……もしもこれ以上は無理だと貴女が諦めた場合は……」 「諦めた……場合は?」 「村への税は倍に上げてあなたを村へ帰すわ……」 「ば、ば、倍っ!? 今の税の!? そ、そんな理不尽なッ!!」 「貴女がコレを交渉と呼ぶのであれば、それ相応のリスクもしょって貰わなきゃ公平じゃないでしょう?」 「こ、公平かどうかなんて……そんな事言っている場合ですかっ! 今の税金も法外だというのに……それを倍にだなんて……」 「フフフ……安心なさい? これは貴女が万が一“諦めてしまったら”という処置に過ぎないわ♥ 貴女は私に忠誠を誓いたいと思っているのでしょう? だったら……その万が一っていうのは起こり様がないじゃない♥」 「そ、それは……そう……かもしれませんが……」 「貴女が心の底から私に“忠誠を誓いたい!”って思っているのなら簡単な条件だと思うわよ? だって……ただこのポーズを5分間取り続けるだけで良いのだもの……」 「…………………………」 「私への忠誠……誓いたいんでしょ? その言葉は……信じて良いのよねぇ?」 「……は、はい。その言葉に……嘘偽りはありません」 「だったら……やり遂げてくれるわよね?」 「……分かりました。やり遂げます……」 私は目を瞑って歯を食いしばった。 このポーズを5分間し続けるだけで村は救われるんだ……その想いだけで、彼女の理不尽な要求も呑み込む決意をした。 理不尽とはいえ彼女が言うように“忠誠を誓う”という流れに関しては変える事は出来ない流れなのだ……だから、彼女が提示する条件も呑み込む以外に他に逃げ道などない。 忠誠を誓う事は変わらない未来…… だったら、私の心が折れるという可能性は考えなくていい筈なのだ。 私は村を救いたい……その一心でこのような格好でココに来たのだ。村人達の命が賭かっている……村の存続も私の意思に委ねられている。 そういう者を背負っている私に、心が折れるなどという選択肢はない。やり遂げてみせる……例えどんなに淫猥な行為をこれからされるとなっても…… 私はこのような露出の激しい卑猥な格好をさせられたのだから、きっとこの儀式とやらも忠誠の儀式とは名ばかりの淫猥な行為を私に行って身体を乱してくるに違いないと思っていた。 それを行う為にこの服を着せたに違いないのだから、儀式もそれ相応のエッチな行いをしてくるに違いないと考えていた。 しかし……蓋を開ければ、その儀式は……淫技を駆使した行為でポーズの邪魔をするようなそんな生易しい儀式ではなかった。 本当に私の心が折れるか折れないか……その瀬戸際を責める苦行が、この広い謁客の間では行われる事となったのだ。 彼女付きのメイド達の手によって……