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PT研ー⑭『崩術の時』

14:崩術の時 「あっっはっっへ!? ま、待ってぇへ? 服が捲れてぇへへへへへへ?」  小夜子先輩はくすぐりを中断してまでも先生の体操服を下から捲りあげ、肩の少し上辺りまで服をクシャクシャにしつつ上げていくと、背もたれに設置してあったそれ用(?)のフックに上げた服を引っかけそれがズレ落ちないよう固定した。  服を捲られた先生の上半身は腹部からワキにかけて全てが露出した状態となり、先生の日に焼けた健康的な小麦色の肌を直に見る事が可能となった。  一応……ぎりぎりブラジャーは装着してはいるのだけど……そのブラも、小夜子先輩が指でずらしていったため本来守るべき胸の頂き部分は隠しきれていない。  私の希望的には、後学の為に大人の女性の“そういう性的な部分”を鑑賞しながらくすぐりに勤しみたいと思っているのだけど……残念な事にその部位の担当は小夜子先輩のものであり、私は椅子の背もたれの隙間からチラ見えする先生の肉付きの良い背中に一部しか見る事は叶わない。  しかもそのチラ見えしている隙間にもこれからくすぐる為に自分の手を宛がう為、いよいよ先生の肌を視覚に納めることが難しくなってしまう…… 「それじゃ……先輩? 触りますね?」 「えぇ、肌は露出させたから……いつでも大丈夫よ♥」 「了解です」  でも……視覚での観賞が制限されたならば…… 「先生……背中……失礼します」  触覚の方で楽しめば良い。 「ひゃっっっは!!? 背、せにゃかっっ!!? せにゃかにぃひぃひひ!? 何か触り始めたッっはっっ!!? はにゃああぁぁぁっっ!?」  先生の背中の肌を……指先に感じて想像したらいい。 「隙間の形に沿って……スーッと降ろすだけで……良いんだよね? 指を……」 ――ススス……スーーー♥ ツツツ……♥  肌の柔らかさ、体温、背骨のゴツゴツ感……指を触れさせると、そういう“ナマ”の感触がダイレクトに伝わり、先生の肌を触っているんだという実感を私にもたしてくれる。 「ぎゃっっっはぁ~~~~~~~~~~~~っ!?!? せ、せにゃかあぁぁああぁっっ!? やめ、触っっはっっははははははは!? 今度は背中触ってきたあぁぁあぁぁははははははは!!?」  背もたれに入れられた10本の縦の切れ目は、それぞれ左右の手を少し広げたくらいの幅に距離を取って開けられている。  手を切れ目に合わせてみると……“私の指に合わせて作ったんじゃないか”と思える程溝に指先がジャストフィットし、それぞれの指先だけが先生の肌に僅かに触れるという絶妙な堀の深さに設計されているのが分かった。  切れ目は肩の少し下の場所をスタート地点として、そこから座面ギリギリの腰の下付近まで溝が続いている。  それぞれの溝の掘られ方は担当する指の位置によって、緩いS字の形をしていたり細かく左右に蛇行する形になっていたりと様々だけど、私は何も考えず手を上下に動かすだけで後は自動的に溝に沿って指が動いていくため難しい事は何も無い。  この溝が自動的に私の指を先生の背中の性感帯を触らせてくれるのだ。 「あっはあぁぁぁぁぁあ!? ハヒャアハハハハハハハハハハハハハハハハ、にゃめぇへへへへへへへへへへ♥ あへひぃぃぃっっっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひ、うひぇへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへ」  責め方はごくごく単純で簡単だけど、このくすぐりは先生のとっては、凶悪過ぎる刺激になっているようで……最初の一撫での刺激だけでも先生の身体は激しくビクつきを見せて、背中を背もたれから離そうと必死に藻掻いている様子が伺える。  その嫌がり方ときたら異常なほどの反応で、背もたれの板が外れてしまうのではないかと思える程背中を打ち付けて悶えまくってしまっている。 「先生? こしょばい? 私に……背中……触られるの……そんなにこしょばいですか?」  ワキや足の裏をくすぐる時とは全く違う嫌がり方をする先生に新たな快感を感じ取った私は、背もたれから逃げられない事を良いことに何度も何度も背中の性感帯を指でなぞって、先生の踊る様にくねる背中に欲情を募らせていった。 「はぁっっぅひゃああぁぁぁぅむはっっ!? あっっあぁああああぁぁぁあぁ!? や、やめっっ! せ、背中はぁぁはあぁぁあぁ♥ ああぁぁぁぁあぁぁぁぁ♥」  私の背中なぞりに合わせて、小夜子先輩の乳首責めも激しくなる。そして綾ちゃんもどうやらくすぐりを太腿から完全に股間の部位に集中させているらしく、秘部の直前の鼠径部を両手でコチョコチョとくすぐって先生に快感とくすぐったさの両方を与えて悶えさせている。 「あぁっっはっっっはっっはっっはぁぁああぁぁ♥ 何コレっへへへへへへへへへへ! くしゅぐったいのにぃぃひひひひひひひひひひ、ウズウズして来ちゃうぅぅぅふふふふふふふふぅ♥ 苦しくて嫌な筈なのにぃヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ……胸の奥がゾクゾクしてムズムズしてきちゃうぅぅぅっふっふっふっふっふっふっふっふ、ン゛ア゛ァァァアァァァァァ♥♥」  くすぐりを嫌がる様に身体を左右に振ろうとする先生だけど、私達の刺激が強まれば体中に……ブルル! と大きく震えが走る。  その震えと先生の喘ぎ声は同時に発され、先生がくすぐりによって快感を得ているという証拠を私達に伝えてくれている。  特に……私の背中なぞりが始まればそれが顕著に表れる為……その反応を見ているだけで私は謎の達成感に包まれ、もっと先生のそういう姿を見たいと手を動かしたくなってしまう。 「あっっはああぁぁぁぁはははははははははははははははァ♥ イヒャ~~ッハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハぁ♥ 身体が凄いぃィヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒぃ♥ ゾクゾクして寒気を感じてるのにぃぃひひひひひ、お腹の下が滅茶苦茶熱くなってる気がするぅふふふふふふふふふふふふ! にゃにこれぇぇへへへへへへへへへへへへへへ、こんなの味わった事ないぃィひひひひひひひひひひ♥ こんなくすぐりィ味わった事ないぃぃひひひひひひひひひひひひひひひひィ♥ ンアッハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ♥」  先生の笑い声の語尾にはもはや完全に艶のある吐息が挟まれるようになった。  快感とくすぐったさの狭間……と言うよりは、むしろ両方の最大値を同時に味わっていると言っても過言ではない悶えっぷり。  普段……凛々しく教壇に立っているであろう先生の、こんなあられもない姿を誰が想像出来ただろうか?  時に厳しく、時に厳粛に体育の授業に向いているであろう先生が私達の責めにこんな乱れた姿を晒すなんて……誰が予想できただろう?  私は……学年が違う為直接は先生の授業風景を見たことはないけど……理子先輩は違う。  先輩は鳴臥先生をよく知っているだろうし……よく見ている間柄の筈だ。  だから、この悶えっぷりを見て……先輩が何も感じない筈はない。  あの冷徹で凶暴な理子先輩であっても……身近な先生がここまで乱れている姿を見れば……心にクるモノがある筈なのだ。  その証拠に……今の理子先輩は……いつもの先輩とは様子が少し違っている。  馬鹿だのクソだの言って罵りながらくすぐるのがデフォの先輩が……それらを口にせずただ黙々と手を動かしてぼんやり先生の顔を見上げている。  その顔の頬は真っ赤に染まっていて……顔が熱を発しているのが見て取れる。  こんな気の抜けた先輩を見るのは初めてだ。今までの先輩とは明らかに様子が違って見える。  きっと理子先輩は……先生の豹変っぷりに責め以外の興味が芽生えたに違いない。  私も同じような顔をしているかもしれないけれど……私の場合はもっと……下衆というか……エッチな見かたをしているというか……  先生に対して……大人の妖艶さを感じてしまっているというか……興奮してしまっていると言いうか……欲情してしまっているというか…………♥ 「はひゃあぁっぁあっぁぁぁっぁぁぁはははははははははははは、お前達ぃひ!? やめ、やめろ! やめ……て……。これ以上は……ホントにぃぁあぁぁぁぁぁあぁあぁぁ♥ ダメだから……♥ あっっ♥ はっっ♥ ああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」  右に捩ろうとしても左に捻ろうとしても、私の10本の指から背中は逃げられない。先生の性感帯を意地悪な刺激で何度も何度もいじくり、先生の事をよがらせ続けていく。 「ああぁぁ♥ ひゃっっ! めっっ! へっっ♥ も、も、もう……限界ィひっひっっひっひっひっひっひっひっひ♥ もう……無理……ぃひひひ♥ ゾクゾクが込み上げてきてっへへへへへへへへへへへ、イヒぃひヒぃひヒひヒ……はひヒひヒヒヒヒヒひヒひぃ……♥」  小夜子先輩も先生の露出させた乳首を人差し指でこねくり回してイジメ続けている。  時々胸の端を揉んだり、胸の付け根をくすぐったりもしているけど……ほとんどは乳頭への責めに力を注いでいる……。  綾ちゃんなんてもう……この子が一番エロイ!  最初は“たまたま触れた”程度の秘部へのお触りだった筈だけど……今では堂々と先生のパンティ越しのワレメを撫でて直接的な性感を加えて行っている。  確かにワレメに触れていない逆の手は、申し訳程度に内太腿をコショコショくすぐってはいるけど……コッチもコッチでメインは秘部への刺激だと認識しているらしく、そろそろパンティの端から手を突っ込みそうな勢いで股間を愛撫し続けている。  手を逆手に構え……中指だけでワレメの中心をサワリサワリと撫で上げるそのいやらしさは……かなり熟練したテクニシャンの触り方だ。  普段自分の股間もそのように触って勉強したのか……それとも誰かの相手をしてそれを習得したのか……いつもの純粋可憐な振る舞いを見せる綾ちゃんからは想像できない豹変っぷりに、私はその様な邪推を勝手にしてしまう。 「ああはあぁぁぁあ♥ ダメ! きもちぃ……じゃなぃっっ! くすぐったい!! くすぐったいから……ダメ♥ もう……だめ……頭……おかしくなっちゃう……ぅは♥ あぁ……♥」  完全にくすぐったさよりも快感が追い越した……もはやだれの目にもそれは明らかだった。  なにせ……あの理子先輩が心ここにあらずでくすぐっているのだから……くすぐったさよりも快感が勝ってしまうのは当たり前の話だ。 「あっっ、ひゃ♥ や……だ……も、も、もう我慢……出来な……ぃ♥」  先生の身体の震えもいよいよ激しく大きくなっていき……快楽の終焉へと身体を運んで行っている様子が見て取れる。 「あっっはっっっっ♥ ああぁぁあぁぁぁぁ♥ 頭が……真っ白にぃぃぃ♥ イヒィィィ♥」  快感が限界に達し……これ以上溜め込める事は出来ない状態まで追い込んだ。  そのタイミングを見て小夜子先輩は私に…… 「明日香ちゃん! 今よ! 先生の脇腹を思いっきりくすぐってあげて!」  と、突然の路線変更を告げる。  私はいきなりの事で思わず手を止めて「えっ!?」と聞き返すが、小夜子先輩はそれでも同じ言葉を繰り返し私に脇腹を責めるよう指示を与えて来る。 「は、は、はい! 了解です!!」  私は慌てて背中から手を離し、手をそのまま先生の脇腹に運んで……その脇腹を言われるがまま思いっきり揉み解すように強いくすぐりの刺激を与えてみた。  すると先生は…… 「ぎゃあぁあぁぁぁぁあぁあぁぁぁぁあっぁあっぁぁぁぁぁぁはははははははははははははははははははははははははははは、くすぐったいぃぃぃぃひひひひひひひひひひひひひ!! そこヤだぁぁあああぁあぁぁぁははははははははははははははははははははははははははは!!」  と、いう激しい絶叫の笑いを吐き出しかと思うと…… 「あっっはっっっ♥♥♥ あぁぁぁあぁぁぁぁあぁぁぁ!!!! 力が抜けひゃうぅぅぅ!! ぅあぁっっっっはあぁぁぁぁぁぁ♥♥」 ――ブシュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!  股間からその絶叫に見合う盛大な愛液のお漏らしを私達の前で行い始めてしまった。 「……アッ♥ あっ♥ アァッ……♥ う、う、嘘ぉ? 私……生徒の前で……あっ♥ はっッ♥ い、イ……って……しまっ……は♥」  椅子の座面に水溜りを作るかのように続々と溢れ出してくる先生の熱い愛液……綾ちゃんはそれを見て舌でペロリと唇を舐め、指にその愛液を掬い取って眺めはじめた。  止めどなく脳のドーパミンが溢れ出ているのを表わすかのように……先生の愛液はパンティの至る所から染み出して止まらない。  先生の身体はもはや電気ショックを浴びせられたかのようにずっと痙攣を繰り返しそれも止められなくなっている。  きっと気持ちの良い余韻に浸っているのだろうな……と、私は顔を火照らせながらその光景を見届けていたのだけど…… 「よし、理子ちゃん! 綾ちゃん! 明日香ちゃん! 今度は先生の事くすぐりメインで責めるわよ! すぐに取り掛かって!」  と、小夜子先輩が残酷無比な指示を私達に下し……先生の様子をポカンと眺めていた綾ちゃんと理子先輩はそれを聞くとハッと我に返る様に真顔に戻り、小夜子先輩の指示通りに手を動かし始めた。 「はぁはぁ……はぁ♥ はへ? ちょ……ま……って……へ? うそ……でしょ? まさか……貴女達……まだ……私の事……っっ!? ほっ!!? ぉほひへへへへ!? はひひっ!?」  私も気の抜けていた頭に意識を取り戻し先輩の指示に従うよう再び手を脇腹へと滑り込ませて準備を整えた。そして……先輩や綾ちゃんの手の動かし始めとタイミングを合わせて私も…… ――コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ♥  と、脇腹の肌を揉み解す様なくすぐりを再度行って見せた。 「ブッッハッッッッ!!?」  足の裏、鼠径部、脇腹……そして小夜子先輩が担当する腋……それらがイった直後の先生に同時に襲い掛かる。  その刺激が送り込まれるや否や先生は、思いっきり顔を突き出して吹き出してしまい…… 「ふぎゃあぁぁぁあぁぁあっぁぁぁぁっははははははははははははははははははははははははははははははははははは、やめぇぇぇへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへ、ェギャ~~~ッハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ、いひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ、くはははははははははははははははははははははははははは!!」  と、イって脱力したとは思えない勢いの大笑いを再び吐き出し始めるのだった。 「ギャ~~~ッハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ、やめぇへへへへへへへへへへへ、やめでぇへへへへへへへへへへへへへへへへへへっへへへへへへ、力入んないのにぃひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ、こんな状態で笑わせないでぇぇへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへ!! 苦しいぃぃひひひひひひひひ!! 余計に苦ひぃぃひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひ、んぇへへへへへへへへへへへへへへへへへ、ひぃぃ~~っ!!」  溜まっていたものを出し切る様に絶頂した直後は、多幸感に包まれ身体は脱力し敏感の極みに達する。  小夜子先輩はそのイった後に訪れる敏感状態を利用して、先生を徹底的に笑わせる為の刺激を送り込む指示を私達に与えた。  その刺激の強さたるや、普通にくすぐるられるよりも遥かにこそばゆさを感じる事請け合いで……これが自分だったらと想像すると、流石に身震いを起こしてしまう程の寒気を感じてしまう。  暗示の副作用によって敏感になってた先生の身体は……イったあとの余韻で余計に敏感になっている筈だ。更に、絶頂するのに力を使い果たした為体力もごっそり無くなっている状態なのに……このように4人に寄ってたかって身体中をくすぐられて笑わされられたら……そりゃあ苦しくて辛いに決まっている。  死ぬほど敏感になった身体を死ぬほどくすぐられて……死ぬほど笑わされる……それがどれほど辛いモノなのか……想像するだけでもおぞましい。 「ギャハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ、やはははははははははははは、ひぃっっっひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ、死ぬ! 苦しいぃひひひひ♥ 死ぬぅ! 死んじゃうぅぅふふふふふふふふふふふふふふふふふふふ、んぁははははははははははははははははははははははははははははははは!!」  体力が底をついていてもくすぐりの拒絶感は手足の暴れを無理やり引き出してしまう。  疲れるから暴れたくないと思っていても……くすぐったさに本能が逆らえずどうしても嫌がる仕草を取ってしまう。  暴れれば暴れるだけ体力は更に消耗させられる。体力が消耗すればそれだけで笑う力にリソースが割けなくなる……。  だけど笑わされる。どんなに体力を消耗しようと……笑う事だけは強制させられる……。それが゛くすぐり”という行為の恐ろしさであり、残酷さなのだ。 「コチョコチョコチョコチョぉ♥ コチョコチョ~~♪」 「ほら、もっと笑え鳴臥ぃ♥ コチョコチョコチョ~♥」 「センセ♥ 可愛い♥ コチョコチョ~♥ センセ♥ もっと笑ってぇ? コチョコチョ~♥」  死ぬほど辛いこのくすぐり責めを、責め側の私達はさも楽しそうに笑いながら与えている。  先生のつくっている笑顔とは別物の笑顔だけど、くすぐっていれば皆、自然とそういう顔を意識せずともつくってしまうものだ。 「アッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハ、いひひひひひひひひひひひひひひひひ、ぅひィィひひひひひひひひひひひひひひひひひィ♥ くぇへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへ、はひはひ♥ あひゃあぁあぁぁぁぁははははははははははははははははははははははははははははは、くるひっっっひひひひひひひひひひひひひひひひ、くるひぃぃぃっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひ♥」  先生もとうに体力の限界を超えてしまっているだろうけど……私達がくすぐりをやめるまでは笑う事を止められない。どんなに辛いと思っていても笑わされ続ける。 「あがっっはははははははははははははははははははははは、イギヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ、ひぃひぃ♥ うぐぁはははははははははははははははははははははははははははははははははは、じ、死ぬぅぅぅぅ♥」  辛くて苦しくてしんどい……  くすぐりに笑わされるというのは、最終的にそういう負の感情に脳が支配され“分からされる”事になる筈なのだが…… 「あっっ♥ はっっ♥ はあぁぁぁあぁあぁぁ♥ ひいぃぃひひひひひひひ、ぃひひひひひひひひひ♥ ヤバイぃひひひひひひひひひひひひ、ィァハハハハハハハハハハハハハハハハハ♥ また身体がぁぁああぁはははははははは、おかしく……なってぇ……ぇへへへへへへへ♥ くぅぇへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへ♥」  先生の場合は何処でどう分岐を違えたのか……笑いの激しさの中に再び艶声が入り混じる様になり始めた。  今度は誰も快感の類になる様なくすぐりは行っていないのに……むしろ皆本気で笑わせようとくすぐりに集中している筈なのに……。  あの小夜子先輩でさえ、胸には一切触らずワキだけを集中してくすぐっている。  なのに……先生の反応は……時間が経つごとに艶声が増えていって…… 「ああぁぁああぁぁ♥ はぁあぁぁぁあっぁぁぁぁぁ♥ 何コレぇへへへへへへへへへへへへへへへへへ? 苦しいだけの筈なのにぃぃひひひひひひひひひ!! ただくすぐったいだけの筈なのにぃぃ身体が勝手に快感をぉほほほほほほほほほほほほほほほほほ♥ ひぇへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへ♥」  そしてやがて、身体を大きく跳ねさせたかと思ったら……先生は涎を撒き散らすように大口を開いて…… 「ひっっっぎゃああぁぁっぁあぁぁぁぁぁぁあっぁっぁぁぁぁあっぁぁぁあぁぁぁ♥♥♥♥」  という悲鳴に近い絶叫と同時に…… ――ブシュっ♥ ブシュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ♥♥ ビュビュビュビュビュビュ……♥ ビュビュ♥  先程よりも更に勢いの増した大きな絶頂を私達の前で行ってしまった。 「あっっっはっっっはぁぁぁぁぁあぁぁ♥ はぁぁ♥ ああぁぁぁぁぁぁぁ♥♥」  その絶頂は止まる事を知らないかのように延々と先生の股間から愛液を吹き出させ続け……何度も身体を痙攣させながら最後の一滴を絞り出し尽くすまで絶叫と射精を繰り返した。 「ふぅ……よし♥ みんな? ご苦労様……もう良いわよ」  壮絶なイキ狂いを繰り返す先生を見て、小夜子先輩はようやく私達に手を止めるよう指示を下してくれる。  皆が手を離しても……先生の身体はまだくすぐられているかのようにビクンビクンと無意識の震えを繰り返し、項垂れた顔からは大量の涎が太腿に垂れていて……身体の震えに合わせて雫を形成し未だにそれを落とし続けている様子が伺える。  もはや意識があるのかどうかも疑わしい。先生の口からは言葉ではなく涎しか零れて来ていない。  身体は不規則に痙攣し、呼吸はマラソンを全力疾走したのではないかと疑うほどの荒々しい過呼吸を繰り返し、とても話が出来るような状態ではないと思わされてしまう。  しかし小夜子先輩は、そんな満身創痍になった先生の頭からヘッドフォンを取り外し、私達の声が先生の耳に届くよう計らいを入れた。そして……過呼吸を繰り返す先生に間髪入れず、部長が耳元に口を寄せて囁きを入れ始める。 「どうですか? 先生? くすぐりにイカされた気分は……」  その様に囁かれ、部長の言葉を嫌がるように首を横に振る先生。その姿を見て部長は眉を潜めるフリをしつつ言葉を続ける。 「本当に……嫌でしたか? 気持ち良く……ありませんでしたか?」  嫌がる様に首を横に振っていた先生だったが、部長のこの言葉を聞き……不意に首の動きを止める。 「笑いながら溜め込んでいたモノを出し切るのは……凄く気持ちの良い事だと……思いませんか? 出し切った後の爽快感は……味わった事の無い快感だと気付いたのではありませんか?」   まだ呼吸しか行えず……まともな返事を返す事は出来ない様子だが、先生は明らかに部長の言葉に戸惑いの感情を見せ始めている。 「1度目は確かに……性感を弄って快感を生み出しましたが……2度目のアレはくすぐりだけの刺激だったのですよ? それでもあれだけの絶頂を迎えられたのですから……先生のカラダは……もう受け入れたのではありませんか? 我々のくすぐりを……」  その言葉を聞いて先生は必死に首を横に振ろうとするが……ある程度首を横に振ったかと思うと考え直すように首の動きを止め……そのまま動かなくなってしまう。 「ウチの部の顧問になって貰えれば……これ以上の快感を……毎日与える事だって出来るのですよ? 先生が望むのであれば……部員全員で先生の事……くすぐり回してあげることも……出来るのですよ?」  ピクリと先生の身体が反応を示す。  その言葉を待っていたかのように……先生の項垂れさせていた顔が持ち上がっていく。 「これ以上の快感って……言った?」 「えぇ。言いました。コレよりももっと直接的で……もっと気持ちの良い……刺激を与えられると……」 「そ、それは……生徒に……させて良い事だとは……思わない……」 「えぇ。きっと駄目でしょうけど……でも、もう……我々は知ってしまいましたよ? 先生が……くすぐりでイく身体である事を……」 「知られた……。生徒に……知られた……。私の……恥ずかしい……姿を……」 「恥ずかしいですか? 我々にこんな姿を見られて……」 「恥ず……かしい……。こんな姿見られて……もう……生きて……いけない……」 「大丈夫です。先生のこの痴態は我々しか見ていません。我々が口外しなければ……先生は普段通りの生活が送れます……」 「それは……脅し? 顧問にならないと……バラすって……言いたいの?」 「そうですね……。出来ればそうしたくはありませんが……」 「最初から……コレが狙いだったの? 私が……こんな痴態を晒すのを見越して……」 「本来なら……くすぐりだけで屈服をもぎ取るのがウチのやり方ですが……先生の場合は四ツ星先生からの強力な暗示が掛けられていましたから……」 「癒々花の……暗示……?」 「四ツ星先生の暗示は強い快感を与えることで強度を高めてあります。その暗示を解くためには……四ツ星先生が与えた快感の更に上を狙わないと解けません」 「そんなの……生徒の貴女達が……やっていい事じゃ……ない……」 「それは理解しています。自分達がヤった事は確かに学生という身分で行って許される事ではありません……」 「それが分かっていて……なんで……こんな事を……」 「我々は……先生を顧問に迎えたいという気持ちは今も変わってはいません。しかし、それ以上に……先生に掛けられた催眠は先に取っ払って差し上げたかった……」 「催眠……。私に掛けられた……暗示……? あん……じ……うぅぅ……何で私が……あん……じ……を?」 「先生は……教育実習に訪れた学校で……酷く心に傷を負ったそうですね?」 「うぅぅ……私の……心の傷……? 教育実習……うぅ……」 「生徒に舐められた挙句……言う事を聞かなくなった生徒が授業をボイコット……そして学級崩壊……」 「うっっ……うぅ! やめ、て……言わないで……」 「貴女は……そのトラウマが辛くて……四ツ星先生の居る病院へと通院するようになった」 「うぅぅぅ……癒々花……」 「四ツ星先生は貴女を催眠によって癒した。トラウマを感じなくて済むよう……暗示をかけ、彼女の虜にさせられた……」 「あうぅぅ……うぅ……私は……」 「やがて貴女はこの学園で再スタートを切る事となります。今度は……前の失敗を繰り返さないよう……自分の性格を偽って強気な態度で怖い先生を“演じ”ながら……」 「演じ……くうぅぅぅ!? うぅ……い、言わない……で……」 「この学園は監査委員会の会長……久遠寺初香の母親……久遠寺製薬の女社長が出資して作らせた学園だと聞きます」 「久遠寺……製薬? 久遠寺初香の……母親??」 「四ツ星先生の勤めていた精神科の病院も……久遠寺製薬から薬を仕入れていたようですので、恐らく繋がりがあったのでしょう……久遠寺の母親と四ツ星先生は……」 「くぅ……うぅ……でも、私は……前の学校で癒々花と一緒に仕事をしていた筈……」 「それはデタラメです。貴女はその様に思い込むよう暗示を掛けられたに過ぎません……」 「う、嘘よ! だって……ハッキリとその光景を憶えて……」 「じゃあ聞きますが……四ツ星先生とどんな仕事をしたのですか? いつ? どれくらい?」 「ッっ!? そ、それは……」 「思い出せないでしょう? それもその筈です……貴女の記憶は、一部分しか改竄されていないのですから……」 「で、でも! 私は一緒に……癒々花と……」 「思い出そうとしても“保健室で対面している”様子しか思い出せない筈です。貴女が先生としてやっていく自信を無くし悔やむ相談をするその情景しか……」 「……ッっッ!?」 「その場面だけを“一緒の学校で仕事をした”という情報に刷り変えただけなんです。実際は学校の保健室ではなく……通っていた病院の一室が映像として思い出せる筈ですよ? そうでしょう?」 「そ、そう……言われれば……」 「貴女は体よく四ツ星先生に操られていただけです。彼女の“盾”として……」 「……盾? 私が……癒々花の……盾?」 「四ツ星先生は病院で不祥事を起こしました……。そして今も多分……警察から指名手配を受けている筈です……」 「不祥事……警察?」 「彼女はほとぼりが冷めるまで……この学園で身を潜めるつもりなんです。貴女という盾を使って自分の存在を守らせようと考えて……」 「私を……盾に使って……守る?」 「警察の手が迫れば……貴女を操って大きな事件を起こさせ……警察の目をそっちに向けさせようと……」 「そ、そんな馬鹿な!? 癒々花は……彼女はそんな人間じゃ……」 「まぁ今のはあくまで私の推察ですが……貴女に暗示をかけて操っていたのは事実です。なにせ我々の部の顧問になるという言葉をどうしても言えなかったのは……その暗示の力によるものですから」 「顧問にならないと決めたのは私の意思よ! 暗示なんかじゃない……こんな犯罪まがいの事をする部の顧問になりたいだなんて……思う筈が……」 「では聞きますが……先生はPT研の存在と活動の内容について、一体いつどのように知られたのでしょうか?」 「……えっ?」 「我々の活動は基本的には部外に分からないよう隠すようにしてきました。なぜなら……この部の活動をオープンにすれば部外の者からは誤解を与えかねないと思っているからです。今の先生の様に……」 「と、当然よ! 実際、そう思われるような事しかしてないじゃない!」 「我々の活動はさておき、そういう風に活動を隠してきた我々の部の事を……先生はあたかも最初から内容を知っているかのように突っぱねましたよね?」 「ッっ!?」 「小夜子が最初に交渉に出向いた時……貴女はこう言いましたよね? “あなた達の様な倫理も道徳も無視したような活動をする部に手を貸すなんて真っ平ごめんよ!”と……」 「うぅ……」 「どうしてPT研という略した部の名前だけで……倫理も道徳も無視した活動だと言い切ったのです?」 「そ、それは……」 「余程熱心に我々の部の事を調べないとその様な言葉は出てこない筈です……それを赴任して間もない鳴臥先生が知っているのは少々むしが良すぎる話だと思いませんか?」 「そんな事言われても……知っていたものは……知っていたんだし……」 「それを知ったのはいつです? いつPT研がいかがわしい部だと分かったんです?」 「い、いつって……それは……」 「思い出せますか? 我々の存在を知ったきっかけを……」 「うぅ……うぅ……あ、頭が……痛い!?」 「思い出せない筈です。なにせ……貴女はPT研の事を、知ったのではなく脳に直接刷り込まれただけなのですから!」 「……ッっ!?」 「暗示を掛けられたことは覚えていない。だから、この不可解な記憶も……何処で得たものなのか説明も出来ない。それは当然です……催眠状態に掛けられたうえで擦り込まれた情報なのですから……」 「そんな……まさか……」 「自分が思い出せない記憶がある……というのが先生が暗示を掛けられている何よりの証拠です」 「うぅぅ……思い出せない……確かに……癒々花との事も……PT研の事も……」 「本来なら暗示を掛けられた事を疑うという行動そのものも、別の暗示によって禁じているのでしょうが……今の先生はその暗示が解けた状態にあります」 「暗示が……解けて……いる?? 私の?」 「四ツ星先生は貴女に“快感”を与える事で自分の呪縛から逃れられないようにしました……でも、今……貴女は、彼女の与えた快感以上の快楽を味わってその呪縛が解けているのです」 「か、快感って……や、やめてよ! そんなの高校生が使って良い言葉じゃ……ない……」 「ちなみに今、我々は……先生と生徒という関係ではありませんよ?」 「は、はぁ? 何を言っているのっ!? 私は貴女達の先生で……貴女達はこの学園の生徒……」 「違います。今我々は……先生を尋問する尋問官という立場であり、先生は尋問を受けるただの被者です」 「被者? 馬鹿も休み休み言いなさい! こんなふざけた事を私にして……何が被者よ!」 「貴女は今……手を自由に動かせますか?」 「は、はぁ??」 「足で地面を踏めますか? その椅子から立つ事は出来ますか?」 「で、出来る訳……ないでしょ……拘束されているんだから……」 「そうです。先生の自由は我々が握っています。それがどういう事か……お分かりですよね?」 「し、知らないわよ!」 「つまりは先生の処遇はまだ我々が握っているという事……これから、また責めを再開させても……先生に拒否権は有りません」 「ま、まさか……まだ私の事……責める気ッっ!?」 「いえいえ、そういう立場であると理解して頂きたいと言いたいだけですよ。暗示の解けた先生をこれ以上どうこうしようとは思っていません……」 「どういう意味? 立場って……何よ?」 「要は……今は先生の方が立場は下だと言いたいんです」 「立場が……下?」 「まだ……我々には逆らえない……。だから、先生という立場を振りかざされても怖くはないと……そう言いたいのです」 「くっ……!」 「我々よりも立場が低い者を我々は“被者”と呼んでいます。害を被る事を強制される者……で、被者です」 「うぅぅぅ……」 「と、まぁ……呼び方はこの際どうでもいいのです。責めだ、尋問だ、被者だ~とか並べましたが、本当に言いたい事はそういうのではなく……」 「……?」 「この“自由を奪われている状態”の時に限っては……先生は先生として振る舞わなくていいです……と進言したかっただけです」 「先生として……振る舞わなくて……いい??」 「今の先生は……我々にとってはただの被者であり……ただの鳴臥香澄……個人でしかありません」 「私が……先生では……ない??」 「この部室は紛れもなく学園の中にある一つの部屋に過ぎません……先生は勿論先生だし……我々も学園の生徒の一員でしかありません……。ですが、今のこの瞬間だけはそういうしがらみを取り払う事が出来るんです……」 「しがらみを取り払う? 何を言っているの? 言っている意味が……分からない……」 「例え校長でも……このように拘束されてしまえば、ただの個人に成り下がります。どんなに自分はこの学園の校長だゾと喚き散らしてもその言葉で拘束が解ける訳でもありません」 「そ、そうかもしれないけど……でも解放された後は……」 「解放された後の事は語っていません! あくまで……今、この瞬間の……話をしているだけです」 「…………………………」 「今この瞬間だけは……この場の支配者は我々なのです。その我々が“先生という立場を無視する”と言えばそうなります……そうせざるを得ない筈です。なにせ……先生には抵抗の手段が無いのですから……」 「うぅ……」 「しかし、立場を無視するというのは……何も悪い事だけじゃないんですよ?」 「……え?」 「未成年か……未成年じゃないか……先生か先生でないか……そういう社会のしがらみ的な物も無視して普段話せない事を話せたり、普段できない行動をやれたり……考え方によってはそういう事も可能になると思いませんか?」 「しがらみを……無視して……」 「先生はさっき……身体をくすぐられて……どう感じましたか?」 「ど、どうって……そんなの……くすぐったくて……苦しかったに決まってるじゃない!」 「じゃあ……イかされた時は? どう感じました?」 「んなっ!? ちょ! そんな事……言える訳が……」 「正直に言葉にして頂いて構いませんよ?」 「い、いや……そもそも生徒に……そんな過激な事を……言える訳が……」 「さっきも言ったでしょう? 今は……先生だ生徒だと気にしなくて良いと……」 「そ、そんな事言われても……」 「じゃあ……このように言い換えましょうか? 素直に感想を言わないとまたくすぐってイかせるぞ……と」 「ひっ!? さ、さっきは……もう何もしないって……言ったのに!」 「その気になればあの言葉も反古にも出来ますが?」 「くっ……。それが貴女がさっき言っていた……立場とかいうヤツ?」 「そう。今は先生からの異議や反論は認められません」 「わ、わかったわよ……。確かに……気持ち良く……感じたわよ……ほんの少し……」 「先生? 正直にって……言いましたよね?」 「あぁもう! 気持ち良かった! あんだけ盛大にイったんだから分かるでしょ! 滅茶苦茶気持ち良かったのよ! あの責めがっ!」 「四ツ星先生の技と比べて……どうでした?」 「……はぁ?」 「四ツ星先生に気持ち良くされた筈でしょう? それよりも……気持ち良かったですか?」  「うぅ……ま、まぁ……」 「……まぁ?」 「くぅぅ! 気持ち良かった! 認めるわよ! 認めればいいんでしょ? 癒々花のより気持ち良かったって!! 」 「フフ……正直に言うだけなのに……先生は中々に強情ですね?」 「う、うるさい! さっさと解放しろっ!」 「気持ち良かったという事でしたら……この快感をこれからももっと味わってみたいと思いませんか?」 「……っえ!?」 「今、先生が認められた通り……我々の手にかかれば四ツ星先生以上の快楽を先生に与えることも出来るんです……」 「うっっ……うぅ……」 「どうです? もっと……もっと……気持ち良くなりたいと……思いませんか?」 「くぅぅ……うぅ……ま、また……くすぐる……つもり? 私の……事……」 「お望みとあらば」 「こんな風に拘束……するの? 服も脱がされて……抵抗できないように万歳の格好にさせて……」 「それが良いと仰るのでしたら……」 「足の……裏も? 背中とかも……触って……貰えるの? さっきみたいに……」  「えぇ……」 「む、む、胸……も……。あ、アソコ……も……うぅ……ぅうぅぅぅぅ……」 「先生が気持ち良いと思える事……その全てを与えてあげますよ。我が部に顧問として就いてくださったら……」 「こ、こ、顧問……顧問に……?」 「そう……顧問……」 「で、で、でも! ダメ! そんな不謹慎な理由で顧問になるなんて……恥ずかしくて……」 「安心してください。この部の部員たちは……先生がどんな人間であろうと……受け入れる用意がありますから……」 「う、受け入れる……用意?」 「ここに居る綾は……あの生徒会長の妹なのに……くすぐりの魅力に憑りつかれ、うちの部に入りたいと言ってきたマゾヒストです」 「ま、マゾヒスト??」 「彼女はくすぐられるのが大好きで……イジメられるのが快感に変わる特異体質を持っています……そうだよな?」 「あうぅ……先輩……そんな事言われるの恥ずかしいですよぉ♥」 「神崎……綾……? あの生徒会長の……神崎詩織の……妹?」 「先生の良く知る理子だって……普段は大人しく見えても、ココではかなりのドSっぷりを発揮してますよ? ほぼ毎日被害にあっている明日香の事を嬉しそうにくすぐって虐めていますし……」 「部長? 私別に……嬉しくてくすぐってませんけど? 明日香が生意気だから教育してやってるだけで……」 「そんな明日香も、理子に弄ばれて悦んでいる様子だし……」 「ちょ、ちょ、ちょぉぉぉ!! 部長っっ!! 悦んでないっっ!! 私……悦んでないぃぃ!!」 「それを小夜子も私も微笑ましく眺めて見守っている様な部なのですよ?」 「(見守るな! 少しは止めて下さいっっ!!)」 「だから……先生も安心して話してください。ココは何を言っても許されますし……どんな人間であっても受け入れる場所です」 「どんな……人間でも……受け入れる……? どんな事を喋っても……いい……?」 「そうです。この拘束を解けば……従来通り、先生と生徒という立場に戻ってしまいますが……拘束されている今だけなら……先生は、先生ではなく……鳴臥香澄という個人になれるんです」 「私が……私として……振る舞っていい……場所……?」 「もしも先生が……自分の立場を忘れて鳴臥香澄になりたいと仰るのであれば……いつでも我々は先生を拘束して貴女を解放して差し上げます?」 「へっ? 拘束されるのに……解放? フフ……なにそれ? 矛盾してない? 言ってる事……」 「身動きが取れなくなることで……解放される事もあるのですよ。主に……心の方……ですがね?」 「………………そう……ね……今なら……まぁ、分かる気が……するわ……」 「学園に一つはあった方が良いと思いませんか? このような……自分を解放できる場所というものが……」 「今まではその解放できる場所は……癒々花の部屋だけだった……。だけど……その部屋は……偽物だったという事……よね?」 「えぇ……。貴女にとってはそうだったかもしれませんが……四ツ星先生からすれば……」 「ただの性処理道具の一つに過ぎなかった……って事かしら?」 「さぁ……四ツ星先生がどんな思いでその様な縛りを設けたかまでは分かりませんが……少なくとも、自由ではなかったのではないかと思います……」 「そう……いつも脅迫されていたような感覚だった。癒々花に逆らっちゃ駄目だって……いつも怯えながら保健室に出向いてた……」 「…………………………」 「逆らったらこの癒しが消えてしまう。気持ち良くして貰えなくなる……それは怖い……って、心の芯が怯えて……私を従順にさせていた気がする……意識はしてなかったけど……」 「それが催眠の作用であり……力だったという事です……」 「もしかして……この拘束が解かれたら……また彼女の催眠にかかることになるの?」 「いえ……催眠にかかっていると自覚出来れば……効果は極端に薄れると思います……。完全に消えるかどうかは……分かりかねますが……」 「そう……。もう……支配はされないかもしれないのね? 癒々花に……」 「えぇ。快感に寄る暗示は彼女の与える快楽でのみ定着するものだと思います。ラジオの周波数を合わせるみたいに……この快感が与えられたら暗示を思い出して支配される……そういうものだと理解してます」 「だから……その更に上の快感を私に与えて……癒々花の与えた快楽を吹き飛すよう仕向けたのね? そうすれば……彼女の暗示も解けると信じて……」 「暗示の解き方という点では……まぁ、そういう事ですが……」 「それ以外に……何か狙っていた?」 「まぁ……その……この快感を知って貰って……先生には……えっと……」 「顧問になって貰いたかった……そう言いたいんでしょ?」 「え、えぇ……まぁ……」 「成程ね……だったらまず……この目隠し……外して貰えるかしら?」 「……っ!?」 「目隠しを外して貰ったら……鳴臥香澄として返事をしてあげるわ。貴女が望む言葉で……」 「……は、はい!」  結局……鳴臥先生は、目隠しを外された後……部長の目を見て真っ直ぐに…… 「私は……この危なくておっかないPT研というクラブを監視しなくちゃいけないみたいね。どうやらそれが出来るのは私以外適任は居なさそうだし……」   と建前を置いて、続けて…… 「なってやるわよ。PT研の担当顧問に……私がなってやるわ。その代わり、こういう場以外での関係は先生と生徒の立場を守って貰うわよ! それが出来ないようだったら……今度は私の手でこの部を……ぶっ潰してやるんだから!」  と、ぶっきらぼうにその様に宣言した。  波乱に満ちた今回の顧問先生奪還作戦もこの宣言をもってようやく幕を下ろす事が出来そうだ……。思えば、鳴臥先生を呼び出すだけでよくもこんなに様々なイレギュラーが発生したものだと……感心するしそうになってしまう自分が居て悲しくなってしまう。  でも、私の目に映ったどんなイレギュラーな事件も、先輩方にはきっとイレギュラーではなくシナリオ通りの出来事だったと感じている事だろう。  先生が顧問を引き受けてくれるという未来も含めてシナリオ通りと感じているのであれば、そのシナリオを組んだ張本人はさぞかし心の中でほくそ笑んでいるに違いない。  その張本人が私の顔を見て笑みを浮かべている。 『次のシナリオはどんな風に組んでやろうかしらね? ウフフ♥』と言いたげな口元で私の事を見ている。  やっぱり……理子先輩なんかよりも何万倍も恐ろしい……  この先輩にだけは……一生逆らえないだろうなと、改めて私は……思わされる出来事となった。  顧問が就いたからこれで終わり……ではない。  先生を手に入れた事は……今後のPT研の動きの布石でしかない。  学園監査委員会の存在……  予算会議へ出席……  四ツ星先生の黒い本性……  挙げればきりがない程意識を向けないといけない事が山ほどあるが……  今は取り合えず、鳴臥先生を手に入れられた事に安堵して良い筈だ。  PT研の未来のみならず……今後の人生さえも危ぶんだ事件であったのだから……それが解決しただけでも歓喜して然るべきなのだ。  いや……ホントに……マジで怖かった。  先生が堕ちてくれなかったら……私の人生が詰んでしまうとこだった……  堕としてくれた小夜子先輩と部長にはホントに感謝! 感謝してもし切れない! 「ところで……この拘束が解かれたら……私は個人から先生に戻る訳よね?」 「……はい……そうなりますね……」 「だったら……先生らしく指導もしなくちゃいけないわよね? 悪さをした貴女達に……」 「あ、あぁ~~~その件でしたら……担当は明日香が担うそうなので……」 「は、はぁ!? 部長?? 何を言っているんですかっっ!?」 「先生のご指導……この明日香に存分にぶつけてやってください……。彼女がこの部の責任者なので……」 「何言ってるんすかぁっっ!! この部の責任者は部長でしょ!?」 「いや……ほら……トラブル請負の責任者……ってやつ?」 「いつ私がトラブル請負の責任者になったんですか! 初耳ですよ!」 「今、任命した♥」 「ば、馬鹿言わないでっっ! それに責任は自分が持つってさっき部長が……」 「アレは、先生が顧問になってくれなかったら……って、ちゃんと条件を付けていただろ? 実際にはなって貰えたんだからアレも無効になったのさ♪」 「んな理不尽なッっ!!」  こうして……部に向けられたヘイトは全て私に向けられるという形で、先生のお仕置きを私だけが受ける事となった。  またあの椅子に座らされ……  なぜか部長や理子先輩、小夜子先輩なんかも加わったりして……くすぐり責めにされた……。  PT研は……これがあるから油断ならない。身内の私の方が安心できないのは……さっきの部長の話からしてどうかと思う!  だけど……まぁ、この当たり前の流れが……私は苦に感じなくなってきてしまっているのもまた確か。  多分……私も、いつの間にかこの部に洗脳か何か施されたのだろう。  私が気付いていないだけで……催眠術か何か掛けたんじゃなかろうか? 先生みたいに……  だって、そうでなければ……こんなに苦しんでいるのに……嬉しいとか安心とかいう感情が湧くのはおかしい。  これは絶対に私の本心ではない筈なのだ! 私は……ただの平凡な女子高生でしかない筈なのだから……


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