ザ・ドッグトレーナー #20『足裏焦らし』(⇔18か17)
Added 2023-12-09 13:28:23 +0000 UTC#20 うつ伏せの格好で寝かせている為、カカトが上で足先が下という……普段見る画とは逆の足裏映像となってしまっている。それに慣れるまで違和感を覚えたのは間違いないが、とは言え足裏映像は複数展開していたモニターの小窓の一つに最初からずっと映し出されていたこともあり、他の映像を見ていても常に目の端にチラ見えしていた状態だった。だから今となっては違和感を覚えることもなくなったが、普段と見る方向が違うというだけで新鮮な気持ちを受けるのも確かなものだ。 ベッドの端に突き出すように上向きに拘束された、ツルツルした見た目の丸みを帯びた彼女のカカト…… そのカカトの膨らみから谷間を形成するように窪みを形作っている土踏まずの部位…… そして、その窪みから再び膨らみを形成し直して二つの大小の丘を形作っている母指球と小指球と呼ばれる部位…… その母指球の膨らみから生える様に5つに分岐し、関節を二つ経由して足の先端へと至る事になる足指…… それら“足底”と呼称される部位を改めて逆さに見たあなたは、彼女の可愛らしくも絶妙に色欲を駆り立てられるそれに改めて自分の手で触れないのが残念だと言わんばかりの仕草を取ってしまう。 そしてその足裏をもっと大きく見てやりたいと、今までメインで映していたリサの表情のアップ画面を足裏画面へと切り替え、再びそのガッチリ拘束された素晴らしい足裏を堪能し羨望の溜息を吐いてしまう。 ソフィアはそんなあなたをじっとりと湿り気を込めた視線で睨んで、あなたとは違う呆れの含んだ溜息を聞こえるようワザと大きく音を立て零している。 あなたはその溜息を気まずく受け取りながらも、アップにしてモニターに映し出したリサの足裏にエリナの手が映り込んできたのを確認し再び生唾を飲んで次の光景を期待しながら意識を映像に集中させた。 エリナの細くてしなやかそうな人差し指が……まるでクリームを拭い取ろうとするかのように足のカカトの上にソッと置かれる。 その刺激を受け取ったリサは『とうとう触ってきたか!』と言わんばかりの大きなビクつきを脚全体にさせ、ヒィという情けない悲鳴を零すと共にその後も足をカタカタと震わせ始めた。 カカトの端に乗せた人差し指がゆっくりと皮膚を横に撫でる様に移動を開始する。 カカトの形を意識させるかのように円周をあえて焦らす様にコソコソと指先でくすぐりながらカカトを触り終えると、次はいよいよ土踏まずの領域へと指が狙いを定めることになる。 足裏のくすぐりに置いて最重要なスポットだと言える土踏まずの部位……そこを触らずして足裏くすぐりは成り立つはずもないと言える程重要な箇所ではあるが、エリナは勿論この部位に直接指を滑り込ませるような事はせず、その外側の皮膚……足の端の端側の肌を人差し指だけでなぞって更なる焦らしを入れていく。 指の触り方から次は土踏まずだろうと予測していたであろうリサだが、その刺激は土踏まずを避ける様に外側へ逸れてしまったため準備していた笑いも吐き出す事が出来なくなり苦悶の表情を浮かべ消化不良気味の唸り声をあげるだけに留まってしまう。 いっそのこと思いっきり弱点を触られて笑わされた方が、余計な我慢もしなくて済むから楽だったかもしれない…… でもくすぐられて笑わされるのは苦しいし体力も消耗してしまうと分かっているから、出来れば笑いたくない…… リサのその苦悶と困惑の表情はそう言いたげに歪んでいて、焦らしの効果が高まってきている事をあなたにもエリナにも知らせてくれている。 エリナはそんなリサのジレンマを汲み取る様に“あえて”敏感過ぎる箇所は触らず……そのギリギリの肌をなぞって自分の敏感さを再認識させる焦らしを徹底する。 責める側も、直接くすぐるという行為を行うよりもこのような焦らしを入れるという行為の方が調教の難易度は高いと自覚している。笑ってしまう程の刺激を与えてもいけないし、刺激が微妙な箇所を触っても無意味になってしまう為、触る場所のみならず触るタイミングだったり触る人間の敏感な部位を細かく把握しておくことも本来なら必要なのだ。 しかし今回は時間が無いという制限が加えられている為……本当だったらじっくり調べておきたかった“刺激への反応の敏感さ”も、簡易的にしか調べられなかったから殆どぶっつけ本番で行わなければならなかった。 そこはエリナの経験やテクニックを信じるしかない訳だが…… エリナは先日の短い感度チェックの時間で得られた情報を最大限に生かし、この足裏焦らしに挑んでくれている。 お陰で、リサの反応はすこぶる良好であり……彼女をギリギリの刺激で悶絶させる事に成功している。 これはエリナの特化した専門性の賜物であり、ソフィアには真似できない技術だと言って過言ではない。 エリナはこういう責めが得意なのだ。獲物を最大限いたぶる為の作法を彼女は突き詰めていると言い換えてもいい。それがエリナであり……彼女もそういう責め方をするのが大好物なのだ。 「はっっはっひ!? ひゃだ……はっ……ヒィ!!?」 指が土踏まずの横をなぞり、足指の方へと近づくにつれ蓄積されていた反応も大きくなっていく。リサのカラダは小刻みに震え、指が間違って土踏まずに触れてしまうじゃないかと恐れる様に顔を左右に振って刺激を嫌がっている。 リサのそんな思いを理解しているエリナは、わざと指を土踏まず側へとずらすような仕草を取ったり、土踏まずの真横の肌は特に念入りに触ったりと……意地悪な責め方で刺激を送り込んでいる。 リサはその責めに口を笑う寸前の緩いVの字に曲げ唇を波型に震わせつつ小刻みな笑いを吐き始める。 「ひっっ……ひぃ! はひひ……くひ……ひひ……」 ギリギリ我慢は出来るが、油断すれば破顔して笑ってしまう……そういう状態を強いられ、いよいよエリナの指はリサの足の指の部位へと侵入を果たしていった。 「ハァハァ……ひっ、いぃぃぃ!! 指ぃ? 足の指を触るつもりィ!? 今から!?」 土踏まずの次に敏感だと言えるのがこの足指の部位……その足指の付け根付近まで指がなぞり終えたのだから、次は足指の側面でも撫でられるのではないかと警戒するのは当然だ。 しかし、足の指は少し台の奥へと入り込むようにそれ専用の拘束が行われている為、全ての肌が露出させられている訳ではない。 言ってしまえば、爪とかがある足指の先端の部分は拘束の為に台の出っ張りに隠れる形になっている。足指全部を覆っている訳ではなく、あくまで足指の先端部分が引っ掛かる程度の出っ張りなのだが……それでも爪先側を触る事は残念ながら指を入れ込まない限りどうやっても出来ない仕様となっている。指先の刺激よりも拘束の完璧さを優先した為その様な仕様となってしまったのだから仕方がないが、エリナは足指の先端を触れられない事についてだけはあなたに文句を言うほどがっかりしていた。 エリナにとっては足の指を触る事も焦らしの一環であり、彼女が足を責めるうえでもっとも好きな部位でもあると公言していたのだから、その文句も妥当だとは言える。 しかも拘束を優先するがあまり、足指の関節にはワイヤーが巻きつけられており指を反らせるために引っ張っている形となっている。そうする事で足裏全体を反らせられるのだからくすぐり易くもなるし足指を暴れさせないという効果も望める為非常に効率がいいと考えてこの拘束にしたのだが…… エリナの考えは実はあなたの効率を求める考え方とは真逆で、足の指は自由にしていてくすぐられている時の反応も足指にさせてそれを見たいという欲求もあったようだ。 確かに……くすぐったさに拒否感を示すように足指をジタバタさせる姿も見応えはあるとは思うが……いかんせん時間がないという理由で効率の方を求めるのが最優先になってしまっている。 調教一日目でこのようなガチガチの拘束をするのもいかがなものかとは思ってはいたが……どうしても時間の制約がきついという枷は外す事は出来ないのだから、エリナの希望通りにはしてやれないのが現実だ。 彼女もそれは受け入れている。 だから、足の指の焦らしは指の縁をなぞるといういつもの動きではなく、足指の付け根の膨らみ……母指球と足指の境目を狙ってなぞり直接くすぐりを入れることにしたようだ。 爪の先だけで小さく引っ掻くようにコソコソと……ゆっくりじっくりと反らされた足指の付け根にその刺激を与えながら広げられた足指のそれぞれの根元を縦断させていく。 その刺激があまりに強烈だったようで、リサは思わず我慢していた笑いを吹き出してしまい…… 「ぶっっひゃはっ!!!? ちょほぉぉぉはははははははははははははは!! それはこそばいっっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひ、その触り方はこそば過ぎィィヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ!!」 と、普通にくすぐられている時と変わらない笑いを吐き出し始めてしまった。 「あっっっはっっはっっはははははははははははははははは!! ちょ、やめっっ! そこダメ!! ホント駄目!! 指はこしょばいからやめてよっっほほほほほほほほほほ!! くぅあぁぁはははははははははははははははははははははははははは!!」 エリナは焦らしだけのつもりで触ったのだろうが、リサにはその刺激は完全に許容オーバーだった。彼女は足の指を触られる事に慣れていないのか……いや、むしろ自分でも触り慣れていないのだろう……未知の刺激に戸惑う様な笑い方を出している。きっと普段からペディキュアなどを塗ったり手入れをしたりあまりして来なかったのだろう……指を触られる事に拒絶感が見られるほどに敏感な反応を返している。 昨日のチェックの際は羽根を利用して感度を探ってみたが……どうやら彼女はナマの指で触られる事の方が抵抗感は強まるようだと分かる。 羽根の時はそれほど反応が強くはなかった部位も、エリナの指の刺激では過剰ともいえる程反応が良くなってしまっている。 羽根の様に無機質なモノよりも、ちゃんと人の体温が伝わる指での生々しい刺激の方が敏感に感じてしまう……そういう体質の持ち主なのだろう…… それが分かっただけでも今後の調教が楽しみだと思わされる。 「フフフ♥ こそばいでしょ? わたくしの指ぃ……」 足の指を横に縦断し切った人差し指は再び足の側面に沿い、今度は足の外側を縁取る様になぞっていく。 流石に足指程のこそばゆさを生む事は無いそのなぞりにはリサも笑わずに済んでいたものの、足指を触られた体験はしっかりと脳の前頭葉に刻み込まれたようで、その後の焦らしでも刺激が足指に近づくにつれ過剰に嫌がる態度を取り続けるようになる。 エリナはその態度の変化に感化される事無くマイペースに焦らしを続けたが、足の指だけは最初の焦らし以外では触らないよう心がけていた。 足の指が弱いというのはあの責めで十分に理解出来た。弱いと分かったのだったら、この焦らしの段階では積極的には責めない。むしろ、そのスレスレの場所を刺激して触わられるかもという意識だけ膨らませ続けて悶えさせる……それが焦らしという責めのセオリーだ。 エリナはその教えを忠実に守り、反対の足も同様に最初だけ足指を触って刺激を植え付けた後は触らない、という焦らしを入れリサの足裏をこれ以上ない敏感な性感帯へと仕上げていった。 「ハァハァハァ……ぁは……はぁ……くぅ……ううぅぅ……くっっひぅ……うぅ……」 もう……風がそよいだだけでもくすぐったく感じる…… 触らなくても刺激の想像を促しただけでもむず痒さを覚える…… リサの足裏をそこまで敏感に仕立て上げることに成功したエリナは、いよいよ……あなたの指示を受け取って本日最後のメインディッシュを味合わせる構えを取る。 今にも暴れ出してしまいそうにビクビクと震えを起こして続けている右と左の足裏…… リサは今からこの……敏感になるよう仕上げられた足裏をエリナの手によって容赦なくこそばし責めにされ、笑い狂わされる事となる。 この苦痛は……リサに恐怖や不安といった感情を徹底的に植え付ける責めになるだろう。 苦痛の本番……と、までは言わないが、少なくとも今日は……この責めがトラウマになることは間違いない。 自分の意に反して笑わされる……笑わされ続ける事に対しての苦痛…… それを最大限与える事が今日の我々の目的なのだ。 だから存分に……味わって貰いたい。 この苦痛は……後に……快楽へと昇華する土台となるのだから。 今は辛いだろうが……その辛さを乗り越えた先に……味わった事の無い快楽が待っている筈だ…… だから今は……童心に戻る様に思いっきり笑って貰いたい。 それが、快楽への最初の扉なのだから…… あなたはその様な言葉を頭の中でリサに送りつつ、エリナへ指示を送り直した。 その指示は……とても短く、とても重みのある言葉だった。 あなたは彼女に伝えた…… 『リサを笑わせ責めにしろ』……と。 →#21へ