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【日向先輩と僕(日ノ本学園生徒会シリーズ)-1-】

僕は山田恭介、高校二年生の男子だ。 今、理解不能な状況に直面している。 夢だと言うなら覚めて欲しい。 いや逆に覚めないで欲しいのかもしれない まぁともかくだ… 混乱しているのは間違いない。 まさか、あの人に校舎裏に呼び出されるとは… ・ ・ ・ ・ ・ ・ 僕は自分でも引くぐらいの醜い容姿のせいで 小学校から中学まで虐められ やっと地元のいじめっ子の輪から脱出できると思った高校でも 当然の様に虐められ転入を余儀なくされた。 半年ほど前の学校に通ったが 当然、我慢できるはずもなく親と話合って転入するに至ったわけだが… 転入初日からさっそくヤバい人に目をつけられたらしい 日ノ本学園三年を統べる…生徒会長…泣く子も黙る鬼のトキコ こと、日向時子先輩だ… 剣道4段、全国常勝の猛者 街の不良も一目置く狂気の女帝 (って誰かが言ってた。) そんな人に転入初日から校舎裏に呼び出されたのだ 死んだ…まさかこんなに早くいじめが始まるとは… 母さんごめん… 僕にはやっぱり普通に生きるのは無理なんだ… 「お?時間どうりにちゃんと来たようだな…」 校舎裏でガタガタと震える僕に 低く良く通る女性の声 !? 間違いないこの人が時子さんだ 僕は目を疑った 奇麗すぎる…美人過ぎる ナイスバディすぎる! 白い肌に切れ長の目 鼻筋の通ったイケメン系美女 長い黒髪は風に揺れ見る者を魅了する というか僕は一瞬で彼女に魅了されていた 「なんだ?ジロジロ見て…」 「いいいえ…!みてません決してておじじょけr」 「うむ…まぁいい」 早速怒らせてしまったかもしれない もはや緊張して喋れないが どうにかなだめなくては 「では単刀直入に言おう」 「はひぃ」 ああ…終わった 僕の高校生活はまた終わった 「お前が好きだ!私と付き合ってほしい!」 ????? 「ふぁ!?」 今なんて? 「一目見た時からお前の事が片時も頭から離れない…こんなの初めてなんだ。」 「!?」 …僕は卒倒しそうになりながらも 周りを見渡す こういうのは罰ゲームと相場が決まってる でもこんな上の層の人間が そんなくだらない事をするだろうか? この人は人としても女性としても レベルが違いすぎる 万年虐められ虐げられている 芋虫の様な僕に… 「…お前…恍惚堂の常連だろう…」 「え?」 日向先輩が突然聞きなれた言葉を!? 恍惚堂と言うのはアレだ僕の通ってる アダルトショップの名前だ… 僕は変態だ…顔も醜いが性癖も醜い 女性の肛門や排泄物が大好きな変態なのだ。 恍惚堂と言うのはうまい棒(あだ名)と呼ばれるおっさんが一人でやってる小さなマニアショップ たしかに僕はそこの常連だった でもなぜ日向先輩がそのことを!? それより先輩が そんな場所をなんで知ってるんだ? 「実は…私もあそこの常連でな…最も人目につかないようにかなり配慮しているが」 えええええええ!? なんだって!? 「うまい棒から…お前のことをちらっと聞いてな…いつも私と全く同じモノ(DVD等)を買っていく同年代くらいの男がいると…な」 「ふぇ?」 「それで気になって…こっそり遠くから覗き見してみたら…とんでもないイケメンでびっくりしたぞ…」 「??」 何言ってんだこの人 僕がイケメン…?容姿のせいで年中虐められてる 僕がイケメン? 誰かと勘違いしてないか? 「何しろこの性癖だ…理解してくれるものもそういない…同じ趣味を持つ男がいる…それだけで嬉しかったのに…それに輪をかけてお前は私の好みだった…」 ???? ってことはつまり 日向先輩も 「やはり年頃の女が肛門や排泄に執拗に執着する性癖と言うのは…」 そうだったー!! 先輩は重度のアナル、スカトロマニアだったのか!!! 「だが、私は異性を叩きのめすことはあっても、交際したことがなく、どうしていいかわからず、あらゆる手段を使ったのに…」 せせせ先輩みたいな美女が 誰とも付き合ったことがないだって? 嘘だろ? 「お前は全然気づいてくれなかった…どうしようかと思っていところ…この学園にお前がやってきた…これは運命だ… そう感じた私は恥を忍んでお前に気持ちを伝えようと…今に至るわけだ…」 「?え?気づかなかったって?」 僕は日向先輩と会うのは今が初めて 名前は噂で聞いたけども(それも今日) なのに何を気付けっていうんだ?? 「…定期的にお前の家の前で排泄行為を…して…その…排泄物を残していったのに…お前は全然」 「あ!まさか!!」 たしかに引っ越してから4、5回くらい家の前の道路に排泄物が落ちていた… それもいろんなパターンの… 明らかに犬が出したんじゃないとわかる極太の一本糞… 飛び散った下痢便 むしろ嘔吐物じゃないのと思いたくなるような未消化物ばっかりの便 ウサギの様にコロコロした硬そうな便 …あれ全部 「やっとわかってくれたか…結構大変なんだぞ…わざわざ大便を貯めて一本糞にしたり…消化の悪いものを大量に食べたり… 浣腸我慢して歩いたり…もうとにかく大変だったんだ!」 先輩だったんだ… くぅうううう!!なんて変態なんだ! 僕の想像の上を行く僕以上の変態! 「ほかにもだ…大量に空気を浣腸して激しく放屁してみたり…獣のように叫んでみたり…」 あ…あの夜中に響くトラックのエンジンみたいな音 もしかして…先輩の…おなら…!? 全てがつながった事によって 僕の股間はエレクトし始めた こんなに奇麗な人が あんなことを? 僕の為に!? 「うむ…これで私の愛情は本物とわかったろう?どうだ?私とお付き合い…してもらえるか?」 「はいはいはい!!!」 もはや冗談でも罰ゲームでもなんでもよかった 僕はこの奇跡に身を任せることに決めたのだ その日から 醜い僕と美しい先輩の 最高に充実した高校生活が 幕を開けるのだった。 … ・ ・ ・ ・ ・ ・ 僕はその夜眠れなかった 当たり前だ 一生死ぬまで経験できないと思ってたことが起きてしまったのだから あんな奇麗でかっこいい人が彼女… おまけに性癖まで同じだなんて… あぁ…神様 僕はどうなってしまうんだろうか… ・ ・ ・ ・ ・ 「と言うわけで…こいつが昨日、等学園に編入してきた二年の”山田恭介”…私の夫になる男だ。」 放課後いきなり生徒会室に連れてこられた僕は 何故か生徒会執行部に入ることになった… って えぇ!? それも急すぎる展開で意味不明なんだけど それより日向先輩!夫って どこまで飛ばしていくんだこの人は それに紹介したとはいっても生徒会室 つまり僕らの目の前には一人しかいないんだけども 金髪で目つきの悪い…凄く小さな女の子… 見た目はまだ小学生に見える… 「はぁ?先輩正気ですか?」 当たり前だ その子が素っ頓狂な声を上げる 「よりにもよって…こんな吐き気がするくらいのブサ…ってそれはなんとなくわかってたから良いとして あの、屈強な男どもすら戦慄させる男嫌いの鬼のトキコが?彼氏???ってゆーかすっ飛ばして夫???」 「うむ…相変わらず口が悪いなお前は」 「あーすいません、余りの呆れぶりに本音が出ました。」 悪びれる様子もなく 僕の容姿をサラッとけなし 悪態をつく少女 「恭介、今日からお前も生徒会メンバーだからな紹介しておこう、こいつが我が生徒会、会計”佐藤 小鈴(さとう こすず)”だ。 まだ一年でかなーり生意気だが非常に使える女だ。」 「あ、はい…」 日向先輩も若干イライラしてる? いや違うな、この人はこういう人なんだ。 サラッと小鈴ちゃんをディスってる。 「生意気は余計でーす!ってかこの人使えるんですか?」 「おそらく役には立たん、だが悪い虫がつかんように私の監視下に置くことにした。」 「はぁ?そんなキモ…まぁ放っといても大丈夫だと思いますけど。仕事の邪魔だけはしないでくださいね。」 「だそうだ。」 小鈴ちゃんのきっつーい一言を浴びて 先輩が何故か僕に振って来る 「努力します…。」 あぁ…この子僕の一番苦手なタイプだ 絶対虐められるよ しかも日向先輩も僕が無能だって言い切ってるし… それに小鈴ちゃんの言う通り悪い虫は絶対寄り付かないと思います 「まぁそういうわけでよろしく頼む。…あと萌と庵が来てないみたいだが?」 「萌先輩は…はぁ…ありえないと思うんですけど一日下着履き擦れてたみたいでいったん家に帰りました。 庵先輩はどうせその辺で油売ってますよ。考えるだけ無駄。」 「萌の奴またか…これで何度目だ。」 「数えてません。馬鹿らしいので。」 僕の知らないところで知らない人たちの話が続いている。 おそらく生徒会のほかのメンバーの話だろう… うーんこの疎外感 そして下着を履き忘れたまま一日過ごすという ヤバそうな女性(おそらく)萌さんとは… 「さて…私は仕事があるからちょっと抜けるぞ、親睦を深めるために何か適当に話でもしててくれ。っと… 小鈴…恭介に手を出したらお前と言えど容赦せんぞ!」 「はぁ?先輩ついにボケたんですか?」 余計なことを言って小鈴ちゃんを挑発した先輩は 僕を残しあっさりと去って行った。 生徒会室に僕の一番苦手なタイプの人種と二人きり… 緊張で嘔吐しそうだ 小鈴ちゃんは何やらたくさんの書類を積み上げ 電卓を弾いている 凄まじい速さで目が回りそうだ あぁ先輩が使えるって言ってたのこういうことなんだな… しかしこの子幼く見えるけど凄く可愛い 顔がめちゃくちゃ整ってる 俺はいつの間にか業務する小鈴ちゃんの横顔に見とれていた タンタンッと静寂の部屋に 小鈴ちゃんの電卓の音だけが響く 「先輩がああいってましたけど私…」 急に小鈴ちゃんが作業しながら僕に話しかけてきた …やっぱり…このパターンは 「あなたみたいな、挙動不審で気弱で軟弱で太ってて…おまけに気持ち悪い人が」 あぁ…いじめが始まる またこの繰り返しだ 立て続けに並べられる罵倒にもう心が折れそう 解ってる…僕はそういう運命なんだ 「大好きなんですよ…虐めやすくて!」 「え?」 突然顔をあげこちらを向くとにやっと笑う小鈴ちゃん まってくれ全然意味が解らない 大嫌いじゃなくて大好き??? 「ウチの生徒会って変わった趣味の人多いんですよ、もちろん私も含めて。」 「はぁ…。」 「時子先輩は美醜が逆転してます、それはなんとなくわかってますよね?」 ああ…そうだったのか だから先輩は僕が… じゃなくてなんだそれ? そんなことあるのか? 「私はキモーい男の人を性的に虐めるのが何より好きなんです♪わかりますぅ?」 小さな小鈴ちゃんが椅子からぴょんと飛び降りて 僕の近くに歩み寄る… え?性的に?いじめる? 鼓動が鼓動がどきどきと…早く そんな僕を尻目に…小鈴ちゃんが目の前まで来て 小さな手を僕の顎に添えてクイッと持ち上げ… 「先輩の彼氏にしとくのはもったいないと思います…私の犬に…んー気分がよかったら彼氏にしてあげてもい…」 ガラッ 「!?」 「こーすーずー?貴様!先に言った筈だが?死にたいのか!?」 「えーそんな事言ってましたっけー?」 唐突に帰って来た…日向先輩が生徒会室の入口で 鬼の形相で震えている…怖い 「全く…様子を見ようと二人きりにしたら…やはりこれだ」 「先輩だってわかっててやったんじゃないですか!私がキョースケに手を出すって」 何が起きてるんだ!? 僕をめぐって美女が喧嘩!? こんなの!こんなの!おかしいよ!! 「ふん!お前に渡すものか!恭介は私のモノだ!」 つかつかと肩を怒らせて歩み寄ってきた日向先輩に 思いっきり抱きしめられる… 先輩!胸が!胸が!当たってます!! 「見ろ!恭介も喜んでいるぞ!」 「んーー!!」 苦しくてうめいてるだけです 先輩の巨乳で押しつぶされて…息が!! 「むぅ…私はあきらめませんからね!…それに萌先輩だって…」 ガラッ 「あらあらぁ…私の噂かしら?」 「げっ…」 ドアが開くと同時に 小鈴ちゃんのイヤそうな声 っていうか日向先輩!いい加減離してください!! 「お…萌か遅いな」 「だってぇ、またおパンツ履き忘れちゃってぇ♪」 「これで何度目だ!それに付き合わされる私たちの身にもなれ!」 はぁ…ようやく先輩が離してくれた どうやら噂の萌先輩が来たようだ …美人だ… 日向先輩とは方向性の違う美人 目が細くて…っていうよりずっと笑ってる?みたいな感じ 笑顔のまま膠着してるみたいな… そして背が高くて…ってなんだあの胸は!!! デカい!デカすぎる!生活に実害きたしそうな胸! そして尻!! えぇ…なんだの学校 なんだこの生徒会 僕は異次元に来てしまったのか!? 「あらぁ♪噂の転入生君じゃない♪可愛い♪お姉さんキュンキュンしちゃう♪」 はぁ? まさかこの人もいかれてるのか? 「萌ぇ…知ってるだろ?こいつが私の彼氏だって事…」 「勿論よぉ♪だって時子が興奮して毎日私に話してくるんだもん♪でもぉ… それとこれとは話が別だわぁ♪」 鬼の眼光を向ける日向先輩を尻目に 鼻で笑い飛ばす萌先輩 あわわわわわ どうなってしまったんだ この非日常はいつ終わるんだ!? 僕は一食即発の空気の中 一昨日までの自分の人生を振り返っていた… ・ ・ ・ ・ ・ ・ 「恋人とはやはり一緒に下校するものだな!」 僕の手をしっかりと握った日向先輩が 笑顔で言ってくる 「いや…はい」 正直、誰かと一緒に下校するなんて 生まれてこの方初めての経験だったりする それも隣には僕には明らかに不似合いの美女 周りの視線が ひそひそ… 「あーあいつが噂の…可哀想に…転入初日で…」 「生徒会に目つけられて…終わったな…何処に連行されてんだろ…」 「泣く子も黙る地獄の生徒会執行部だもんな…」 「鬼のトキコに…深淵の魔女…んで狂気の白狼…でしょ?」 「ばか!時子様に聞こえるぞ…死にたいのか…」 「あっ…!」 ひそひそ話をしていた男子たちが 日向先輩の眼光に気付き 慌てて話を中断する。 どうやら 僕の状況とは裏腹に周りはみんな勘違いしてるらしい …それにしてもひどいネーミングだ 「恭介…気にするなよ?」 日向先輩が優しく 僕をなだめる いや気にするというか 状況が吞み込めてないだけなんですが 「お前の家は知ってるからな!私が責任もって送り届けよう。」 「あ、はい。」 … 結局日向先輩は 僕の家の前まで一緒に帰ると 手を振って帰って行った 今日も想像を絶する一日だった。… そしていろいろ解ってきたことがある ・生徒会執行部は畏怖の対象で過去にいろいろやらかしている ・萌先輩の苗字は鬼龍院…あの鬼龍院グループの令嬢らしい ・そんでもって古武術の達人らしくてめちゃくちゃ強い ・僕のまだ合ってないメンバーがいる…その人が庵先輩? ・へんな二つ名がついている ・僕は生徒会の奴隷にされていると勘違いされている。 こんなとこか 僕は気になった事をノートに書いていくことにした おそらくそうしなければこの流れについていけないからだ 溜息をついてノートを閉じたとき 僕のアパートの呼び鈴が鳴った 「ん?」 一時間ほど前に日向先輩は帰ったはずだし 「おーい恭介!私だ!」 「あれ?」 聞き覚えのある声に 玄関の扉を開けると 「お前ひとり暮らしだろ?私が夕飯を作ってやる、こう見えて料理は得意なんだ。」 両腕にスーパー袋を下げた 日向先輩がいた 「え!?それは嬉しいですけど…でも、悪いですよ…お金だってかかるんだし」 「問題ない、お前にかける金なら一円足りとも惜しくないからな♪」 … わからない…やはりこの人は 本当に僕が好きなんだろうか 僕を求めているんだろうか 他人と仲良く触れ合った経験のない僕には 美しい笑顔の下の本心が見えるはずもない… 渋っている僕を無視して 日向先輩は家に上がり込んでしまった クソザコナメクジの僕には止めるすべはなかった … 「やはり肉を食って精をつけてもらわんとな!」 「はぁ…」 数十分後には 僕の狭いアパートの一室で二人ですき焼きを囲んでいた 何もかもが初めてだった 美女が家に訪ねてくる その美女が夕食を作ってくれる 家族以外の人間と食卓を囲む(しかも美女) この数日間での人生の代わり様に 僕はまだ追いつけていない 「なんだ?食欲がないのか?」 ただただぼーっとして現実を整理できてない僕を 奇麗な瞳で覗きこむ日向先輩 「え…いや…その…なんていうか…いろいろ初めてで…僕人と会話するのも苦手ですし…」 「私はお前と繋がりたい…もっと知りたい…お前を感じたい…これは神に誓って本当だ!」 まっすぐな瞳 カッコいいセリフ それを恥ずかしげもなくいう先輩 放たれた言葉はまっ直ぐ僕に突き刺さる 「更に言うなら…ずっと傍にいたい…セックスしたい…スカトロプレイをしたい…」 若干赤くなる先輩 ストレートすぎるんだよ! … 「僕だから…ですか?…僕じゃなきゃダメですか…?」 「当たり前だ!お前じゃなきゃダメだ!お前が良い!」 なんて馬鹿なことを聞いたんだ 自分に自信が無さ過ぎて 現実が信じられなくて 卑怯なことを口走った自分を殴りたい 「すいません…失礼なことを言いました…」 「いや…私こそすまん…お前の気持ちも考えずに…言いたい放題言って…」 … 「僕も…僕も先輩が好きです。」 震える声で初めて 人に初めて好きと言った なんでだろう…言おうととした言葉じゃないはずなのに どうして…そんな僕に似合わない…言葉 「うっ…うえぇぇ…」 先輩は僕の言葉を聞くと 普段からは想像できないほど顔をくしゃくしゃにして泣き始めた 僕は心臓が止まりそうになった 「うっ…うぅ…嬉しい…好きな人から…好きって言ってもらえることが…うっ…こんなに…びえぇぇぇ…」 可愛かった。ただただ可愛かった。 いつもキリッとした先輩が僕の好きの一言で子供の様に泣きじゃくるのが ああなんだろう この感覚… 僕が今まで知らなかった感覚 知ることもできなかった感覚… なぜだか僕も涙があふれてきた… 「ずいまぜん…早く食べましょう」 「馬鹿者ぉ…えぐっ…誰のせいでこうなったと思っているんだ…ひぐっ…」 僕と先輩はお互いにぐちゃぐちゃの顔のまま 夕飯を食べ始めた…


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