秘密の鍵を一つ使用する。
扉が開いた。
その先にあったのは――
(なんだ――)
「ブル猫じゃねえの……」
ブル猫が捕まっていた。
このケースには心当たりありまくりんぐ。
「魔獣や魔族のエサ用だぜ!!」
当たり前の話だが、魔獣や魔族のエサを充実させれば被害の増加に繋がる。
ここは――
「だちて~~ここからだちてニャ~ん」
「いいですとも!」
だしてやる事にした。
◆
「これで最後だな」
「はにゃあぁぁ……にんげんしゃんのやさしさ……あたちのケチュ穴おまんちょにしみわたりますニャ~~」
「このご恩は奉公をもってかえさせていただきたいニャ~~」
――全部のブル猫達を解放した(色々あったが割愛)
軽く調べた所殆どが良い子ちゃんブル猫寄りだった。
善良なブル猫を狙ってさらっているあたりが性質が悪い。
「はにゃ~~ありがとうごぜぇますニャ~~」
「たちかったニャ~~」
解放されたブル猫はニャンニャンニャンお礼をいった。
「ええんやで、もう捕まらんようにな」
「ニャ~んあたち達もそうちたいのはやまやまニャンだけど、きっとまたつかまっちまいそうだニャン」
「不安だニャン」
「くたばっちゃうニャン」
まぁそうだろう。こいつらがまた捕まる可能性も高い。
「……やはりそうなるよな」
言葉使いもわりとしっかりしてる個体もいる。(ブル猫の中では)知能水準高めの個体が多そうだ。蒼生大和の環境なら使える労働はありそうだ。
「実はな……」
ブル猫パーク、ブル猫島の説明をしてやる。
◆
「あたち達もブル猫パークにいきたいニャ~~ん」
「あたちもーーー」
「あたちもーーーーー!!」
手をあげるブル猫!
島より、パークの方がいいらしい。
「くるからには、しっかり働いてもらうぞ!本気で」
「あたち達でもお役に立てるのかにゃ!?」
「うれちいニャン!」
うーーーん、これは良い子ちゃんブル猫!
「蒼生大和だからな。お前達でも役に立つ、働ける環境は整っている。農場なら先輩ブル猫が教えてくれるだろうしな」
ブル猫島でもいいが、この位の人数なら問題ない。パークには賢い個体もいるし教える事も可能、パークならすっごいアホブル猫でも使える仕事はある。
「割と大変だぞ。場合によっては出荷するぞ!場合によっては食肉だぞ!!お外の方が生存できるかもしれねぇぞ」
しょーーじき、今の世なら外の方がブル猫の死亡率は高いだろうが、それはそれとして少し強めにいっておく。
しかし――
「いきたいにゃああぁぁん」
「あたち達はたいそうたいそう、そりはもうたいそう……辛い目にあってきたニャン……」
「このままお外にいってもぶちころちゃれるニャン!!!」
ブル猫達の意志は固い。
外でよっぽど辛い目にあったのだろう。
(だったら――)
「おいでよブル猫パーク!!」
「「あいあいにゃあああぁぁぁぁ!!」」
救出したブル猫達をお供にした!!
◆~おまけ~(先にこの扉をあけてた場合)
解放した!
アリーヴェデルチ
2023-06-12 10:39:44 +0000 UTConiQ
2023-06-12 07:28:33 +0000 UTC