――交戦
――奴隷として囚われていたエルフを解放した。
◆
「ありがとうございます」
美しい金髪の女が頭を下げた。
「まさか、私達を助けてくれる人達がいるなんて……
長神秘的な美しさ、美しい金の髪、白い肌、そして長い耳。
――エルフだ。
このエルフの地は植民地にされていた。
住まうエルフは弾圧され、虐待される。
エルフは特殊な法が使える。
だが魔大国からは餌として、そして神聖国からは奴隷として。その肉体が有する神秘と美しさ故に、犠牲になりやすい種族でもあった。
「私達の集落に来てください。生き残っている者達がそこにいます」
◆
「あなたが彼らを倒すと……? 私達を解放……? そんなの……不可能です。絶対に勝てません」
「…………本当に、あなたが?」
■
「本当にありがとうございました……なんとお礼をいっていいか……」
◆
「仲間を助けてくれた事、感謝します。まだ私達を助けてくれた方がいたなんて……」
「話は聞きました。あなたに感謝を……ですがこれ以上はあなたが危険です。私達はここを離れられませんが、あなたは……」
~
支配されしエルフ。
彼女達の心には絶望があった。
支配者を倒さない限り、彼女達の絶望を”滅ぼす"事はできないだろう