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瞬間、蒼光が終息する。 数多の魔物を薙ぎ払い、”蒼光”が収束する。 その光を数多の者がみた。 アビスからあふれ出る大量の魔軍。 それを一度の奇跡が薙ぎ払ったのだ。 ■ 「あれは……」 ■ 「まさか……」 ◆ 決戦都市の者達は一斉にソレを感じた。 絶望を薙ぎ払う風。 ◆ 「――来たね」 この決戦都市の『政長』。シエトと名乗...
――
第六魔王決戦都市・シックスクロス。
――嵐が来る。
歓声、喝采、そして狂熱。
血で染まり、死で満たされた決戦場が震える。
絶望的な戦況で、始まる大将同士の決戦決闘。
圧倒的不利の人類側、政長シエトが、
圧倒的有利の魔軍側、第六魔王が「決戦決闘」を宣言した。
「「ヴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ」」
震え、狂える決戦場。地獄のような戦いを生き残ったオーディエンスの興奮は最高潮に達していた。
戦場の興奮、死を前にした狂乱の絶叫。嚇怒と恐怖をかき混ぜてぶちまけたここは、決戦都市シックスクロスの絶対防衛ライン。
ズン、ズン、ズン。
地が震える。決戦場を処刑場に変える悪魔がやってくる。
比喩ではない、暴力の化身、虐殺の獣。
第六魔王四天王。
破壊の化身が決戦場に仁王立つ
この決戦だけで人類側既の戦士を何百も屠りし、魔王軍の四天王が処刑の鬨を今か今かと待ちわびているのだ。
「「ヴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!」
地を震わせる魔軍の鬨の声。
死と暴力をまき散らす
だが人類側の
「……きたわ」
”あの男がくる“
瞬間、魔軍の鬨の声が止む。
「チェックだ」
政長シエトが確信する。
目には目を。
歯には歯を。
化物には化け物を。
人類側のソレが風と共にあらわれる。