「風ノ勇者よ、共に戦いましょう」
「この戦いに……あなたの活躍に幾多の民の命がかかっています」
「ここが破られれば、防衛結界は崩壊します」
「我らは王女を全力で守ります」
「あなたが戦功を立てれば、我が国の法具を譲る事を約束しました。それはきっとあなたの国を守る一助となるでしょう」
「私達は私達の国のため、あなたはあなたの国のため、魔大国からこの都を――」
「守るさ。あの魔大国の魔族は殺す」
~
結界儀式。
王女が魔物から都を守る儀式を執り行うために
式都に数日間、籠もる必要がある。
魔大国の奴らがそれを看過するはずがない。
そこで用心棒として雇われたのは俺というわけだ。
味方には王女付きの兵や親衛隊がいる。
理力を取り込むための法装に身を包んでいた。
これが彼女達が力を発揮する法装というのなら、いいだろう。子供じゃない、人生経験はそれなりにあるので野暮な事はいわない。だが
「…………」
それなりに戦えそうだが、魔大国の魔族と戦うには力不足だろう。
俺がかなりの魔族を討伐しても、彼女達が何人生き残れるか、それとも全員死ぬか。
この数日間にかかっている。
それはそれとして――

激戦を極めていた。 飛び交う魔物の群れを、誘導し撃滅していく。 討ち漏らした魔物は、白の女兵士達が集団で抑え込んでいた。 ◆ 「あとはてめぇだけだぁ!」 魔物の第三波の猛攻、第三波の頭と対峙する。 「おおおおおおぉぉ!」 神理を紡ぐ。 風の神理。交わりによって得た炎と魔特攻の混合神理。 特攻の風炎が魔大国...


【彼女達の命を守る事を優先】

――やべぇ選択をしたな 水上結界の防衛戦。 ガルディゲンの猛攻をなんとか防ぎきった。 蒼の宣戦。 こちらに攻撃を集中させる神理。 配された女兵士達の練度は悪くない。 だが、あの規模の魔物からの猛攻に耐えうるものではなかった。 彼女達の命を守る事を最優先にした俺は、蒼の宣戦を多用し 敵の攻撃を誘導した。 (あ...

Palewater
2022-12-03 10:33:08 +0000 UTC