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唇にはキスしてくれないのに、金玉にはめっちゃ吸い付いてくれるBBちゃんに“ザコオス用キス”でイかされたくありませんが??《10,000文字》

「やっぱり“初めて”って何事も練習を積んでからだと思うんですよ〜♡ なのでまずはお手本パートから〜♡ 特別に頼れる後輩が実演してあげちゃいます♡ しっかり真似してくださいね〜♡」  BBちゃんの言っていることが一ミリも理解できない。一体何をどう真似すればよいのか、そもそも今から何をされるのか、相変わらず事前説明は一切与えられていないからだ。今回もまたなんの前触れもなく、“BBチャンネル出張版〜♪ 春の陽気にあてられて毎晩毎晩オナニー三昧、変質者まっしぐらなマスターさんを哀れんでとびっきりの朗報です♡ 今から一週間だ〜いすきなオナニーを我慢できたら、センパイがほしくてほしくてたまらないアレをあげちゃうかも〜♡”などと唆されただけ。そんな言葉を真に受けてしまうぐらいには、もう何度も射精の世話をしてもらっている。  真っ先に思い浮かぶ念願といえば何を差し置いてもセックスだ。けれどBBちゃんがそう簡単に、俺のコンプレックスの根源を拭ってくれるとも思えない。そうやって期待しすぎないよう予防線を張り、律儀にオナニーを我慢しつつなんとか一週間を堪えきった。そうしてやっと今日を迎え、BBちゃんと対面している。否、厳密には顔を突き合わせてなどいない。ベッドの上で四つん這いになり、女の子に向かって尻を向けた情けない姿でいる男。それが今の俺だった。 「では、ご開帳〜〜♡」  ぴったり閉じた俺の内腿の間にシルクの手袋が滑り込んだ。自分の意志ではびくとも動かせなかった足が、嘘のようにたやすくこじ開けられ、股座に追いやっていた生殖器がぼろんとまろび出る。いくら期待なんかしていないと強がってみせても、そこを見れば男の本心なんて透けて見えてしまう。  先っぽまでビキビキに硬くなっているチンポに、溜め込んだ精液のせいでずっしり垂れた金玉。尻穴がすぼまるリズムに合わせて、鈴口から、どぷっ…どぷっ…♡と我慢汁が漏れ出している。これで何も期待していないと、どの口が取り繕えようか。意地悪女子の気まぐれな耳打ちを本気にして、待ちわびた交尾の機会のために一生懸命精液を蓄えてきたガチ恋チンポそのものだ。 「ぷふっ♡ うっわぁ♡ うわうわうわ〜♡ 童貞ちんちん逸りまくりじゃないですか〜♡ いつもはシワシワの金玉さんもぱんぱんに張っちゃって〜、ワンチャン期待してるの筒抜け〜♡ え〜♡やだぁ〜♡♡」 「フーッ♡ フーッ♡」 (こ、このっ♡ なにが“やだぁ〜♡♡”だっ♡ そっちがオナ禁精子でパンパンにしてくるよう言いつけたんだろッ♡ 笑うなぁっ♡ 人のチンポと金玉見て、ケラケラ笑うなぁッ……♡♡)  鼻息荒く憤った俺の神経を逆撫でする、おちょくり声。その甘ったるい声音が、熱い吐息に乗って無防備な局部にふきかかってこしょこしょとくすぐったい。まだ触れられてすらいないのに、既に手のひらの上で転がされている感が否めない。 「んー、いいですね〜♡ ここまでものの見事にだとお情けのかけがいがあるってものです〜♡」 「どうせまたろくでもないことっ……♡ な、何する気っ……♡」 「え〜? 何って“キス”ですよ〜♡ センパイずぅっとシたいって言ってたでしょ〜♡ BBちゃんとの初めてのべろちゅーで、キス童貞捨てたい〜って♡」 「っ♡♡」  どくんっ♡と胸が高鳴る。情けないおねだりを声に出して伝えたつもりはないが、ずばり図星。女の子の唇の感触を堪能してみたいという願望が常に胸の中に横たわっているのは確かだ。なにせ童貞にとってキスとは相思相愛を表す愛情交換の儀式であり、“好きな女の子との密着いちゃハメでべろちゅー中出し”こそ、セックスの理想像だ。これまでBBちゃんに射精で弄ばれるたび、一体何度そのぷるぷると瑞々しい肉厚リップにむしゃぶりついてやりたいと思ったことか。  どうせ今日もまたセックスを仄めしておきながら、悔し恥ずかし射精に誘い込まれてしまうはず。そんな諦観を抱いていただけに、“セックスは無理でも、キスくらいならもしかしたら”と夢幻と思えた憧れが急に現実味を増してくる。 (え、あっ、キスできるっ♡ キスっ…キスっ……♡ BBちゃんとべろちゅーキスっ♡ キスっ……♡ あ、ぁ、もしかして、キスしながら、イかせてくれるってこと? っ、やばっ、やばぁっ……♡ むしゃぶりついてやるっ♡ 鬱憤を晴らすがむしゃらべろちゅーで、BBちゃんの生意気なおくち塞ぐっ♡ そのやわっこい身体おもいっきりハグして、逃げられないようにして唾液交換っ……♡ 俺のつば飲ませてやるっ、飲ませてやるっ……♡♡ 酸欠になってとろ顔晒しても、ぜっったいやめないっ♡ セックス許してくれるまでべろちゅーぜったいやめないからなっ♡♡) 「あの〜ブタさんの恰好で内心イキってるところ大変恐縮なんですけど〜♡ さっき言ったこと、もしかして忘れちゃいました〜?」 「っ、え、ぁ?」 「がむしゃらな童貞べろちゅーなんて、女の子に嫌われちゃいますよ〜? ですから今日はかわいい後輩のキステク、しっかり見習ってお勉強しましょーねー♡」  女性経験の乏しい俺をごく自然に下に見ている発言に、チンポにビキっ♡っと怒りの血管が浮き出る。 「まずは〜……恒例の臭いチェックから〜♡ すんっ、すん、すん……♡ すぅぅ〜〜〜〜ぅっ♡」  蒸れて熱のこもった金玉の裏を微風に撫でられ、背中でぶわっと鳥肌が立つ。見なくてもわかる、BBちゃんの顔面が肉薄してきたのが。同級生の男子ならただ目があっただけで恋心を植えつけられてしまう童貞殺しの端正な顔立ちが、なんの躊躇いもなく俺の金玉に近づいてきて、その鼻先をちょこんとくっつけたのだ。そして溜めに溜めた精液の本気度を確かめるみたいに、鼻孔を膨らませ、オス臭い汗蒸れ金玉を吸引する。 「すぅ〜〜っ……♡ くん、くんっ……♡ うっわ、くっさぁ、生臭ぁ……♡ お鼻曲がりそうですぅ〜♡ これは本気でセックスしたがってる人の金玉ですね〜♡ あはっ♡ 身の程わきまえてもらわないと、困っちゃいます〜♡ すぅぅ〜〜〜〜……っ♡ やぁん♡ BBちゃんの身体に入った金玉臭が、必死になって女の子の卵子探してる〜♡ でもざんね〜ん♡ 孕んでくれる卵子さん、見つからなかったみたいですね〜♡ じゃあ〜♪ もうわたしの体の中から出ていってくださ〜い♡ ふぅ〜〜〜っ……♡」  苛立つ、苛立つ。いつかみたいなチンポと金玉を“恋人”扱いして目の前で惚気けられるのも相当鼻についたが、やはりこうして直接的に生殖器ごと馬鹿にされるのもシンプルに効く。一度身体の中に吸い込んだ金玉臭を、“やっぱり要りませ〜ん♡”とばかりに吐きつけられ、興奮と悔しさとが波状に折り重なってゆく。 「すぅぅぅぅぅ……♡♡」 「うっ、ぁ、ぁっ……♡」 「くすっ♡ ふぅぅぅ〜〜〜〜っっ♡」 「お、ぁ♡」  くすぐったさに思わずうめき声を漏らす俺を面白がって、何度も金玉の臭いを吸い込んでは吐息をふきかけてくる。唇へのキスはもらえていないし、そのバカでかいおっぱいだって触らせてもらえていないし、むちむちの太ももやケツを撫で擦ることだって許されていない。俺からBBちゃんへの接触は何ひとつNGなのに、向こうからは好き放題。 「んっ、んむぅぅぅ……♡ ふふ、汗すっご〜い♡ 今綺麗にしてあげますね〜♡ ほぉら、BBちゃんのほっぺたティッシュですよ〜♡ 精液になりそこなって滲み出してきちゃった玉汗さんたち〜♡ 女の子のほっぺにすりすりされましょうね〜♡ ふぅ〜……♡ それ〜♡ すりすり〜♡ すりすりすり〜♡」 「うぅぅぅ〜〜っ♡♡」  自分の可愛さに絶対の自信を持つ女の子のすべすべな頬を、金玉に擦りつけられてたまらず俺は鳴いた。玉の裏っかわなんていう皮膚の薄い場所で感じる、女の子の顔面の柔肌。交際相手でなければ触れることすら許されないであろう端正な顔立ちを、玉汗拭いの雑巾代わりに使われたのだ。極上の女を粗雑に扱って性的に消費するえもいわれぬ優越感で、胸の内が並々と満たされてゆく――ならば良かった。  俺の心のうちに渦巻いた感情は、気も狂わんばかりのもどかしさ。BBちゃんに特別扱いされている自分の生殖器に嫉妬が降り積もり、思い通りにさせてもらえないもどかしさで気持ちがぐちゃぐちゃになる。 (なんでチンポや玉にはサービス旺盛なのにっ、俺ばっかり焦らすんだっ♡ キスはやくっ♡ キスっ、キスっ♡ 射精させろっ、射精っ、射精っ♡ べろちゅー射精ぃっ♡) 「くすっ♡ ……では、そろそろお手本、いきますね〜♡ んむ〜〜〜っ……ちゅっ♡ ちゅ、ちゅぅ……♡」 「ほぉ、あッ♡」  ぷにゅっ♡と瑞々しい弾力が押し付けられ、たまらず四つん這いの背中が仰け反った。見えないからこそよく分かる。まごうことなき、彼女の唇の感触だ。普段は色白の肌によく似合うしとやかな桜色をたたえてはいるが、すぼめた形を取ると内側はしっかり肉厚で艶めかしい真紅をたたえていることを俺は知っている。  男が気持ちよく口づけできるように誂えられたかのような、スクールカースト最上位に位置する美少女のぷるぷるリップ。同級生も先輩も教員だって彼女と接点を持つ数多の男たちがこぞって狙う、アイドル生徒の唇だ。それでいきなり急所をはむはむとついばまれたものだから、悲鳴を漏らすなというほうが無理な話。金玉の神経に直接“憧れそのもの”を流し込まれて脳が焼ける。 「ふふっ……♡ ん〜〜〜っ、ちゅっ♡ …ぱっ♡ ちゅぅ……ぱぁ♡」 「おっ、ぁ……♡ ぁ……♡」  ちゅぱちゅぱ♡と唇に吸い付かれるたび、金玉が縮み上がる。そりゃそうだ。女を孕ませるための精液工場に、いきなり極上のメスがすり寄ってきてご挨拶のキスを捧げられたのだから。雄の本能が『今すぐにこのメスをとっ捕まえないと』なんて猛り狂ってしまう。  玉袋に吸い付き、すぐさま唇を離す。吸い付き、またすぐ離す。何度も繰り返され、水風船のように肥えた金玉が振り子のようにゆらゆらと揺らされる。すると嫌でも、重ったるい金玉の息苦しさを思い知らされる。女の子の前では少しでも自分をよく見せたいなけなしの意地がぺりぺりと引っ剥がされ、がっついた性欲が剥き出しにされてしまう必殺の“金玉ちゅっちゅ♡”に抗えない。 「ちゅぅ〜〜っ……んぽっ♡ ふふ。ほんとはセックスしたかったんですぅ?」 「っ、ぁ、したいっ、したい〜っ♡♡」 「んぅぅ〜〜っ……ちゅっ、ぱぁ……♡ れろぉ……♡ んふっ♡ だめ〜♡」 「うぅぅぅ〜〜ッッ♡♡」 「でもぉ……いい加減、キス童貞くらいは、卒業したいでしょ?」 「っ、したいっ♡ したい…っ♡」 「んふ……♪ ほら、やっぱりしたいんじゃないですか〜♡ そんな哀れなセンパイに蜂蜜のようなお情けをかけてあげようっていうんですよ〜? いいですか、童貞さん? 恋人同士のいちゃラブハメハメには愛情を伝え合う、濃厚なべろちゅー接吻が不可欠♡ つまり、射精を我慢しながら大好きな女の子にべろちゅーし続ける、忍耐力が求められるんです♡ でも〜……センパイ、我慢とか無理じゃないですか〜?」 「そ、んなっ、こと……!」 「ん〜〜っ……れろれろれろぉ……ん♡」  ちろちろと小刻みに動く舌先が金玉の皺に溜まった脂汗を素早く舐め取ってゆく。不意打ち気味のその舌遣いの前になすすべなく、反抗心を殺されてしまう。 「んふふっ……♡ BBちゃんの金玉ちゅっちゅ♡のかち〜♡ あはっ♡ 年下の玉舐めでひぃひぃよがっちゃう童貞さんよわっち〜い♡ というわけで、気合い入れてべろちゅーの練習してくださ〜い♡」  BBちゃんの言葉を合図に、ちょうど俺の顔の下に置かれていたタブレット端末が起動した。まるで見えない指に操作されているかの目にも止まらぬ早さでロックが解除され、夥しいデータの中からひとつのファイルが抽出される。その名前に思わず息を呑んだ。今から何をさせられるのか。もっと言えば、これからどんな射精をさせられるのか、察しがついてしまったからだ。 「じゃ〜ん♡ 『BBちゃんの秘蔵♡キス顔自撮りフォルダ♡』で〜す♡ タマタマへのお手本を参考に、わたしのお顔に向かって好きなだけべろちゅーしてくださいね〜♡ あ、もちろんできるだけお射精は我慢しつつでお願いしま〜す♡ そうですね〜♡ 30分我慢できたら本物のリップトゥリップ解禁でどーですぅ?」 「え、ぁ、ぁ……♡ むりっ、むりぃ〜っ……♡」 「え〜♡ じゃあ、一時間に延長〜♡ よ〜い♡スタート〜♡」 「まっ……お゛ぅッ……♡♡」 「かぷっ♡ ちゅぅぅぅぅ〜〜〜っっ♡♡」  手前勝手な開始の合図と同時に、BBちゃんの金玉しゃぶりが始まった。互いの唇をついばむようなバードキスも、睾丸に喰らえばその意味はまるきり反転する。女を孕ませるための子種袋に口づけを捧げさせ、上唇と下唇とを器用に使ってこれを揉みほぐす行為など、女が男を労う中でもっとも卑猥なマッサージと言って良い。一見この上ない奉仕にも思えるが、射精我慢をべろちゅーの景品にされてしまった以上、ただの極悪快楽責めだ。  早くも濃厚な敗北の気配が漂ってきて焦る俺を尻目に、タブレットの画面がスライドショーを展開する。最初の一枚目は、液晶の殆どが彼女の強すぎる顔面を真正面から写すシンプルな自撮り。女の子の顔を直視しながら喋れることが苦手なので、写真とはいえこうしてまじまじ視線を向けられると、どきっ♡としてしまう。小さなお顔にお目々ぱっちり、鼻梁の通った鼻、薄桃色に弧を描く唇。自己肯定感の高さがありありと伝わってくる、意地悪大好き後輩の生意気なにやけヅラが、直後、二枚目へのスライドによってキス顔に変わる。   「っ、ぁっ♡」  瞳を閉じて唇を差し出した顔つき。ただ大好きな恋人に唇もろとも愛を捧げる、女の子の特別な表情。普段の小憎たらしさを嫌というほど知っているだけに、見たこともないいじらしい顔立ちに目を奪われてしまう。 「ん〜〜……ちゅっ♡」  金玉に演じられる初々しいキス。その感触にまんまと唆され、俺は自制もままならず液晶画面に唇を押し付けていた。 「んむぅ……ちゅぅ♡」 「れぇぅ〜〜……ちゅぅ♡」 「れぇ、ぅ……ちゅ…♡」 「は、ぁ、むっ……ちゅ♡」 「は、ぁ……んむっ、ちゅぅ……♡」  BBちゃんが金玉に実演してくれる動きを真似して、キス顔画面に再現する。俺がどれだけ好き勝手に吸い付いても、画面内のBBちゃんは目を瞑って無防備な顔を晒し続けている。俺が彼氏になったみたいに脳が錯覚して、興奮が高ぶってゆく。 「んふっ……♪」  にゅっこ……♡ にゅぅっこ……♡  にゅっこ、にゅこ、にゅっこ……♡ 「んうぅッ♡」  そしてようやくチンポへの刺激も始まった。シルクの手袋がチンポをきゅっ♡と包み込み、まったりと竿を扱いてくる。まるで赤ちゃんの繊細な柔肌を洗うかのように、いつになく優しい手付き。これなら30分だか1時間だか扱かれても、射精に至ることはないと安堵してしまえるくらい。 「ぷ、ぁ……ふふっ♡ 我慢できそうで良かったですね〜♡ ほらほら、次きますよ〜……♡ はぁむ、れぇ、ぅ……♡」  次に表示された写真は、ベッドの縁に腰掛けたBBちゃんをやや上から撮った構図。見慣れた生意気後輩が艷やかな紫髪を耳にかきあがながら、にやにや笑って不遜な上目遣いを送ってきている。 (っ、でたなこの性悪女めっ……♡ 自分の顔の良さを“武器”に、センパイの射精をオモチャにしやがってっ♡ けどお前のつよい顔面なんかにもう気後れしないからなッ♡ お前も、目を閉じたらただの可愛いだけの女の子なんだよっ……♡ はやくっ、はやく、唇差し出したツラみせろっ♡) 「……くすっ♡」  スライドが捲れる。次に表示されたのは殆ど同じ写真。だが予想に反して未だ瞳は閉じられておらず、代わりに自撮りを行っていない側の手で黒スカートを摘み上げて中身をチラ見せしている画だった。 (う、ぁ……♡ たくし上げ挑発とか卑怯だろぉっ……♡ くあっ、しかもおパンツよく見えないっ……♡)  見下ろす視点では多少スカートを摘み上げたくらいでは中身が露わにならない。真っ白なむちむち太ももが足の付根近くまで露わになっているのに、お股のほんのちょろっとだけぎりぎり映り込んでいるくらい。これでは彼女の下着が白なのかパステル色なのか、どんな柄なのかすらよくわからない。早く次のスライドに切り替われと気が急いて、画面を食い入るように見つめていると、金玉がキスで揺さぶられる。 「ん〜ちゅっ♡ ちゅぅ♡ こぉら♡ センパイ♡ べろちゅーはどーしたんです〜♡ ん〜ちゅっ♡ ちゅ、れぅえぅえぅ……♡」 「お、ぁっ♡ だっ、だってぇ……♡」  だってまだ切り替わっていない。画面の中のBBちゃんはキス顔を晒してくれていない。太ましいすべすべ生足とほんのちょろっと下着を見せつけて、オスをからかっている顔のまま。わざとエロ自撮りを撮る女の子の写真に向かって唇を押し付けるとなれば、さっきの相思相愛恋人べろちゅーごっことはさながら別物。まるで俺の方から一方的な求愛行為を見せつけているかのよう。 「ほらほら、センパイのかっこわるぅいとこ見ててあげますから〜……♡ ん〜む……ちゅっ♡」 「ぁ、ぁ……♡ ……ちゅっ♡」 「ん〜む、っちゅっ♡」 「ん〜むぅ……ちゅぅ……♡」 「『あ〜ん♡ BBちゃんちゅきちゅきぃ〜♡ ぼくの片思い初ちゅ~ごっこ見て〜♡』」 「っっ!?!?♡♡」 「『ぼくのキス顔見せてあげるから〜おパンツ見せて〜♡ BBちゃ〜ん♡』」 びゅっぷぅ……♡ びゅぷぅ……♡  相思相愛のべろちゅーごっこに浸りかけていたところをアテレコ遊びでおちょくられ、驚いたチンポが我慢汁を甘出しした。『扱く』というよりも、『くすぐる』といった表現のほうが近い触られ方をしているから、決してコキ出された訳では無い。セックスへの期待でもなく、べろちゅーで気分が高まったせいでもなく、辱められたせいで興奮を催してしまった。先端からぽたぽた漏れる透明な粘液が、言葉よりも雄弁に物語る。 「あれあれ〜♡ なんかぽたぽた漏れ出しちゃってますよ〜♡ おかしいですね〜♡ 両思いのべろちゅーよりぃ、自分だけ必死になって初キスおねだりしてる、情けない姿見られてるほうが興奮しちゃうんですか〜♡ そんなわけありませんよね〜♡ ね〜、セ〜ンパイ♡」 「っ、ぁっ、あたり、まえだろぉっ……♡」 「ふぅ〜ん……♡ じゃあ、キス顔とパンチラ、どっちがちゃんと見たいです〜?」 「そ、れはっ……♡」 「大好きな人にだけ見せる女の子の恥ずかしいお顔? それとも、男の子シコらせてくるわるぅいお顔?」 「っ、ぁ、ァ、ぁ……♡♡」 「ふふっ♡ はい、時間切れ〜♡ 優柔不断な童貞さんには、こうです♡」  上目遣いにニマニマ笑う写真が変化する。…いやちがう、動画だ。画像だと思われていた画の中で、BBちゃんがゆっくりとスカートをたくし上げていき、豆粒大の大きさだった下着の面積が徐々に大きくなってゆく。白でもない、ピンクでもない。藤色を基調に花や蔦の刺繍が織り込まれた、“男の子に見せるための”大人びたお洒落ショーツ。それが見えたのはほんの一瞬だけ。すぐさまスカートを直してしまったBBちゃんは、まるで残念がる俺の姿が見えているかのように笑みを深めると、唇に人差し指と中指をあてた。 『ん〜〜……ちゅっ♡』  そしてあからさまなリップ音を鳴らして、口づけを宙に放った。いわゆる投げキッスと呼ばれる動作。それは自他ともに認める美少女が『自らの可愛さをお情けでザコオスに振りまくためのキス』。つよつよ女子にのみ許された、無責任なガチ恋を振りまいて男の子を惚れさせてしまうムーブ。そのあまりに強力なガチ恋誘発剤は、いともたやすく俺の胸の奥深くの脆い部分を直撃し、これを的確に撃ち抜いた。 「あ……♡ あ、ぁ……♡」 「くすっ♡ ねーぇ、センパイ♡ 大好きな女の子が写ってる画面に向かってべろちゅー求愛しながら〜♡ “ザコオスさん用のキス”を振り撒いてくる、つよつよ後輩ちゃんをオカズに悔し射精したくないです〜?」 「あ、ぁっ、あぁぁっ……♡」  「BBちゃんの全画面べろちゅー顔も一応用意してありますけどぉ〜……ふふっ♡ それは実際にBBちゃんと恋人べろちゅーできるようになった時のお楽しみにとっておいたほうが良くないです〜? もうお射精したいですよね〜? あと49分もくすぐりお手コキ我慢し続けて、液晶画面にちゅっちゅしてたいです〜? 今ならぁ……金玉の裏におもいっきりちゅーしながら、センパイのオナ禁おちんちん、えっぐい速さでゴシゴシしてあげますよ〜♡」 「っ、ぁ……し、してぇっ……♡」 「ぶっぶー♡ おねだりの作法がなってませ〜ん♡ なにしてほしいかちゃんと言ってくださ〜い♡」 「ざ……ザコオス用のキスでっ……イかせてくださいっ……♡」 「だ〜め♡ “せっかくだ〜いすきな後輩がお手本してくれたけど〜、“恋人べろちゅ〜はまだ無理でした〜♡ ぼくにお似合いのザコオス勘違い投げキッス動画で、片思い植えつけられちゃう悔し射精させてくさ〜い♡”でしょ〜〜♡♡」 「それぇっ……それやってぇっ……♡ 片思い射精させられるやつやってぇっ……♡」 「も〜〜〜〜♡♡」  射精の熱に取り憑かれてしまった頭はもうまともにはたらかず、駄々をこねるように射精をねだる。そんな俺を見兼ねたBBちゃんは『お情けのかけがいがある』という発言に則ってくれるようだった。それまで五指の指の腹で撫でるような動きしかしてこなかった、イかせないように焦らすチンポの握り方を明確に変える。右手で竿をしっかりと握り、左手は親指と人差指で作った指輪っかを逆手にして、手の中に亀頭を閉じ込めてしまう。俺のチンポを数えきれないほどイかせてきた中で見出された、もっとも大量に精液を吐き出させる最凶手コキの体勢。この形のお手々で包まれると、情景反射で腰がガクガクとふるえてしまう。 「投げキッス振りまくBBちゃんのお顔にがむしゃらな求愛べろちゅーがんばってくださいね〜♡ じゃあ、いきますよ〜♡」  再び動画が流れだした直後、金玉に凄まじい吸啜音が鳴った。俺はてっきり女の子の唇はやわらかなだけのものだと思っていた。オスが気持ちよく口吸いを交わせる、お誂え向きな捕食対象であるのだとばかり。そんな都合のいい男性上位思想が根っこから覆されてゆく。女の子の唇はやわらかいがゆえに凶悪なのだ。 「んぢゅっ、ちゅぅぅ〜〜っっ♡♡ ぢゅぅぅぅぅ〜〜っっ♡♡ れぅれぅえぅえぅ〜〜♡♡」 シコシコシコシコっっ♡♡ にゅこにゅこ♡ にゅこにゅこにゅこっっ♡♡  高速で鳴り始める水音が、手コキの激しさを物語る。ともすれば痛いぐらいの摩擦を快楽へと変換しているのは、シルクの手袋のおかげだろう。おかげで悶絶必至の快楽が生じ、おかげでろくに声を出すこともままならない。だからといって何も素早く扱かれているだけではない。根本から先端に向かってすぼめるようにコキ下ろす右手が、チンポをポンプに見立てて“精液を金玉の奥から引っこ抜こうとする動き”を実演する。強制的に海綿体全体が、射精の準備に取り掛かってしまう。さらに手首のスナップを効かせて回転する左手が、集中的にカリ首の段差をいじめ抜いてくる。  俺をなすすべなく射精させる、必殺手コキ。これをされると瞼の裏がチカチカ明滅して、ものの一分と保たず射精へと追い込まれてしまう、はずだ。なのに、なのに今日は精液が金玉の中で粘り強く踏ん張って、なかなか尿道を駆け上がってこようとしない。まるで精液を金玉の中へ押し留めようとしている力で無理やり押し止められているよう。考えられる原因なんて、ひとつしかない。 「んぢゅっ♡♡ ぢゅぅぅぅぅ〜〜〜〜〜っっっ♡♡♡ ちゅぅ〜〜〜♡♡」  BBちゃんのしつこい金玉吸啜のせい。美少女の熱烈な接吻に誑かされた童貞ザーメンが、彼女の唇から離れることを嫌がって、睾丸の中にいつまでも留まりたいと駄々をこねているせいだった。おかげで手コキとキスがザーメンを両側から綱引きする羽目になり、チンポの根本で爆発できないマグマが延々と暴れ回っている。射精直前の“あーっ……でるでるっ…♡♡”が一生続いているような感じ。射精しそうなのに射精できない感覚が焦れったくてたまらない。  ふと明滅していた視界が景色を取り戻すと、液晶画面の中でBBちゃんはスカートをぱたぱたとさせ、ほくそえんでいた。その小馬鹿にしたようなニヤついた目つきが真っ直ぐに俺を射抜いてくる。ちらちらめくれ上がる藤色の布切れと彼女の肉厚リップを交互に見比べ、快楽の断片をかけ集める俺を嘲笑っているかのように。 (うわうわぁ〜♡ センパイ泣きそうじゃないですか〜♡ イキたいのにイケないの、つらいつらいですか〜♡ んー? なんでイかせてもらえないの〜っ♡って? ふふっ……♡ も〜……♡ 忘れちゃったんですか〜♡ ガチ恋べろちゅーはどーしたんですぅ〜♡ 片思いの求愛べろちゅーしてくれないと〜……投げキッスしてあげませんよ〜……♡) 「んっ、ぢゅっ♡♡ ぢゅぅぅ〜〜♡♡」 (ぷっ、ふふっ♡ こらこら〜♡ お目々開けながらキスとかマナー違反ですよ〜♡ パンツも見たいし〜投げキッスの瞬間も見逃したくな〜い♡って? え〜童貞さんってほんとに無様ですね〜♡ かっこわる〜い♡ 今日こそセックスするんじゃなかったんですか〜♡ それが、いつの間にか、べろちゅーさせてもらうことが目標になって〜? それで今は〜……ぷっ♡ なんのために、液晶画面越しのがむしゃらべろちゅーしてるんでしたっけ〜♡ ん〜?)  体と心で繋がりあうセックスがしたいのも本音。相思相愛の愛情交換べろちゅーに溺れたいのも本音だ。けれどその悲願全てを泣く泣く捨てさせられた上で、こっぴどいおこぼれ射精で辱められたいと思ってしまうのは、俺自身のどうしようもない性癖のせい。 「ちゅっ、ちゅぅぅ♡ ちゅぅぅぅ〜〜っ♡♡」 (BBちゃんっ♡ すきっ♡ すきすきすきっ♡ 俺の喜ぶやつやってくれるの好きっ♡ どうしようもない射精に付き合ってくれるのすきっ……♡ 投げキッスしてっ♡ ザコオスにガチ恋植え付けるやつで、優しく見下してっ♡ それに合わせてイキたいっ、イキたいっ♡ 生意気後輩のおこぼれ投げキッスで感極まって、精液コキ出されたいっ♡ あー、だめっイクっイクイクっ……イっっ♡♡) 『ん〜〜〜〜っ……ちゅっ♡』 「ん〜〜〜〜っ、ぢゅぽんっ♡♡」  にゅこにゅこにゅこ♡  にゅっっっぽん♡♡  びゅるるるるるるっっ♡♡♡  びゅるるるっっ……♡♡  びゅーっっ♡ びゅーーーっっ♡♡  画面の中のBBちゃんがその唇から『ちゅっ♡』と音を放った瞬間、金玉への吸い付きが止み、膠着を保っていた均衡が崩れた。俺が彼女にとって特別なオスではなく、数多いるモブの一匹相手として“おこぼれ”を投げられたその衝撃が凄まじい悔しさを伴って射精の導火線に火をつけたのだった。  一週間分の精液が凄まじい勢いでシーツの上に弾け飛ぶ。腰をガクガクとふるわせて忘我の快楽に浸る俺の敏感チンポへおかまいなしに――否、イキたての敏感チンポを意地悪されるのが好きだと知っている指遣いが、最後の最後までチンポに尽くしてくれる。尿道を上から抑えながら残り汁がないよう先っぽに向かって何度も何度も搾り出すしつこい手コキ。  イッたばかりのオスがいちばん弱くなる瞬間に、こうしてダメ押しのごとく、弱点たるチンポを入念に擦り上げられていると、こっぴどい敗北感が精液とともに溢れ出してくる。それがもう、たまらなくきもちいい。 「あはっ……♡ センパイ、いつまでタブレットとキスしてるんです〜♡ ふふっ、やだ〜♡ わたしのこと好きすぎじゃないですか〜♡ ほらほら〜♡ BBちゃんだ〜いすき〜♡は〜? ん〜?」 「っ、ぁ、BBちゃん、すき……♡ だいすきっ……♡」 「は〜い♡ 素直になれてえらいえら〜い♡ これからもず〜っと片思いお願いしまーす♡」 「うっ、う、ぅぅぅ……♡ 片思いやだっ……♡ やぁだぁ……♡」 「くすくすっ……♡ うんうん、やだやだですね〜♡ さみしいさみしい〜♡ 童貞さんさみしいと死んじゃう〜♡ ふ、ふふふっ……♡ もう……あとで、ね?」 《終》

Comments

うわー!!熱量のあるご感想にぼくはただただ歓喜にうちふるえるばかりだ……。 最近は長編ばかり書いていたのでこのボリューム感でも読み応えがあるとおっしゃっていただけたこと、とてもとても嬉しいです。 エロに絡めて恋するキャラクターのいじらしい魅力も出力できるようになることが目下一番の課題でしたので、そちらに触れていただけたことも、うれしい……よかった……えへへ。 身をも惜しまじ、名をも惜しまじ、ただご慧眼に叶う逸品を送り出せたのなら、満足です。

おはこ

グアー!! 甘々甘やかし難民すまねぇ〜〜〜🙇‍♂️ このBBちゃんはマスターさんの認知してる範囲では明確にデレてくれない感じで出力しちゃったからね……ごめんね……。でもいずれはメンタルケア後輩になるから……まってて……。

おはこ

照れます〜(^^) ご愛顧いただきまして、こちらこそ有難うございます。

おはこ

読み応えがある力作でした…… 毎度のことながらBBちゃんのみならずセンパイもかわいいのが素晴らしいですね。キスしながらの密着筆おろしからどんどん予想と要求がディスカウントされていくのが本当にかわいい…… また、前作のみならずおはこさんのBBちゃん絶妙に乙女といじわるのバランスが取れていてこういうのが欲しかった感が凄いのです。 しかし白眉は最後の6文字、これだけで見えない甘やかしパートを濃厚に展開された気分です。下の句など無粋と辞世を俳句にしたのはへうげものの明智光秀でしたが、いずれ劣らぬ数奇を感じました……

matto

もうね、あとでね❤️からの甘々甘やかし話もセットじゃないと弱いマゾは死んじゃうんですよどうしてくれるんですか😭

ぴろしき

おはこニキすき

まーじか


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