《後編》クラスメイト中野一花さんに雑魚男子な本性見抜かれた末にマゾからかわれ射精させられてぇ〜……(甘口)《2万字》
Added 2023-11-24 21:08:54 +0000 UTC「ほら、見てよぉ……♡ 私の太もも、ちゃんとえっちなんだぞぉ〜……♡」 「っ!? え、ぁ、ぁっ♡♡」 べちゃっっ♡ べちんっ♡ ぺちんっ♡ぺちんっ♡ ぺちっ♡ぺちんっ♡ぺちんッ♡ 男も女も等しく見惚れる工芸品が如きおみ足に浴びせられる、乱暴なビンタの雨。子どもの癇癪めいた稚拙な感情の鬱憤をぶつけられ、真っ白な太ももがなすすべなくぷるぷるとわななく。駆け引きもへったくれもない。オスのギラついた性欲の気をただ引きたいがための八つ当たりである。 だがあるいは彼女は本能的に心得ていたのかもしれない。八つ当たりの本質は暴力だ。そして暴力とは、理知的ぶった現代社会が巧妙に隠そうとするオスとメスの逃れ得ぬ宿命を白日の下に暴き出す力である。 ぷるっ♡ぷるるんっ♡ ぷるんっ♡ ビンタを浴びた瞬間、不純物の一切混じらない白磁の陶器と思われていた美脚には肉感的な波紋が広がる。手首の返しで肉を打つ。非力な女から繰り出されるごく軽い動きのはずだ。なのに、一花の足はぷるんぷるんっ♡とおおげさに揺れる。やがてその揺れは隣り合っているだけで叩かれていないほうの足へも伝播して、スカートの中へと振動が吸い込まれていった。 一部始終を目にした男には疑念が生まれていた。どこまでもやわらかそうに揺れる柔肌――これの一体どこが陶器なのだろうか、と。美という確かな輪郭を与えられたものが芸術品であるはずだ。であるのに今眼の前のこれは浴びせられた暴力を歓迎するように揺れはずみ、暴力が望むままにその形を変え続けているではないか。引っ叩かれた場所は赤みがかっており、まるでもじもじと頬を染めて紅潮している様子を思わせる。 「ごっくんっ……♡」 オスとメスが一匹ずつ閉じ込められた檻の中に、生唾を嚥下する音が響く。それは隣に座る女が羨望と憧憬の的である以前に、むっちりと卑猥な肉を実らせた全身でセックスを媚びる猥褻な生物であると今更ながらに気付かされた音でもあった。 (あは♡ やっと、えっちな目に戻ったぁ♡) この機を逃すまい、と一花は畳み掛ける。 「ぺちっぺちっ♡ ぷるんぷるんっ♡ もし男の子に本気でべちんっ♡って引っ叩かれたら、真っ赤な手形ついちゃうかもな〜♡ ほら、見て? 身体を守る筋肉がぜんぜんついてないんだもん♡ 指が沈んじゃうくらいぎゅーぎゅー♡むにむに〜♡って揉みしだくやつ……やりたくない? ね♡ せっかく男の子に生まれたんだから、おちんちんい〜っぱいよろこばせてあげなきゃかわいそーだよ♡」 草食動物に甘んじていた雑魚オスの食肉本能を焚きつける囁き。同時にシコシコ扱きをお預けされたチンポの裏筋を、人差し指の先でカリカリくすぐってやる。どこをどう触れば気持ちいいのかもどかしく感じさせられるのか、徹底的に調べ上げた一花はもう識っている。オスの喜ばせ方を心得ている天賦の才は、ものの十分程度の手コキで彼がオナニーに費やしてきた数十時間もの経験値を凌駕させた。弱点を知悉しきった手技と甘ったるい耳打ちを合わせ、童貞の見栄っ張りな心の皮をぺりぺりと引っ剥がしにかかる。 「ほら、ほらぁ……♡ ほんとはどうしたいの〜♡ 女の子にぶつけてみたいえっちな願望、吐き出してみ♡」 「さ、さわりたいっっ……♡」 「たとえばー……?♡」 「あ、足っ、とかっ……♡」 「えー、なんでー?」 カリカリカリっ……♡♡ (がんばれ、がんばれ〜……♡) 「っ……♡ むちむちで、すごいえっちだからっ……♡♡」 「にひっ♡ そっかぁ〜〜……♡♡ えっちなんだぁ〜〜……♡♡ おちんちんイライラしちゃう?」 「っ、するっ……♡ イライラするっ……♡♡ ぶっといエロ太もも、まじでイラつくッ……♡」 「うっわうわぁ……♡ もー、女の子の足になんてこと言うの〜♡ ……でー、そのぶっといエロ太ももを〜……?」 「っ、め、めちゃくちゃに揉みしだきたいっ……♡ 俺の、て、手の跡つけるっ……♡ つけてやるっ……♡♡」 脳みそから理性を完全に追い出し、ただチンポを悦ばせるための願望を女子にぶちまける。そうやって性欲まかせにイキり散らかす経験が彼の薄っぺらな異性経歴に備わっていようはずもない。そのため口走るシチュエーションは先程彼女がほのめかした内容を借りてやっと吐き出せている感じだ。本人は横暴ぶっているつもりでいても、実際は手を引いてよちよち歩きをさせてもらっているも同然である。そんな弱いオスの精一杯の背伸びが、一花の心臓をきゅぅ〜っ♡っと甘やかに締め付けた。ニキビの跡が残るほっぺたに衝動的なキスでもあげてしまいそうになる。 「ふぅ〜〜〜ん♡♡ それだけ?」 カリカリカリカリカリっっ♡♡ 「ぁ、ぁっ♡ ぐ、ぅ♡ ぉっ♡」 「さっきあ〜んなに見てた、おっぱいは許してくれるの?」 「っ、だめっ♡ だめッ♡ ゆるさない……ッ♡ ゆるさないっ……♡♡」 「え〜♡ 許してよぉ…♡ 男の子にはまだ誰にも触らせたことないんだよ…♡」 「やだっ、だめっ♡ そっちから押し付けてきたじゃんかっ♡」 「んふっ♡ えー、それはだって童貞丸出しのキミの慌てようが、あんまりからかいがいがあるからさー……♡ 金玉ムズムズさせちゃいたくなっちゃったんだも〜ん♡」 「っ、フーっっ♡ フーーっっ……♡♡」 鼻息を荒げながら、首から下を品定めするギラついた瞳。女に舐め腐った態度を取られている怒りは凄まじい勢いで性欲のマグマをボコボコと沸かし、こうして陰キャのオスにさえカースト最上位の女子を視姦する荒々しさをもたらす。だが、どれだけ口先でイキり散らしていても、彼の指は爪の先たりとも一花の身体にかからない。両手はお行儀よく膝の上で握りこぶしを作ったまま、意地悪チンポカリカリにしきりに耐えている。 双方合意のもとであれば、射精幇助実習での多少のルール違反は見逃される。だから女の子への接触は全面的に禁じられているわけではないのだが、彼がそのラインを踏み越えないでいるのは鋼の理性でもなんでもない。意気地が足りていない以上の理由に一花は既に見当がついている。ぶっぴゅっ♡と飛び出た我慢汁を人差し指の腹ですくいあげ、亀頭の段差にくりくりと塗り直しながら核心へと踏み込んだ。 「でも、さ……♡ ぶっちゃけキミって……こういう意地悪、嫌いじゃないでしょ♡」 男の肩がびくっ♡と大きく跳ねた。その動きはズバリ図星を言い当てられたことを如実に物語っている。 「だってこんなに煽られてるんだよ〜? 普通の男の子ならきっと今頃、私の身体勝手に触り始めちゃってるんじゃないかな♡ なのに、キミは“触ってやる”とか、“許さない”とかって強ぶってるばっか♡ その言葉はたぶん、嘘じゃない……よね♡ 嘘じゃない、けど……“触りたいのに、触らせてもらえない”とか。“力づくなら負けないのに、主導権取られちゃってる”とか、そういうシチュエーションに興奮しちゃうんじゃない? ちがう?」 「っ、それ、はっ……♡♡」 「もしそうだったらさ……相性ぴったりだなーって思ったんだけど……♡」 「えっっ……♡♡」 「ふふっ♡ ホントにさっき気づいたんだけどさ、私もね、男の子に意地悪するの、好きみたいなんだ〜……♡ ね、キミはどうかな? 意地悪されるの、すき? ちょ〜っぴりもどかしいのとか、すき?」 今度は『嫌いじゃないでしょ?』と頷きやすい聞き方ではない。好きかどうかの答えを直接引きずり出そうとする、告白めいた雰囲気の尋問だ。鼻梁の通った鼻筋が横顔に触れてしまいそうなぐらいに近づき、童貞男子のパーソナルスペースの内側に潜り込んで放つ必殺の上目遣いはアッパーカットがごとく脳髄を強烈に揺らす。さらにふかふかの身体を押し付けての追撃一閃。 「私もね、男の子に意地悪するの、好きみたいなんだ〜……♡ キミがもしそうなら……相性ぴったりだね、私たち♡」 耳障りのいい言葉が男の脳内にリフレインする。お互いに性癖を告白し合う、気恥ずかしさ全開の秘密の共有。まさに今の状況こそ彼がひそかに憧れていた青春の空気感だった。可愛い女の子との甘酸っぱいシチュエーションにすっかり呑まれている童貞のオスは、すでに致命的な見落としをしでかしていることに気づけない。 「っ……♡ お、俺、も、ほんとはっ……♡」 「うんうん……♡ ほんとは〜?♡ くすっ♡ はやくおしえてよ〜♡ 私だけ恥ずかしいじゃんか〜♡」 さも一足先に秘密を打ち明けたような顔をして、一花は言葉の先を急かす。まったく白々しい女である。彼女が打ち明けた内容に、真に恥じ入るべき部分は欠片たりとも含まれてはいない。そもそも『意地悪』という表現が印象を和らげているのであって、程度の多寡こそあれど他人を辱めたり手玉に取ったりすることを好むサディスト性癖はいうなれば強者の性質である。打ち明けることに対して、後ろめたさを感じる道理は存在しない。対して彼の抱える性癖は正真正銘、劣等感の根ざす弱者性質のカミングアウトそのもの。 「い、いじわる、されるの……す、すきっ……♡」 「あ〜〜……♡♡ やっぱり、好きだったんだぁ〜……♡♡」 心底から溢れ出る感情がそのまま現れたような、しかし『花がほころぶ』と表現するにはあまりにも捕食者めいた笑み。とうとう獲物を捕まえたと言わんばかりの笑顔を目にして、男はようやく自分が何かとんでもないことを口走ってしまったことを悟る。自覚した途端、えもいわれぬ羞恥心が全身の細胞に充満し、性処理幇助も半ばであるのにこの場から逃げ出したいような、思わず腰が浮きかける衝動に駆られる。 「へぇ〜……♡ ふぅぅぅ〜〜〜ん………♡♡」 射精を渇望していた真っ赤な顔色が、今度は羞恥で熟れてゆく。とうとう男の子の見栄の皮を剥いで、やわらかな中身を剥き出しにしたその瞬間を一花がみすみす逃すはずがなかった。彼我の身体を隔てていた煩わしい腕を背中側に回し、大胆にも彼の腰をぎゅぅ〜♡っと抱き寄せる。陥落させたマゾ男子の顔色を特等席で愉しむためなら、乳の重みをその感触もろとも男の子の上腕に預けてしまうぐらい、今の彼女はできてしまう。 「さっきは格好つけてたんだ? がんばって強ぶってたんだ?」 人差し指から小指までの指を並べて、触れるか触れないかぐらいの力加減でチンポの裏筋を撫で回しながら、ずいっと身を乗り出して問いかける。是非を答えさせる二択に見せかけて、この期に及んで頷く以外の選択肢を認めない追い込みっぷり。 「っ、いやそれ、はっ……♡」 つい反射的に取り繕いかけるものの、喉に支えた羞恥心が続く言葉を吃らせる。たった一言であっても己のスタンスを認めてしまった以上、最早返答を曖昧に濁すことで言い逃れができるフェイズは終わっている。それどころか問いに対する無回答は、むしろ偽ることができない肯定と捉えられてしまう。 「そっかそっか〜♡ よわっちいのバレちゃったら女の子に馬鹿にされちゃうかも〜とか、キモがられちゃうかも〜とか色々考えちゃったんだね〜♡ くすっ♡ 男の子は大変だ〜……♡ だって、キミ、ほんとはこぉ…んなふうにいじわるされるの、大好きなのにね〜……♡」 ゆらゆら、こしょこしょ、カリカリ。チンポの裏筋にボコッと浮き出た尿道の筋を指の腹がなぞってゆく。男の握力の強さでゴシゴシと扱かれることに慣れたチンポに、そのなよっちい刺激はひたすらにもどかしく響くことを勿論、一花は理解したうえで、だ。一見、力づくで女を犯さんと言わんばかりに海綿体がビキビキに膨らんでいるが、指先から精液の通り道がうずうずと震えているのが伝わってくる。手の筒で包みこんでいた時よりも快楽に対する反応は顕著であり、こうして侮るような物言いさえも興奮の糧になっているようだ。 最早どんな方便を持ち出されても、『彼が女の子に意地悪されると喜んでしまう性癖』を抱えているという一花の評価は決して覆らない。 「ふぅぅぅ〜〜〜っっ……♡♡ や〜い♡ まぁ……ぞ♡」 「っっ!?!?♡♡」 マゾという言葉を突きつけられ、女の中では長身である方の一花よりなお一回りも大きな身体が面白いぐらいに跳ねる。彼女が予想した通り、彼は自分の『意地悪されるのが好きな性癖』に名前をつけていなかったようだ。いや、もっと正確に言えば、つけようとしなかった、が正しいか。マゾ性癖とはすなわち、メスに優位を築かれて興奮するオス――言い換えれば、メスを犯す素質のないオスに貼り付けられる劣等種のレッテル。自分がそのカテゴリーに該当するとは考えたくもなかったのだろう。だから臭いものに蓋をするように、目をそらし続けてきた。 しかし、えてしてそういった先延ばしは最悪のタイミングでツケを払わされるものである。同級生女子からのマゾ呼ばわりは彼の心のもっともやわらかな部分を的確にえぐりぬく。 「まぞ♡ まぞ♡ ま〜〜〜ぞ♡」 「っ、あっ、あ、ぁ、ぁっ……♡♡」 「うわうわ、反応すっご♡ ほら、それが何よりの証拠じゃない? 謂れのない悪口だったら効かないはずだもん。キミが正真正銘のマゾだから、マゾ呼ばわりが効いちゃうんじゃないかな〜♡ ね、ぜったいそうだよね、マ〜ゾくん♡」 「〜〜っっ♡♡」 逃れられない真実を槍のように携えられ、不躾に踏みこんでくる配慮の欠けた詮索。その不躾な不条理から、一花は常に脅かされる側であった。真っ赤なランドセルを背負って学校に通っていた時節、それまで男子相手にくってかかり口喧嘩でも負けなしだった一花が味わった初めての恥辱。クラスでいちばん最初にブラジャーを付け始めた旨をクラスのガキ大将に大きな声で囃し立てられ揶揄われるという下劣な攻撃の前に、なすすべなく目尻に涙を滲ませた苦々しい記憶が思い出される。今日まで連綿と続く男子の下卑た劣情との羞恥的闘争は苦節六年を経て、宿敵たる男子を羞恥心で苛む攻勢の側に初めて立った。 「ね♡ マゾだって認めてよ〜♡ 意地っ張りしてちゃずぅっと苦しいよ〜♡ もどかしいばっかりだよ〜♡ おちんちんこちょこちょされ続けるのだっていい加減つらくない? さっきまでおちんちん王様気分だったんだもん。疼いて疼いて仕方ないでしょ?」 「はっ♡ はっ♡ はーーっ♡ はーーっっ♡♡」 「くすっ♡ あーぁ……♡ 嘘ついて自分をよく見せようとするエラぶった男の子のおちんちんって、あんまりお世話したくないな〜〜……♡ 拗らせてるかわいそ〜〜な子なら、お姉さんがい〜っぱいかわいがってあげちゃうんだけどな〜〜♡♡ にひひっ……♡」 譲歩を装った耳障りの甘い言葉を受けて、プライドに固執する気持ちと本音とがせめぎ合う。墓場まで持っていく気概で抱え隠した恥ずべき劣等性癖であるが、打ち明けられるとしたらおそらく先にも後にもこれ以上の瞬間は存在しない。本気で拒絶の色を示す雰囲気は微塵も感じさせず、むしろ弄り倒してからかうことを心底愉しんでくれそうな一花の姿勢は、彼が密かに思い描いていたカミングアウトを受け入れてくれる理想の相手そのもの。最後の一線を死守せんとするオスの矜持を、羞恥まみれの快楽への切望がじわじわと押しのけてゆく。 その葛藤をこれ以上ない間近で見届けながら、一花はほくそ笑む。チンポのイライラを解消したいならば、まず真っ先に隣に侍る極上の女体を貪らんとする発想に至るはず。力にものを言わせればこの手狭な三畳間における全てが支配できるというのに、彼は未だ一花の敷いた強弱関係を受け入れており、従順さを貫き通すことで褒章として下賜される射精を求めている。嬉々として自ら弱者に甘んじ続ける精神性――それを端的に言い表すにふさわしい気質を、一花は“マゾ”以外に思いつかなかった。 打ち明ける前からすでにマゾを断定されているとはつゆ知らず、男は意を決したように口を開く。 「っ……♡ 俺、マゾ、かも、しれないっ……♡♡」 「え〜……♡ 『かもしれない』〜?」 「っ、う、ぇ、えっとっ……そのっ……ほんと、はっ……♡」 「ほんとは〜〜……?」 「ま……、マゾ、ですっ……♡」 「ふふっ♡ うん、知ってる♡ でもキミから打ち明けてくれて嬉しいな♡」 「あっ、あっ……♡」 「ね、意地悪されるの、すき?」 「っ……♡ す、すきっ……♡ もどかしいけどっ……きもちいいっ……♡」 「くすっ♡ そっかそっか〜♡ マゾだからきもちいいんだ〜♡♡」 決壊した堤防の裾から水流が勢いよく流れ込んでくるように、押し留めていた本音が次々と溢れ出してくる。なぜ水際の堤防が頑強に築かれるのか、それは一度決壊を許せば甚大な損害を被らずに修復するのが不可能であるために他ならない。だからこそ大量の土嚢を押し硬め、うず高く積み上げる必要がある。ところが、押し寄せる波濤を耐えるために彼の心に築かれた防波堤は外見こそ立派なものに見えていても、ズタ袋にすら入っていない剥き出しの紙粘土でできていたわけだ。そうでなければ墓場まで持っていくと密かに秘めていた誓いごと、劣等感の温床たる恥ずべき性癖を数十分かそこらチンポを擦られただけで譲り渡してしまうはずがない。囁きと乳の押し当て、それから手コキ。要素だけを抽出すればあまりに簡単すぎる色仕掛けにまんまと誑かされた。その客観的な事実は『此度の敗北の原因、そのいちばんは相手が強すぎ巧すぎたせい……ではなく、自分こそが付け込まれやすい負け気質をしているからだ』と告げている。 いくら強ぶってみせたところで弱者の宿命から逃れることはできない敗北感、マゾを認めてしまった恥じらいとがまじわりあって背筋をゾクゾクとふるわせる。 「くすっ♡ すごいよ♡ さっきまでだらしな〜く垂れ下がってたずっしりなタマタマ、おちんちんの根本にぎゅぎゅ〜♡って引き上げられてる♡ 暴れまわっちゃってるの、まるわかりだよ〜♡ せつないね〜♡ ムズムズするね〜♡」 硬くて太い腕へと、大胆不敵に押し付けられる二房の乳。腕がむにゅむにゅと乳肉に埋まるのをものともせず、というかむしろチンポを苛つかせるのに長けた女体を存分に押しつけてみせる一花。そんな思いきった態度が取れるのは、彼をマゾの中でもさらに奥手な『意気地なしのマゾ』だと見くびっているためだ。しかし、一方で堪忍袋が切れることを怖いもの見たさで期待する気持ちもまた存在する。 「そうだよねー……♡ こーんなぴったぴたに女の子と密着しててさー? なのに、おちんちんはずぅ〜っと、イライラさせられっぱなしなんだもんね♡ おっぱいぽよぽよ押し付けてきたり、むっちむちの太もも叩くとこ見せつけてきたり……♡ それでいて、シコシコはまったりゆっくり……♡ すっごく敏感な先っぽも裏筋も、もどかしい触り方ばっか♡ ふふっ♡ 私、キミを発情させて遊んでるんだよ?」 「フーーッッ♡ フゥーーーッッ♡♡♡」 「他の男の子が相手だったらさ、こんな大胆な真似できないよ♡ ぜ〜ったい無理やり乱暴されちゃうもん♡ 『太ももめちゃくちゃに揉みしだきた〜い♡』『ぜ〜ったいお手手の跡つけたぁ〜い♡』『おっぱい押し付けてくるの許さな〜い♡』 ……ぷっ♡ ふふ、ふ、くくくっ……♡ やぁ〜ん♡ こわぁ〜い♡ でもキミはいくじなしの童貞マゾくんだからぜ〜んぜん怖くないよ♡ ふぅぅぅぅぅ〜〜〜〜っっ……♡♡ だって意地悪されるの、だ〜いすきなんだよね〜? ふふっ♡ じゃあ、おちんちんにデコピンしちゃおっかな〜♡ いくよ〜? ぴんっ♡ ぴんっ♡ わ、お汁撒き散らしながらぶるんぶるん揺れてる〜♡♡ ごめんね〜♡ おちんちんく〜ん♡ 女の子のやわらか〜い身体を楽しみたかったとは思うんだけど〜、なんかね〜? キミのご主人サマは意地悪されるのが好きなんだって〜♡w このエラばったカリ首もさー……? おちんちんくんは、女の子のナカ、きもちよ〜くほじくりまわしたかったよね〜……♡ でも、マゾの子には意地悪なこちょこちょ攻撃で〜す♡ ほ〜ら、こちょこちょこちょ〜……♡♡ マゾが女の子をいじめるセックスなんかしちゃだめなんだぞ〜〜♡♡」 細くて長い指先がチンポを弾いたりくすぐったりするたび馬鹿みたいに、かぱー♡っと開いた足が反射的に閉じかける。されど逆に内腿を引き締めてしまっては足の間から飛び出したところを狙い撃ちされるぞと理性に諭され、男子の弱点たるチンポを見せびらかす無防備な開脚姿勢へ戻る。そうした一連の反応が何度も何度も循環するのを目の当たりにして、一花にはだんだんともどかしいような歯がゆいような気持ちが芽生えつつあった。 (へぇ〜……ここまでされても、やり返そうとしてこないんだ〜……? ちょっとぐらいのお触りなら……許してあげるのになぁー……♡) 男の子の羞恥心をくすぐり、そのチンポを手懐けるのは心底楽しい。ただ今の優位は言ってしまえば、『ズル』で手に入れたものだ。射精で頭が弱った男に漬け込んで、お互いの秘密を打ち明けるふりをして一花だけが得をする取引に嵌めた。それで今や一方的にワガママを押し通している自分とは対称的に、彼の口数は少なくなり射精したいという欲望すら口に出さず、されるがままの身に甘んじている。ともすれば今この瞬間にもいきなり手をぱっと離して、『はい、おしまい♡』と射精のお預けを突きつけられても、『うぅぅぅ〜〜〜っっ♡』なんて唸るだけで本当に受け入れてしまいそうな雰囲気すら感じる。それは一花の望むところではない。彼女は自分が奔放で手前勝手な素の自分を見せるのであれば、その相手からも同じようにされたいと願うタイプなのである。 「も〜……♡ しょうがないなぁ……♡」 「あっ……♡」 一花の手がチンポから離れた瞬間、紙を裂くような悲鳴が上がる。それを『ちょっとまってて』と視線で諭しつつ、一花は手についたローションとチンポ汁をまずその肉厚な太ももで拭うと、背中に手をやった。パツン、と何か金具が弾ける音が鳴る。そしてその手はブラウスの中へと引っ込み、その場で身じろぎを始めた。身体の中から衣擦れの音がなり、自分が今にしでかそうとしていることの大胆さに気づいたのだろう、頬にだんだんと赤みが差してくる。八の字に眉を困らせながら蠱惑的に笑んだままの顔を男に向けて、余裕を装っているが今更無駄な足掻きである。童貞である彼でさえ、男は誰しも女が恥じらっている気配をめざとく見つけてしまうものだから。 やがて居住まいを正した一花は、胸元からなにやら真っ白な布を素早く引っ張り出した。そしてその正体が何であるかを正しく認識されるよりも早く、勢いに任せてそれを……脱ぎたてのブラジャーを押しつけるように彼に手渡す。 「はい……♡♡ これ、そっち置いて? つけてるとつけてないとじゃ、全然感触ちがうと思う……からさ♡ お、お姉さんの特別サービスだぞぉ〜…っ♡ な、なんてねっ♡」 咄嗟にふたつ折りにされており、そこにはかつて男子に揶揄われたブラジャーを少しでも小さく見せたいいじらしさが見え隠れしている。だがハンドボールがすっぽり収まってしまうぐらい深く歪曲したカップは折り畳まれることで、むしろ大きな二枚貝のように上下に膨らんで合わさる形となり、一花が規格外のバストを有していることがその厚みからひと目でわかる。 ブラジャーとは乳房の形状を丸々写し取った金型に同義である。ブラウスのボタンを弾き飛ばさんばかりにパツパツに酷使する爆乳クラスメイトの生乳立体魚拓を手渡されて、はいそうですか、と童貞がこれを手放すはずがない。 「っ……うわ、ブラでっかっ……♡ すごっ、あったかっ……♡」 「ぇ、ぁっ、広げちゃっ……♡」 「これが、一花さんの乳にっ……♡♡ でっけぇ……ばかでっけぇ……♡♡」 「こっ、こーらぁっ……♡ 乳とかいうなってば〜♡ ねぇっ……♡ あんま見ないでって〜〜……♡」 制止をかける口ぶりでありながら、しかし一花の口角は吊り上がってしまっている。電車に座れば眼の前に立つ男から堂々と視姦され、駅前で待ち合わせをしようものなら代わる代わるナンパに遭う彼女にとって、男が品定めしてくる視線はストレスそのものだった。なのに今は不思議な高揚感がその身を包んでいる。デカブラを広げられる恥じらいよりも、奥手ないくじなしマゾ男子くんからとびきりワガママなオスの欲求を引き出したい衝動が、彼女に“誘い受け”を会得させる。 「………嗅いだりしちゃ、だめ、だからねっ……?」 「すぅぅぅぅ〜〜〜〜ッッ♡♡♡ ふすーーっっ♡」 「っ……♡ うっわぁ、うわうわぁ…♡ だめだってばぁ……♡ ねぇ〜っ、ねぇっ…ったらぁ……♡」 「んぐぅっ……♡♡ ふーーっっ♡ ふーーっっ♡♡ っ……すぅぅぅぅ〜〜〜っっ……♡♡」 絶対に取り返されないように一花の手の届かない高さまでブラジャーを掲げていた男は、彼女の囁きを耳にした瞬間、鼻先どころか顔面自体をカップの内側に埋めた。隣の同級生にどう思われるかなんてまるで考えていない、童貞陰キャらしからぬ本能に突き動かされた反応。それもそのはず、たまたま今日身につけていたブラジャーは、はからずも彼の性癖のド真ん中を射貫いていた。 彼を含め、周囲の高校生の多くが自分の将来についてのビジョンが未だ定まらず惰性で進学を選んでいる中、すでに自分のやりたいことを見つけて一足先に社会に出ている中野一花は、中野五姉妹の中でも輪をかけて高嶺の存在に思われがちである。そんな彼女が、だ。まるで中学生が身につけるような下着をそのままサイズアップしたような、飾り気の少ない真っ白なブラで以てその大人顔負けの爆乳を制服の下に隠していたのだから。個性の強い女のイメージにありがちな黒や赤の色濃い原色系でも、ビッチがよく履くテカテカすべすべなサテン生地系でもない。明らかに男に見せることが想定されていない下着。それを照れ隠しめいた様子で手渡され、『こんな下着つけてる女の子が意地悪マゾ責めうまいとか、エロすぎだろっ……♡』だとか、『一花さん、本当はこういうこと不慣れなのに、厄介な性癖持ちの俺にサービスしてくれたのかな』だとか、チンポを奮い立たせる都合のいい妄想が脳内に充満して、興奮のボルテージが急加速した。 「外したて生ブラえろすぎっ……♡ 乳汗でちょっと湿っててっ……♡ すぅぅぅ〜〜っっ♡♡ っ、ぁ、あんまっ……♡ ミルクのにおいするっ……♡♡ ん、むぢゅぅ……♡ ちゅぅ、ちゅぅ〜っ……♡♡」 「ちょっと、ホントにやだってぇ……♡ ねぇ〜ぇ♡ 返してっ、返してよ〜ぅ♡ やだっ、やだぁ♡ ブラジャー吸わないでってばぁ♡ も〜〜っ……♡ うわっ、うわうわぁ……♡」 腕に手をかけたり肩紐を引っ張ったりしてみても、乳マスクは一向に彼の顔面を外れる気配はない。それどころか、一花が気恥ずかしそうな素振りを見せたぶんだけ、興奮が掻き立てられているようだった。視線を落とせば、下腹部を叩かんばかりに反り返ったチンポがビクビクと震えている。 「あ、すっご……♡ 扱かれたそうにしてる……♡」 蚊が鳴くような声で独りごちると、一花は追加のローションを手のひらにこんもりと盛った。幹を伝い落ちるほどのたっぷりの蜜をチンポにまぶしてテカテカの光沢でコーティングすると、マゾ男子のひくひくおちんちんが、女を犯す凶器然とした威厳を少しずつみなぎらせてゆくく。しかし今更どれだけ威勢を取り戻しても、そのチンポが負け犬気質であるというただ一点のおかげで、一花にはオスを侮るだけの心の余裕がある。恩情をせがむ女の演技などお手の物だ。 「ねぇねぇかえしてぇっ……♡ ブラかえしてよぉ……♡ わたしぃ、がんばって背伸びしてるように見せかけてるだけでぇ、ほんとは処女丸出しな真っ白ブラつけてるなんて、みんなに言いふらされたら恥ずかしくって死んじゃうぅよぉ〜……♡♡」 「ふ、ん、ぐぅっ!?♡♡」 「やめて〜♡ 誰にも言わないで〜♡ わたしがおっぱいの汗、いっぱいかいちゃうことみんなには黙っててぇ……♡ ブラの内側が、乳汗でじっとり湿っちゃうこと、秘密にしててぇ〜……♡♡」 「ふぅぅっ♡♡ ふーーーッッ♡♡ ふーーっっ♡」 「……くすっ♡ 体育のある日はね、ぜったいブラだけは着替え持ってくるの……♡ おっぱい揺れて痛いからって理由もあるんだけどぉ……♡ ほんとは、ね、汗かきすぎちゃって、その……♡ ブラに染み込んだ汗、ブラウスにまで滲んできちゃうから……♡♡ だから、着替え忘れちゃった日はね、透けブラひっどいことになっちゃうんだ〜〜♡ 水の張った洗濯機から拾い上げたみたいにびちゃびちゃでさ〜……♡♡ おちんちん勃たせちゃったら、ごめんね……♡♡」 「ふぅぅぅぅっっ♡ ふぅぅぅっっ♡♡」 「あ、だから体育ある日は、私のカバン、ぜ〜ったい漁らないでね……♡ メスくっさい汗染み込んだスポブラ入っちゃってるからさ……♡♡ 90センチの汗蒸れGカップでかブラなんて男の子に見られたら……ましてや、くんくんニオイ嗅がれちゃったら、もう恥ずかしくってお嫁にいけないよ〜〜……♡♡ それが、私の……中野一花の誰にも知られたくない恥ずかしいひみつ♡」 「ふすぅぅぅ〜〜っっ♡♡ ん、ぢゅっ♡ すぅぅ〜〜〜っっ……♡♡」 「ふふっ♡ これでほんとにおあいこね♡ はい、じゃあ、秘密を言いふらされないように〜〜……♡ キミにもすっごく恥ずかしい目に遭ってもらおっかな〜……♡♡」 にゅっぽっ♡ にゅっぽっ♡ シコ、シコ、シコっ……♡ にゅっぽんっ♡ にゅっぽんっ♡ しゅっ、しゅっ、しゅっ♡♡ ぬっちゅっ♡ ぬっちゅっ♡ ちゅぽちゅぽちゅぽ♡♡ ゆるく握った手の筒でチンポを根本から素早く引っこ抜く。カリ首の段差を指がコリコリとくぐり抜け、チンポのいちばん敏感な部分をすっぽ抜かれて驚く童貞チンポを『ごめんね♡』と慰めるように今度は竿の上下を往復、同じ動きを何度も何度も繰り返す。するとおもしろいぐらいに、イチモツがびっくんびくん跳ね回る。童貞の色素沈着の見られない真っピンクの亀頭など、集中的に狙いうちされる刺激に弱すぎる。チンポの先端にじんわりと熱が集まるようなもどかしさと体全体が強張るような快楽が互い違いに訪れて、男の足がぱたぱたと翼のはばたきのようにせわしなく開閉する。 「へぇ〜〜〜♡ マゾ男子くんのお射精ってそんなふうにあんよパタパタさせるんだ〜〜♡♡ おむつ替えてもらう時の赤ちゃんみたいだね〜〜♡♡」 「ふぐぅっ♡♡ ふぐぅ゛ぅ゛ーーッッ♡ う゛ぅ゛ぅっっ♡♡」 形成反転、一転攻勢。今しがたまで羞恥心を搾取していたはずの相手から煽り返され、驚嘆がうめき声を響かせた。男尊女卑に傾きかけていた天秤が一気に一花優位へと引き戻されつつあるのを感じた男は負けまいとなけなしの闘争心を奮い立たせて、いっそうブラの内側で吸啜音を鳴らす。柔軟剤や体臭、汗の匂いがまざりあった一花のおっぱいの残り香をよりいっそう吸い込むことで、一花を恥じらわせられると考えたからだ。 「ふふっ♡ あれあれ〜♡ どうしちゃったのかな〜♡ ぼくたん、ぱいぱいほちくて、さみちいさみちいなんでちゅか〜♡ ふふっ♡ お姉さん、ぼくたんと同い年だから、まだおっぱいでないんでちゅよ〜♡ 甘えたくなるくらいおっきなぱいぱいしてるから、ママと間違えちゃったんだよね〜♡♡」 しかしチンポを握られている男と、チンポを握っている女。この場の趨勢はどちらに傾注しつつあるかなど、火を見るよりも明らかであった。一花は男の思惑を逆手に取って言葉責めで返り討ちにしつつ、絶妙なタイミングで手首のスナップを利かせることで手コキのペースを早め、反論を企てる暇も与えない。とはいえ、全くダメージを受けていないわけではない。小さな声で『あまっ……♡ まじでミルクみたいっ……♡』だの、『乳でかすぎだろ…っ♡』だのが聞こえるたびに、瞳をぎゅぅ〜♡っとつむってそわそわした衝動に耐えている。それを顔面をブラで覆っている男に、悟らせないよう振る舞っているだけである。 だから、予想の範疇を超えた反応がくると内心マズかったりする。 「ねーぇ、そんなにお姉さんのブラ、好きぃ?♡」 「すきっ♡ すきっ……♡ 俺、これ、一生の宝物にするっ……♡ ぜったいするっっ……♡ すぅっ、ふぅぅぅ〜〜っっ……♡♡」 (えっ……♡♡ え〜〜〜っ………♡♡ わーっ、わーっ……♡ あげたつもりないんだけどなー………♡ でも、うぅん、今更だけど、なんかすっごい吸われちゃってるしぃ……♡ 返してもらえたとしても、クラスの男の子の唾液でべっとべとになったブラジャーでおっぱい包んで帰らなきゃなのかー……♡ っ……っていうか、このブラつけるたびに、今日のことぜったい思い出しちゃうよねー……♡♡ えーっ……♡ 恥ずかしすぎるでしょ……♡ うわ、どっちにしろ、二度とつけられないじゃんかー……♡ うぅ〜〜っ……♡♡) もし譲り渡してしまえば、これからは自分の与り知らぬところで射精のネタに使われてしまうのだろう。想像するだけで背筋を羽で擦られるようなくすぐったい面映ゆさに襲われる一方、言ってしまえばたかが下着ごときで一花に思いを募らせている姿を見ていると、なぜだか無理やり取り上げてしまうことが可哀想にさえ思えてきた。 「すき、すきっ……♡ 一花さんの、でっかくて、おもったるい乳っ……♡ くっっそ、すきっ……♡♡」 「っっ……♡♡ こらこら、女の子の胸になんてこと言うのかな〜っ♡ っていうか、結局一回も触ってないくせに〜♡ キミの隣にノーブラの女子が座ってるの、忘れてない?」 「っっ……♡ っ、ぁ、ぁっ♡♡」 「え〜うそ♡ キミがおっぱいちゅっちゅしたい〜♡ とか言ったんだよ〜? なのに、女の子から脱ぎたてブラ取り上げて、意地悪するなんてさいてー♡ あ〜ぁ♡ ちょっとくらいいい思いさせてあげようと思ったのにな〜♡」 「えっ♡ ぁっ……♡♡」 「もうしーらないっ♡ キミはずぅ〜っと私のブラといちゃいちゃしてればいいよーっだ♡ テキトーなお射精させちゃうんだから♡」 勢いの半分は純粋な意地悪欲。だがもう半分はブラジャーばかりに夢中になって蔑ろにされていたことへの怒り。先ほど同様子どもみたいにへそを曲げた面倒臭い女は、射精を促すためにその手つきを変えてゆく。竿をポンプに見立てて、井戸の奥深くから地下水を汲み上げるように、弱点を知悉しきった手コキがおもらしへと急き立てる。 「い、一花さんっ♡ ちょ、まっ♡ いち、一花さんっ♡」 「ん〜?なぁにぃ〜?やめないよ? もうイかせちゃうんだから♡」 「っ♡ ぁっ、そんなっ♡ そ、んなっ♡ 吸いたいっ……♡ い、一花さんの生乳デカパイ吸いたいのにっ……♡ 太ももだって、セクハラっ……♡ 手の跡つけるって、約束っ……♡♡」 「してませ〜ん、約束なんて♡ ふぅぅ〜〜っ…♡ すぅっ……ふぅぅぅぅ〜〜〜っっ……♡♡」 「そんなっ、そんなぁっ……♡ う、ぁっ……♡ い、一花さんっ、一花さんっ♡ お耳ふぅふぅすきっ……♡ やばっ、やばいっ、手コキうまっ……♡♡ も、イクっ……♡ イクっ、イクっ……♡♡」 「ふぅぅぅぅぅ〜〜〜〜っっっ♡♡ くすっ……♡ あーもうっ……♡ いくらなんでも早すぎだよー……?♡ 無理やりお射精させられちゃうって、興奮しちゃった?」 コクコク、と言葉なく頭が上下する。想像力をはたらかせるまでもなく、相当ゆるみきっただらしない顔をしているだろうに、頭をすっぽり覆うブラマスクのせいで表情が伺えない。それが一花唯一にして最大の不服である。初めて射精させる男の子の格好悪い負け顔を、どうしても拝みたいという気持ちを諦めきれない。“乳支え”の締め付けを失った長大なバストをべったりと寄りかからせながら、あたかも相思相愛の恋人が甘やかな駄々をこねる際のいじらしい声色を作って、彼に降伏を勧告する。 「ねぇ、それ、取ってよ……♡ 見つめ合いっこしながら、イこ……? ね、おっぱい押し付けるぐらいならしてあげるからさ……♡ ほら、むにゅむにゅむにゅぅ〜〜〜っ……♡♡」 「んぐぅ、んむっ、ぁっ……♡♡♡」 腕の凹凸に応じてあまりに従順に形を変えてゆくので、ひょっとしたらこの長大な乳の中身は液体で満たされているのではないかと男は本気で勘繰った。女という生き物の生まれ持った資質の正体は濃厚な液体状のミルクであり、これをきめ細やかな肌で包んで実らせたのが胸の膨らみの正体である。今の彼ならばそう言い聞かせても、衝撃の真理をやはりなと真面目に信じ込んでしまうことだろう。それぐらい、同級生女子から押し当てられる薄絹一枚越しの爆乳は童貞の生殖欲求を震撼させ、正常な思考を狂わせる劇物としてはたらくものだ。 「ふぅっ……♡ ふぐぅ、っ、ぅぅぅぅ〜〜〜ッッッ……♡♡」 「ん、ふふっ……♡ ねぇ、ね〜ぇってばぁ……♡」 激しく呼吸する鼻と口をブラジャーに塞がれており、呼吸困難に陥りかけている姿は側からみれば実に滑稽である。そもそもブラジャーの本懐は自前の筋肉では支えきれないほどの重みをたたえる胸部の形を整え、これを肩から吊って美しく見せるためにある。ようは乳を形良く包んで安定させるための骨組みであり、足場に他ならない。包まなければならない中身の質量が大きいほど、ガワにはそれ相応の強度が求められる。ブラに包まれた乳と生の乳の感触とでは雲泥の差が隔たっている。 顔面に押し付けて感じるブラジャーと、肩や腕にあたる生乳。悔しいかな、オスの原始的な生殖欲にマグニチュードを起こすのは、圧倒的に後者である。 「う〜り、うりうりぃ……♡ 女の子のおっぱいは、こんなにふわっふわなんだぞ〜……♡ これでも、ブラのほうがいいのかな〜……? そんな“おっぱいの抜け殻”なんかに、発情しないでさぁ〜……♡ マゾくんのだらしなぁ…いお顔見せてって……♡」 カリ首への攻撃を取りやめ、今度は竿の幹の部分に長めのストロークを与えながら囁いてやると、男の身体が一気にゆるんだ。普段のオナニーでよく知る、射精に直通できる刺激に油断したのだろう。おかげでだらしなく脱力している腕に手をかけた一花は、下着をあっさり取り返すことに成功した。その顔を覗き込み、にししっ♡と女は笑う。 「あ〜〜♡ぜったいマゾだ〜♡ 焦らされたり、意地悪されたりするのが大好きな人のお顔だ〜♡ いひっ♡ あっ、こーら♡ 目ぇそらしちゃだ〜め♡ 谷間覗き込んじゃだ〜め♡ お手コキやめちゃうよ? ぱっ♡って」 「や、やだっ……♡ やだ、やだぁっ……♡♡」 「へぇ〜〜♡ マゾくんでもイヤな意地悪ってあるんだね〜♡ 結局おっぱい吸わせてもらえないとか、太もも触らせてもらえない、とかそういうのはだってキミ、悔しいけどむしろそれがたまらないって反応するのにさぁ……♡ “お射精取り上げちゃおっかな〜♡” だけは、本気の駄々っ子してる♡ ……ふぅぅ〜〜〜ん♡ そっかそっか〜♡ そーなんだー……♡ じゃあ、私のブラ、勝手に奪い取っちゃった仕返しに、いっっちばんきもちいい瞬間にソレ、やっちゃおっかな〜〜♡♡」 「ッッ♡♡」 意地悪をほのめかせば、チンポが跳ね、いちいち大げさに瞳が揺れる。そんな反応がおもしろくって可笑しくって、手前勝手にぶブラジャーを嗅ぎまくった仕返しのマゾいじめに拍車がかかる。 「知ってる? “ルーインド”ってやつ♡ イク寸前にお手々ぱっ♡って離されるとね? どんなに我慢してても、いっぱい精液貯めてても、ちぃ…っともきもちよくなれないんだって♡ お射精前の男の子ってさ、おちんちんがずぅ〜っとじんわりむずむずしてるんでしょ? 射精すると、そのもどかしさが溶けるみたいになくなるんだよね? でも“ルーインド”はね、お射精してもむずむずがなくならないの♡ ただお金玉空っぽにするだけの、本当の無駄打ち♡ おちんちんがビチビチのたうちまわりながらイクんだって……♡♡ ねーねー♡ キミみたいなマゾくんが二度とワガママできなくなるようにぃ……♡ お仕置きの格付け射精でこてんぱんにしちゃっていーい?♡」 「う゛ぅ゛ぅぅぅっ……♡♡」 順手から逆手に持ち替わり、それまでと打って変わってチンポが乱暴に扱かれる。チューブの奥底に残っている歯磨き粉を搾り出すみたいな、力のこもった上下運動。許諾を求める体をなしてはいるものの、一花の心底楽しそうなにやけ顔と有効打を知り尽くした手付きからは敗北の証たる精液を必ず引きずり出してやるという強い意志を感じさせる。特にカリ首は、“ここは女の子の弱い場所をイジめる場所じゃなくって、キミみたいな男の子の弱点なんだよ♡”なんて諭されるがごとく、指輪っかがしつこく締め上げている。 一瞬でも気を抜けば精液を押し留めている栓が緩んでしまう、苛烈な責め。オスを嬲る生ぬるい手コキとは一線を画す、オスを追い詰めるための指遣い。一花の本気コキに崖っぷちで耐え忍びながら、男は負け癖じみた思い込みを膨らませた。自分の射精は最初から最後まで経験豊富な同級生女子の手によって弄ばれていたのだ、と。調子づいていた時なんかきっと、一花は内心で俺のことをくすくす笑って馬鹿にしていたにちがいないのだ、と。しかし悔しいかな、オスの沽券を害される被害妄想がむしろ勃起の硬度を高めてゆく。亀頭のエラがパンパンに張り、擦られて声が出る弱点部分の体積がなお肥大化する。いくらみっともない悲鳴を漏らさぬように唇を硬く結んでいても、股ぐらに鎮座するチンポは自身の性癖を偽れない。 「あはっ♡ おっきくなった〜♡ ほら、ほらほら……♡ もっと、あんよぱかーってひらこ? そのほうがおちんちんのお世話“してもらってる感”出るよ〜♡ そのまま腰むずむず揺らして、“いじめていじめて〜♡ いじわるだ〜いすきぃ〜……♡”って、さ♡ ……ぷっ、ふ、ふふっ♡ そーそ、上手上手♡ 強オスぶってふんぞりかえった時のあんよ開きより、ずーっときもちいいでしょ♡」 「きもちっ……♡ きもっ、ぢぃっ……♡♡ 一花さん、いち、一花っ……♡♡」 「あー♡呼び捨て〜♡ お射精近づいてきて気が大きくなっちゃったんだ〜♡ ふふっ♡ いーよいーよ♡ 誰にイかされちゃうのか、しっかりお名前呼びして噛みしめるんだぞ〜♡」 「い、一花っ……♡ 一花っ、一花ぁっ……♡♡」 「“イクとこ見てて〜♡” “ぼくのカッコいいお射精見て〜♡” ……くすっ♡ はいはい、見てる見てる♡ …っていうか、キミのほうこそ、私から目を逸らしちゃダメだからね♡ 普通の男の子は女の子の身体に興奮してお精子搾り出すんだろうけどさ……キミは私の顔と視線をオカズにお精子搾り出すんだよ♡ “イクとこ、じぃ〜っ♡って見てくる子の顔”、しっかり目に焼き付けるんだぞ〜……♡」 長い睫毛に大きな瞳、鼻梁の通った鼻筋とぷるぷるの唇。美しくあれかしと使命を与えられて生まれてきたような精巧な顔立ちには、雑誌やテレビには決して載せられない、男を手玉に取る愉悦を識った笑みに彩られている。目の前の男を人畜無害な雑魚オスだと決めつけ、実力行使に及ばれる可能性など微塵も危惧していない舐めてかかった女の貌(かお)。 やり返すなら絶好の機会。男がほんの少し首を傾ければ、口づけの味を知らない初物の唇に一番乗りできる。性欲まかせに手を伸ばすだけで、肩に挑発的にのしかかっている生乳同然のおもったるい爆乳を鷲掴みできる。なのに、身体を動かせない。一花の身体をまさぐるより、一花の身体をまさぐれないことのほうが興奮する――そんな負け犬しか到達できない結論を本能が弾き出してしまったせいである。 「楽しみだね、悔し射精♡」 心を読んだかのような耳打ちによって足の指先がピンと伸び、腿の内転筋が収縮する。前立腺が締め上げられて、金玉がにわかに沸き立つ。押し寄せる白濁の気配を予感してチンポを貫く尿道がぼこっ♡と膨らんだ。もう手元を確認しないでも、一花にはわかる。このチンポが今にも射精に及ばんとしていること。彼がマゾ性癖を拗らせているがために、志半ばな射精をこそ望んでいること。 男子の満足度が単位評価に直結するこの仕組みにおいて、マゾの相手はなんと容易いのだろう。“させられたくない射精をさせられたい”オスが相手ならば、お望みどおり女体には指一本触れさせずイかせるだけで文句なしの最良評価を受け取れる。無論、彼にマゾの素養を垣間見た瞬間の一花も、心の中では安堵のため息をこぼした。それがいざ今、“させられたくない射精”に至ろうとしているオスがあんまりもどかしそうに瞳を揺らしているものだから、気づけば考えるより先に打算的な思考をすべて置き去りにしたお情けを自ら申し出ていた。 「私がしてるみたいにさ、腰ぎゅーーっ……♡♡って抱き寄せてもいいんじゃない? せめて胸板でくらい、おっぱいの感触味わっとこーよ♡ 同級生の生乳堪能できる機会なんて、あんまりないんだからさ……♡ ね、だから、そんなに寂しそうな顔しないでってば♡ ……いっぱいくっついてイこ♡」 「あ、ぁっ♡ や、やらかっ……♡♡ い、一花っ、一花っ、一花っ……♡♡」 「んっ♡ あっはは♡ 力つよ〜♡ 甘えんぼじゃ〜ん♡ いーよ、特等席でお射精見せてもらうね?」 「み、ててっ……♡ みててっ、い、一花ぁっ……♡♡」 手の中でローションが弾ける水音もだんだんと激しさを増してゆくにつれ、男はまるで一花から射精を望まれ急かされている気分になっていった。これまでは独り身勝手にティッシュへ吐き捨てていた精液を異性に望まれて吐き出す、そのえもいわれぬ甘やかさがついに精液を押し留めている最後の一線を緩める。 「でっ、でるっ……♡ でるぅっ……♡♡」 「くすっ♡」 ――わざわざ教えてくれなくても知ってるってば♡ でもありがと♡ 言葉の代わりに、一花は誰にも奪われたことのない唇を突き出した。そしてグロスを塗らないでもぷるぷると瑞々しい潤いを見せびらかすように、彼の目と鼻の先、触れてしまわないぎりぎりで、むちゅっ♡っとリップ音を弾けさせる。キス顔から放たれた吐息が男のガサついた唇に触れた、その瞬間。 「にひっ♡イっちゃえ♡ ま〜ぞ♡」 尿道がぐぱっっ♡と開き、勢いよく精液が飛び出した。大きく股を広げてふんぞり返った状態で、まるでおしっこのように大量のザーメンがビュービューと放たれる。目を開いているはずなのに視界がチカチカと明滅しているような錯覚に襲われ、男はたまらず一花のほそっこいくびれを抱き寄せた。女の腰を掴みながらの射精である。手のひらから伝わる女体のやわらかさのせいでチンポの先に一花の子宮があると盛大な勘違いを起こした生殖本能が、今が一世一代の種付けの瞬間だとざわめきたってありったけの精液を迸らせる。 「びゅ〜〜……っ♡♡ びゅぅぅ〜〜っ……♡♡」 あくまでも男の身体は、高嶺に咲く花を無理やり手籠めにするための種付けのつもり。オスの本能は膣内射精を完遂して孕ませアクメにあえぐ女のとろけた表情を期待したことだろう。しかし、彼の目の前にあるのは、にまぁ…♡っと笑いかけながら、オスの全力の孕ませ射精を余裕綽々に応援する一花の顔。 「あはっ♡ かわいい〜〜……♡♡ びゅーびゅーきもちいいね〜♡♡」 女を征服し女に優越するための渾身の生殖行為が、女に笑われている。からかわれ、侮られている。精を放つことに全力を注いだ結果、無防備になった隙を突かれ、男はたまらず羞恥心に喘いだ。一時は規格外のブラジャーを奪い取り恥じらわせてやったという自負が、“そんな相手に最後はやり返された”とかえって此度の敗北の輪郭をより濃く強調した。彼にできることといえば、これまでの人生でもっとも気持ちいい射精と、そんな射精を自らにもたらした女の存在を頭の中で強く結びつけることのみである。次こそはこの乳を思う存分に揉みしだいてやるからな、太ももを撫で回してむちむちのお尻なんか引っ叩いてやるんだからな、と存分に負け惜しみを拗らせて。そうして悔しさを意識すればするほど、尿道の奥でわだかまった精液がびゅるびゅるっ♡っと溢れて出てくるので、男はいかにこの射精が恥ずべきものなのかを打ち止めになるその時まで強く強く意識し続けた。 《続く》