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最近のイラスト制作手順

こんにちは、べねぼれです。


今回は、最近やっているイラスト制作の手順を紹介します!

実際にイラストをどうやって描いているのかを紹介したい!という目的と同時に、手順を一度明文化してみることで改善できるかもしれない...という2つ目の目的もあります。


紹介する手順は、「いつまでも」を作った際のものとなります。


JKリフレ」あたりから思っているよりも適当にイラストを描いてもいいことに気づいたので、効率化のために色々と手順を省略しています。

特に線画工程は同じことを下書きと線画で二回書かなければならないところがあり、面白さが少なく面倒な作業だと思っていたので、これを機に省略して厚塗り風に描くようになりました。


アニメ塗り自体は大好きなので、下書きを飛ばして線画を書けるようになるか、線画をもう少し効率良く描く手法を見つけたらアニメ塗りのような手順に戻すかもしれませんが...


目次

1. コンセプト決め

2. 資料探し

3. 3Dモデルでの構図決め

4. ラフ・色ラフ

Tips: よく使うレイヤーの種類(for ClipStudio)

5. 清書用にレイヤー整理

6. 厚塗り風に色ラフを整える

7. 最終調整・加工

1. コンセプト決め

まず初めに描きたいコンセプト(シチュエーションとかモチーフとか)を決めます。


具体的には、日常生活で思いついたネタをメモしているところから選んだり、pixivでイラストを漁ってみたり、描く前にたまたま閃いたアイディアから決めたりしています。

とは言っても、大抵の場合最後の決め方が多い気がします...


今回であれば、「ゴスロリドレス+百合+ピアノ連弾」をコンセプトにしました。


資料探しもこの段階から行うこともあります。


メモ例:

病めるときも健やかなるときも」:ウェディングメイド

二人だけの世界」:深めの霧 + 通学路


2. 資料探し


コンセプトを決めた後は、1.で決めたコンセプトに近いイラストやモチーフの資料を探し、pureref上にまとめます。

枚数は大体10枚から30枚程度集めます(全体イメージに5枚~、モチーフ一つに付き3枚~程度)。


他の人の絵柄を真似して描いてみるときはその人の特に好きなイラストを5枚~程度集めることもあります。


使うサイトは主にpixivとpinterest、Google画像検索等です。

特にpixivでは、コンセプト中の単語やその組み合わせで色々検索を掛けてみて理想に近いイラストを探したりします。


ここで、既に同じコンセプトで描かれたものがあってそれを見るだけで満足できる場合は、コンセプトを破棄して1.に戻ることもあります。

が、ほとんどの場合思っているコンセプト通りのイラストは見つからないので、参考資料にとどめて3.に進むことが多いです。


3. 3Dモデルでの構図決め


次は、最近使い始めたDesignDollという3Dソフトを利用して構図を決めます。

DesignDollは、アニメ調のモデルが用意されており、競合となるクリスタの3D モデル等よりも直感的に操作できるソフトです。

私は使い勝手が良かったので有料版ライセンスを購入しましたが、ポーズデータの保存以外の基本的な機能は無料でも使うことができるのでおすすめです!


自分は脳内で3次元物体を回転させるのが苦手なので、このソフトにはとても助けられています。

特に強い俯瞰や煽り視点のイラストは、今のところ脳内に描ける気がしないので3Dソフト様々です。


アングルの問題以外にも、DesignDollでは構図法(三角形構図・黄金比)などのガイドラインを表示できるのも助かっています。

オブジェクトの配置やカメラ位置をガイドに沿うように修正するだけで、ある程度まで魅力的な構図になります。(とても便利...!)


最近はDesignDollに慣れてきて、複雑な物体を作れないところに少し物足りなさを感じてきたので、Blender等のもう少しちゃんとしたモデリングソフトを触りたいところです。

機能が制限されているところがDesign doll自体の使いやすさに寄与しているとは思うのですが、やはり読み込める3Dオブジェクトの頂点数の上限が非常に少ないのは不満点ではあります。(外部で配布されているオブジェクトファイルを読み込めない...!)


4. ラフ・色ラフ


いつもFANBOXで公開している色ラフの制作です。


3.で作成した3D構図に従って描きつつ、服や髪の毛・目などを描いていきます。

3Dモデル特有の間接周りやパーツごとの太さの不自然さはこの段階で知識や資料を元に修正します。

パーツごとの太さは3Dソフトでも修正できるのですが、設定が少し面倒なのでここで修正しています。


ある程度ラフの線画ができたら、固有色を塗っていきます。

配色に関する知識不足から今のところは適当に色をおいた後、エフェクトや色調補正で配色をいじっています。

後々は直に色を置けるようになりたいところ...。


髪の毛や服などは色で塗ることが多いので、この段階では上から順に


  前景・髪の毛・服・体の線・肌・背景線・背景色


のようなレイヤー構造になることが多いです。


最後にエフェクトで配色や全体の雰囲気を調整します。

エフェクトは各レイヤーにクリッピングしたり、クリッピングせずに一番上に置いて全体にかけるような2つの場合があります。


色ラフ完成時点で、最終完成イラストの雰囲気を具体的に決める勢いで加工していっています。


Tips: よく使うレイヤーの種類(for ClipStudio)

通常:

  前景などにモチーフを配置したり、アクセサリーなどを追加したりします


乗算:

  全体の影の調整に使います。

  影色は全体として青みがかった色を使うことが多いですが、肌だけは青色を入れると濁るためオレンジ~赤~紫あたりの色相に留めることが多いです。

  彩度なしの灰色を乗算で使うことも汚くなりがちなので殆どありません。

  人物などの全体を逆光に落とす場合も乗算レイヤーを用いることが多いです。


焼き込み(リニア):

  乗算との選択です。

  こちらのほうがコントラストが強くなるので乗算では物足りない場合に使う場合もあります。


スクリーン:

  空気遠近表現や部分的に明度を上げたりする場合に用います。

  特に、人物の後ろにエアブラシ系で灰色(青やピンクの彩度を少し入れることも)を置いて、人物を背景を分離したりすることが多いです。

  背景だけでなく人物内の遠近(胴体と後ろに回った腕など)にも灰色スクリーンを置いて分離することもあります。


オーバーレイ:

  色味を足すときに使ったり、彩度高めのエモい光源として使ったりします。

  最近は全体を紫色で乗算で暗くして、光の当たる場所をオレンジ色のオーバーレイで明るくするといい感じの色合いになることに気づきました。

  新海誠先生が用いている上にピンク、下に青色の光などの表現の最終エフェクトにもこのレイヤーを用いています。


覆い焼き(発光):

  明るく白飛びするくらいの光源に用いています。

  使うようになったのはwlop先生が使っているのをメイキング動画で見かけたためです。

  加算(発光)だと、彩度方向のコントラストがなく素人っぽく見えてしまうように感じるので、元々置いてある色の彩度に影響して光るこちらのレイヤーを使うようになりました。

  私がイラストによく飛ばしている白いオーブもこのレイヤーで描いています。

  難点は光りすぎること。透明度を下げたりエアブラシで薄くかけたりする必要があります。


色相・カラー:

  部分的に色を変更したいときに時々使います。

  色相レイヤーはトーンを変更しないので色を試して見るときに、カラーレイヤーは色相以外も変更するのでより思い切った色変更やアクセントカラーを試して見るときに、使います。

5. 清書用にレイヤー整理

清書用に色ラフのレイヤー構造を整理します。

最近は線画を書かず色ラフをきれいにしていく作業に変更したので、代わりにこの工程が入りました。


色ラフではエフェクトを用いて色を整えているので、それを考慮してレイヤーを整理する必要があります。

今のところこの工程は一つに定まっておらず、


エフェクト・前景統合・人エフェクト・人(パーツごとに統合)・背景エフェクト・背景統合



エフェクト・前景統合・人(パーツごとにエフェクトを統合)・背景(エフェクトも統合)


の2つの構造を気分で選ぶことが多いです。

個人的には前者のほうが効率は良さそうに感じていますが、エフェクトを無造作に掛けることが多いので後の修正が大変となります。

後者の場合でも、全体的な影や頬の赤みなど完全に分離できるエフェクトは分離することがあります。


6. 厚塗り風に色ラフを整える

資料を元に整理したレイヤーごとにイラストを整えていきます。


全体的な背景・全体的な人・背景詳細・人詳細の順に整えることが多いです。

エフェクトがかかっていると細部が見えづらくなったりするので、適宜非表示にしながら整えていきます。


線画の工程はないのですが、縁取りとしての線画はこの工程の中で行います。

大抵の場合、今塗っている場所付近の線は、今塗っている色から明度を大きく落として彩度を高めた色で描くことが多いです(彩度を高めるのは透明感が出るように感じるから?)。


特に肌の縁取りは血色をよく見せるために、赤みを強く帯びた色で引くことが多いです。

また、光があたっているところの縁取りは白で行うこともあります。

7. 最終調整・加工

完成したイラストを見て最終的な調整を行います。


コントラストが足りない場合はまずはトーンカーブをいじってみて、上手くいかなければ全体的な影に乗算をかけて無理やり見せ場を作ってみたりします。

それでも上手くいかなければ前景を足してみたりしますが、どうしても無理なら諦めたりもします。


前まではグラデーションマップで色調を整えていた(統一していた)のですが、グラデーションマップを使うとイラストの情報量が落ちるように感じるようになったので最近は用いていません。

色ラフ時点で各モチーフや背景(特に空の色など)にかけることはあります。


最後にiphoneでイラストを確認してみて計画していた雰囲気が上手く出ていれば完成です!

確認はSocial dogというTwitterクライアントの予約投稿を経由して行うことが多いです。



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